工房 えらむ

木の器と手織の工房

作品づくり

テーブルウェアフェスティバル2018での作品展示

2月4日から東京ドームで開催されるテーブルウェアフェスティバル2018で、昨年のテーブルウェアフェスティバル2017で開催された器のコンクールで大賞を受賞(芦田俊一氏との共同制作)しましたことから、同展のテーブルコーディネート部門のコンクールの大賞受賞者 松下葉子さんとのコラボレーション展示の機会をいただけることになりました。

コラボレーション展示にあたり、昨年、テーブルコーディネーターの方と私の工房に来ていただいて直接打ち合わせをしたり、電話やメールで何度も打ち合わせを行いました。
コーディネーターの方の求めに応じて、工房えらむより器・什器・織物などを制作準備したのですが、最終的にどのようにセッティングされるのか私もイメージスケッチしか見ていませんので、楽しみにしています。
私は、2月3日に会場入りして、会場設営と展示を行い、翌日の4日のオープニングに際しての内覧会に立ち会い9時~15時ごろまで会場に滞在の予定です。
機会がございましたらご高覧ください。

テーブルウェアフェスティバル2018 ホームページ

 

 

木の葉のお皿をつくる

タモの木の端材に面白いものがあったので、木の葉のお皿をつくりました。
板の端にある、節のような部分が抜け落ちているのですが、全体にタモの木特有の美しい杢目がある板です。
節穴を除いて制作することもできるのですが、美しい杢目と全体の雰囲気を考えると、この雰囲気を有効に使ったお皿を作りたいと考えて、木の葉型のお皿にしました。
抜け落ちた節の部分は、虫食いのようなものとして表現してみると意外とリアルな、葉っぱになりました。
節周辺のもろい部分を固め、タモの美しい杢目を生かすため、拭き漆塗りで仕上げます。
あなたならこの木どう使う?と問われているような、木との一期一会の器作りも楽しいものです。


 

 

 

 

 

 

仕事始めは木の抹茶茶碗づくり

今年の仕事始めは、木の抹茶茶碗づくりからスタートしました。
昨年末に、木の抹茶茶碗を作ってほしいというご依頼をいただいて、1月2日の午後から工房入りして、準備作業に入りました。
これまで木の抹茶茶碗は、いくつか作って納品させていただいたことはあるのですが、いずれも私の創作オリジナルで作ったものでしたが、今回は、種類や細かい仕様のご希望があり、かなり緊張する作品づくりになります。いつも仕事中に聞いているFMラジオの放送も封印して、茶碗づくりに集中することにしました。
制作には轆轤は使わず、10センチ前後の栗の厚板を手彫りし、陶芸で言うところの手びねり感覚で制作します。
なかなか思った形にならず、すでに作り直したり、うまく漆塗りで表情を仕上げることができるかなど、お客様に納得いただけるものをお届けできるよう、まだまだこれからが正念場です。
新年最初の仕事がお茶碗づくりということで、とてもありがたい仕事をさせていただいたことに感謝の気持ちです。

木の抹茶茶碗

木の抹茶茶碗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皿鉢料理のお皿をつくる

料理を仕事にされておられる方から。皿鉢(さわち)料理のお皿を作ってほしいと依頼をいただいて、彫り上げました。
皿鉢
料理といえば、大皿に盛付ける高知の皿鉢料理が有名ですが、大皿に旬の食材を美しく盛り込む料理を皿鉢料理とも言えるそうです。
かなり以前から木の大皿を作ってほしいと言われていたのですが、納期を決めていただかなかったことに甘えて、なかなか着手できなかったのですが、年末になってやっと彫り上げました。
最近頻繁に彫っている豆皿とは対極にある、縦56×横44×厚さ3.8センチのケヤキの大皿です。皿鉢料理のお皿と言えば、まん丸い陶器製の大皿が多いのですが、ご依頼者のこだわりのだ円の大皿。陶器のお皿でこのサイズになると、重くて扱いも収納も大変ですが、木製になるとその点はだいぶ楽になるようです。
久しぶりの大きなお皿づくりは、全身で体当たりする感じで面白い。私もこだわってちょっとドラマチックな印象のケヤキの杢の部分を選んで作りました。
皿いっぱいに盛られた料理が少なくなるにつれて、ドラマチックな杢模様が現れて、自然の木の豊かさとともに料理を味わっていただけると嬉しいなと思います。
これから漆塗り、できればお正月に間に合わせたかったのですが、間に合いそうにありません。申し訳ありません。

皿鉢料理 木の皿

 

 

 

 

 

 

 

お餅つき用しゃもじのオーダー

以前にお餅を販売されておられるお店から、餅つきで使う大きなしゃもじのオーダーをいただいたのですが、再度注文の電話をいただきました。
納品した桜の木で作った大きなしゃもじを、杵餅つきでご愛用いただいていたそうですが、不注意で欠けてしまったので、再度作ってほしいとのご依頼。
12月も後半、お正月も間近にせまり、お餅屋さんにとって大忙しの時期を迎えてのご注文ということで、こちらもほかのオーダーを少し置いといて、大至急で制作にとりかかりました。今回は少し柄を長くしてとの注文もお聞きして。
昨日出来上がったしゃもじを、早速お届けにお店まで行って来ました。
お店のご主人は、とても喜んでくださいました。
お店は、こだわりの杵つき餅。木の臼にケヤキの杵。杵は機械で打ち下ろすのですが、最初は、臼の中の蒸した熱いもち米を、まとめるのに大きなしゃもじが必要なのだそうです。
高校生が冬休みに入るとアルバイトに来てくれて、年末まで餅つきはフル稼働になるのだとか。
代金と一緒にお店のお餅を2袋お土産にいただいて、時節柄、ちょっとお役に立てたかなと楽しい気分で帰路につきました。


 

 

 

 

 

 

飾り台をつくる

工房の片隅に永く眠っていた材におもしろいものがあったので、飾り台をいくつか作りました。
写真のものは、そのうちの一つで、材の樹種がはっきりしないのですが、米ヒノキのような木で、 芯のまわりの朽ち方に味があって、全体としては緻密できれいな杢目がでているところがおもしろくて、シンプルな飾り台を作りました。
その他にもいくつか、少しワイルドなケヤキやクスノキとの一期一会を楽しみながら、飾り台を作りました。
いずれも神戸市東灘区にある工芸店 ギャラリー住吉倶楽部さんで販売いただいております。
機会がございましたら、お訪ねください。

ギャラリー住吉倶楽部
兵庫県神戸市東灘区住吉本町1-5-1-103
OPEN   11:00〜19:00 水曜定休日

木の飾り台

 

 

 

 

 

 

 

カフェトレイの出来上がりと塗装

先日、幼馴染が工房を訪ねてくれて、 来年の年明けに予定している中学校の同窓会にお出でいただく先生方への記念品を作ってほしいとの依頼を受けて作っていた、カフェトレイが出来上がりました。
栗の柾目の木を彫って作りました。
ひとりサイズにすると少し大きめかなと思いますが、お盆など多用途に使えるものとして、少し大きめに作りました。
塗装については、オイル仕上げとしますが、最近気に入って使っているのが、ウレタン含有の植物性オイル。キャピタルペイント株式会社の NA-6オリオ2と言う食品衛生法適合塗料を塗布する予定です。
塗布してもほとんど塗膜をつくらないので、オイル仕上げのみの場合とほとんど変わらない自然な仕上がりで、ウレタン成分が浸透しているので、栗の木などにできやすい輪染みや、食品の染みなどが付きにくく、匂いもうつらないのでトレイなどには最適です。
洗浄やメンテナンスもし易く、経年で使用すると、オイル仕上げのみと同様に、木の色の変化も楽しむことが出来ます。

栗の木のカフェトレイ

 

 

 

 

 

 

記念品のカフェトレイをつくる

11月の工房Open日に際しましては、県外のお客様をはじめ、沢山の方に工房へ足を運んでいただきまして、大変ありがとうございました。
その中で、思いがけず幼馴染が工房を訪ねてくれました。
来年の年明けに予定している中学校の同窓会の幹事をしていて、お出でいただく先生方への記念品を作ってほしいとの依頼。
私が同窓会の出欠はがきに、近況として、脱サラして木の器づくりを仕事にしていることを書いたことを見て、幹事会で相談して依頼に来てくれました。
遠方から来られる先生も多いので、あまりかさばらないものがいいとのことで、相談の結果、栗の木でカフェトレイをつくることにしました。
もう残すところ1ケ月少々、さっそく作業にかかりました。
工房の窓から見る木々も色づいて、秋から冬への移ろいを感じます。
もうかなりのご年配になられた先生方に、ゆったりとお茶のひと時を楽しんでいただけると嬉しいなと思います。
大変ありがたい依頼に感謝です。

木のカフェトレイ木のカフェトレイ

 

 

 

 

 

 

 

 

入れ子の角鉢をつくる

栗の木を彫って入れ子の角鉢をつくりました。
厚さ3.5センチ、4.5センチ、5.5センチの角鉢3個がすっぽりと収まる入れ子鉢です。
入れ子にすると収納がかさばらず、漆塗りにしますので、用途に応じていろいろな場面で使えるので便利です。
丸い入れ子の器は比較的あるので、手で彫ることをメインにしているので、角鉢にしましたが、1セット作るのに3個彫らなければならないので、なかなか時間がかかります。
拭き漆塗りで仕上げ、阪急百貨店うめだ本店 10階 SOUQ暮らしのアトリエにて販売中です。
写真は、木地の状態のもので、漆塗り前のものです。

入れ子の木の角鉢

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐい吞みをつくる

年末やお正月がが近づくと、よく制作させていただくのがぐい吞み。
栗やけやきの木を手で彫って作ります。
厚みと口径を決めたらほとんどフリーハンド彫っていきます。
フリーハンドと言うのは、制約がなくて気軽に彫れそうなのですが、一発勝負みたいなところがあって、なかなか思いを反映できなくて難しいところがあります。
うまく出来ないこともあれば、思いがけずいい感じになることもあり、そこがフリーハンドの面白さかもしれません。
現状は、納期の関係上すでに予定数のぐい吞みは彫り上げて、漆塗り作業中のものから、すでに納品して販売中のものもあります。
納品済みのものは、阪急百貨店うめだ本店 10階 SOUQ暮らしのアトリエにて販売中です。
木のぐい吞みで、年末年始のひと時を、楽しんでいただければ嬉しいなと思います。

木のぐい吞み