工房 えらむ

木の器と手織の工房

08日

2019年の栗の花の季節

工房は、2019年の栗の花の季節を迎えました。
およそコナラとシバグリの小さな雑木林に囲まれた工房は今、シバグリの花の真っ盛りです。
細く垂れ下がった白い花から放たれる、強い栗の花の匂いに工房は包まれています。以前は、決して良いとは言えないこの花の匂いがきつくて、けっこう気になりましたが、この工房で長く暮らしているとほとんど気にならなくなってしまいました。
むしろ、6月の梅雨の季節を連想させる、季節の風物詩のような香りで、このころは、近くの水田から田植え機の音が聞こえてきて、この香りが心地よい初夏の気分を味わせてくれます。
工房の木工仕事で使う木の6~7割りが栗の木で、工房をとりまく栗の木に囲まれて仕事をしていると、私が思い描いていた、自然と寄り添って生きる暮らしって、ささやかながらこんな感じでいいんじゃないかと、この風景にいつまでも見入ってしまう日々です。