オーダーのスプーンを作る

お客様よりご注文をいただいて、木のスプーンを作らせていただきました。
お客様が、海外で購入されて、とても気に入られて、ご愛用されている、少し大きめの1本の木のスプーンをご持参されました。
少し傷んできたことと、ご家族の分も欲しいと、日本のいろいろなところで探されたそうですが、なかなか同じようなものが見つからないとのことで、私の工房にご相談にお出でになられました。
完成品の写真では、判りづらいですが、すくう部分も少し大きめで、柄の部分も長めです。日本国内で販売されている木のスプーンサイズには、あまりないサイズです。
できるだけ同じ形状のもので、使用されるご家族に合わせて柄の長さを、合わせて作って欲しいとのご要望でした。
オリジナルのスプーンとは、木の素材や塗装は異なりますが、ご了解いただいて、山桜の木を使って、拭き漆塗りにて作らせていただきました。

木のスプーン

 

工房をつつくもの

最近、工房で仕事をしていると、特定の場所からビリビリビリとか、ブルブルブルと言った振動音が聞こえてきます。
いつも工房の屋根で暴れまわっているカラスの音とは、ちょっと違う様子。
なかなかその音の正体をつかめなかったのですが、やっとその正体を写真に収めることができました。
音の正体は、キツツキの仲間コゲラが、工房のガラス窓の仕切りの柱をつついていたのでした。コゲラは、混群と言って、シジュウカラやヒガラなどと一緒に群れで行動していて、時々その群れと一緒に工房の小さな林にやって来て、朽ちた木などをつつく音が聞こえるのですが、単独で、工房の柱をつつくコゲラに出会ったのは初めてです。
工房の建物自体、廃材で出来ているので、柱の中に虫などがいるのかもしれませんが、それにしても、あまり餌など得られそうにない、柱を度々につついている変な奴がいるものだと思います。
工房のある場所は、森林でもない、水田の一角の雑木の生えたところと言ったところですが、こんなところにも、いろいろな野鳥がやって来て、楽しませてくれます。
最近、どうもぐうたら仕事をしている工房の主を、からかっているのかもしれませんね。

ワンプレート用深皿を彫る

栃の木で、直径28センチの深皿を彫りました。
最近は、大きめのお皿にいろいろな料理を盛りつけていただくための、ワンプレート用のお皿の需要が多くなりました。
今回製作したのは、直径28センチ、深さ3センチの少し広めで、深いワンプレートなので、いろいろな種類の料理を余裕を持って、自由に盛りつけて楽しむことができます。
同じ器を複数作る時は、一応型紙に添って作るのですが、彫るのは、かなり大雑把な彫り方なので、みんな微妙に不揃い。
なので、シンメトリックな緊張感のある器とは程遠く、ふわりとした雰囲気の、どちらかと言えば家庭料理の似合う器と言ったところです。
これから拭き漆塗りで仕上げます。
栃の木のおもしろい杢目も浮かび上がって、少し彩を添えてくれそうです。

木の器木の器

栗の丸盆

ご注文をいただいて、栗の木で30センチの丸盆を彫りました。
最近は、長方形のトレイや折敷のようなお盆を彫ることが多かったので、丸いお盆は久しぶりで、自分では何となく新鮮な感じがします。
厚さは2センチで、杢目も栗の木としては繊細でオイル仕上げなので、軽やかな印象のお盆になりました。
木工ろくろは使用せず、手彫りで作っているので、どこかゆるい丸盆の少し力の抜けた感じになりましたが、気に入っていただけると嬉しいのですが。

栗の木のお盆

2021年6月の工房定期Open日

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーを定期Openすることとしておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言が、兵庫県に発令されたことを受けまして、しばらくお休みをいただいておりました。
まだ、緊急事態宣言期間中ではありますが、感染者数の減少に伴い、各種施設やイベントも再開されている状況があることから、2021年6月より工房定期Openを再開したいと思います。
2021年6月の工房Openは、6月19日(土)、20日(日)、21日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
日頃製作しています木の器等の作品、織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
趣味の古道具販売は、少々マニアックな古民具などが増えています。特に古布、竹かご類が増えています。
工房Openの休止期間中に工房の外壁補強工事を行い、工房は黒い焼杉板により、黒く引き締まった外観となりました。
室内は変わっていませんが、すこし雰囲気の変わった初夏の工房へ、お気軽にお立ち寄りください。

香港のセレクトショップでのお取扱い

この度ご縁をいただいて、香港にある人気セレクトショップ「A beautiful Store」さんで、工房えらむの木の器を販売していただけることになりました。
オーナーさんが世界中からセレクトした、雑貨やファッションアイテムを、おしゃれな空間に美しくディスプレイされた素敵なお店です。
ネット上では、香港に新しく出来た、お洒落な人気のお店として、地元の方や在住の日本人の方などが、良い評判を紹介されています。
初めての海外での販売という事で、お店の方に丁寧に教えていただき、また、すでに海外との取引のある同じ市内の親しい木工家さんに教えてもらったりしながらなんとか、無事お取り扱いが完了しました。
それにしてもEMSの荷物の書類作成、通関用書類、インボイス、代金の取扱いなど、慣れない英語書類の作成に苦労しました。

A beautiful Store
3/f, 194 prince edward road west,HK
Wed-fri 14:00-20:00/sat & sun 12:00-19:00

 

2021年初夏の収穫

梅雨の晴れ間とは言え、初夏を感じる気温の上昇に、体がなかなか慣れない日々。
今日は、工房の隣の畑でジャガイモの収穫。
今年は、メークインだけですが、収穫はまずますで、かたちのいいイモが収穫できました。
これから、徐々に夏野菜の季節を迎えます。今年はどんな恵みをもたらしてくれるか楽しみです。
工房の敷地に植えた桑の木が、今年はたくさん実をつけました。昨年は、小さな実が多く収穫量が少なかっただけに、今年は思いがけず、沢山の収穫ができそうです。
桑の実は、独特のコクのあるうま味のある実で、夏にはぴったりのジャムや飲み物にすることができます。
自分で食べる野菜や木の実を自分で収穫、ささやかながら自然を味わうことの喜びを感じます。

 

hatsutokiの日傘のハンドルを製作

この度ご縁をいただいて、兵庫県西脇市の播州織のファッションブランド「hatsutoki(ハツトキ)」さんの、自社ブランドのテキスタイルを使った、オリジナル日傘のセミオーダー用ハンドル(傘の柄)を作らせていただきました。
「hatsutoki」さんは、NHKのEテレ「趣味どきっ!暮らしにいかす日本の布」で特集される、全国的に人気のファッションブランドです。自然をモチーフにした優しい色づかいやデザインのテキスタイルを使った日傘に、私が気ままに削りだした、いろいろな木のハンドルが、とてもしっくり馴染んで、自由に組み合わせて自分だけの素敵な日傘が作れます。
これから日差しの厳しい季節になります。この機会に一点もののマイ日傘をお供にされてはいかがでしょうか。

hatsutoki 傘のハンドルセミオーダーのホームページ