工房 えらむ

木の器と手織の工房

17日

工房で拾ったもの

秋になって、工房の小さな林にもいろいろな木の実が落ちています。
少し歩くと、すぐ集まります。
シバ栗の実、コナラ、クヌギのどんぐり。
かつて、工房の敷地は水田であったそうな。
水田だった土地は、20年以上も放置され、いつの間にか、飛んできた種や、鳥が運んできた実が芽生えて成長し、小さな林をつくったようです。
工房の土地を探していた時、今の物件を不動産屋さんと見に来ましたが、背の高い笹と雑木に覆われて、敷地に踏み込む事も困難で、土地の輪郭も判らないほどの荒地でした。そして、県道沿いの土地ではあるけれど、進入路がない、水道がない。
それでも何か魅かれるものがあって、購入を決めました。半年ぐらいかけて笹を借り、藪を開いて、出てきたのが今の工房の雑木林。工房の敷地を買ったことより、大きな木のある、ささやかな林を手に入れたことが、とても嬉しく感じました。
そして今、季節の移ろいを静かに感じながら、製作できる環境があることをうれしく思います。

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