工房 えらむ

木の器と手織の工房

13日

新しい生命

工房の片隅に大きな松の木があったのですが、数年前に松くい虫で完全に枯れてしまい、やむなく伐採しました。
根元から三つに分かれた巨木で、いつか余裕ができたらツリーハウスでも作ってみようと思っていたほど、太く丈夫な松の木でした。ぽろぽろと沢山の松ぼっくりを落とし始めたかと思うと、枯れることなんて、まったく想像もしなかった生命力に溢れた、大きな木だったのに、周辺の松の木とともにあっけなく枯れてしまいました。
巨木故、チェーンソーで伐採するのも恐怖感さえ覚えました。
そんな松の木の切株を見ると、新たな生命が宿っていました。朽ちかけ割れた切り株の間に、雑木の種子が入り込んで芽吹いています。
どこまで成長するかわかりませんが、枯れた松の木をエネルギーの源にして、また新しい森の一部が再生されていく姿に感動しました。
梅雨の水分をしっかり含んだ土地に、強い夏の日差しを受けとめて、わずか100坪ほどの工房の雑木林で繰り広げられる、自然の営みに興味はつきません。

DSC08232