工房 えらむ

木の器と手織の工房

作品づくり

エンディングノート入れの文箱を彫る

ご依頼をいただいて、エンディングノートを入れる文箱を彫りました。
エンディングノートは、終末期や死後に、家族が様々な判断や手続きを進める際に必要な情報を書き残すためのノートですが、その保管のための文箱の制作です。
A4
サイズのノートや書類がゆったり入る箱を、と言うご要望以外に特に難しいご注文はありませんでしたので、その方のイメージから作らせてもらうことにしました。
その方の人生を大木になぞらえて、栗の木の厚板を刳り抜いて作ることにしました。
選んだ栗の木は、緻密な年輪の木なので、ご本人が亡くなられて、ご家族がそっとその文箱を開けるとき、その方の歩まれた永い人生や、実直なお人柄が偲ばれる文箱になればと言う思いで彫り上げました。
しっかり杢目の感じられる拭き漆塗りにて仕上げます。

エンディングノート入れの箱エンディングノート入れの箱

 

 

 

 

 

 

 

豆鉢を彫る

ご依頼をいただいて、小さな豆鉢を彫りました。
栗の木で、直径6.5センチ、厚さ3センチの小さなものです。
手で彫るので、ひとつずつ微妙に形の違う、陶芸で言う手びねり感覚の器です。
日頃作っている豆皿の口径が10センチほどなので、器としては、かなり小さく感じます。
木製のものは、このくらいの小ささになると意外と少ないようです。
漆を塗って仕上げますので、どのような料理にでも対応できるようになります。
木製のごく小さな器ですが、テーブルコーディネートの中で、脇役として汎用性の高い器になってくれればと思います。

木の豆鉢

 

 

 

 

 

 

 

栗と栃の木でお椀を彫る

栗と栃の木でお椀を彫っています。
お椀と言えば、端正な丸いお椀を木工ろくろを使って、作るのが一般的ですが、私は手で彫って作っています。
時間をかけて手で彫って作ることに、どれほどの意義があるのかとも思いますが、手で彫って出来上がる端正ではない丸いお椀の個性が面白いかなと思っています。
高度なろくろ技術で、使いやすいお椀の飲み口や外側の絶妙なカーブを考えて量産されるお椀は、安定感のある素晴らしいものだと思います。
その点、私のものは、陶芸で言うところの手びねりに近い作り方ですので、ひとつずつが微妙に違っています。
なので、持った感じや、飲み口の感じもそれぞれ異なりますし、それも持った位置によって、また違ってくると言うことになります。
私が考えて、使いやすいようにと思って作ったお椀の個性が、使い手の方にうまくマッチングして、しっくりとなじむマイ椀として使っていただけるようになればと思います。
これから漆塗りで仕上げます。

手彫りのお椀

 

 

 

 

 

 

茶庵 瀧屋さんを訪ねてきました。

先日、開業にあたり、お店で使用される木製食器やカトラリーの一部を作らせていただいた、兵庫県芦屋市の日本茶の専門店「茶庵 瀧屋」さんを訪ねてきました。
今年、5月8日にグランドオープンされて、またお訪ねくださいと案内をいただいていたのですが、なかなか訪問の機会がなく、やっと先日訪ねてきました。
JR芦屋駅から北東へ宮川沿いを約10分のところにお店はあります。
宮川の川面に面した落ち着いた佇まいのお店です。店内は、和洋折衷の落ち着いた作りに、大変居心地の良いインテリアでまとめられています。
カウンターも広くとられ、日本茶を楽しむバーのような雰囲気もあります。
お茶は、生産農家さんから直接買い付けされた厳選の日本茶を、最良の入れ方で、入れていただけます。茶器も全国から日本茶にふさわしいものを選ばれて、器とともに味わうことができます。
かき氷やわらび餅などのお茶請けや卵掛けごはんやお蕎麦などの軽食も楽しめます。
私は、煎茶と国産の本わらび粉のみで作られたわらび餅をいただきましたが、これまで経験したことのない、上質の味わいを楽しませていただきました。
機会がございましたらぜひお訪ねください。

「茶庵 瀧屋」ホームページ

 

 

 

 

日本茶専門店 茶庵瀧家さんの開業にあたって

この度、ご縁をいただいて兵庫県芦屋市に2018年5月8日にオープンされる「日本茶専門店 茶庵瀧家」さんの木製食器やカトラリーの一部を、開業にあたり制作させていただきました。
茶庵瀧家さんは、日本茶専門のカフェとして、日本各地の茶園から厳選された上質のお茶を集められ、美味しいお茶とお茶請けを、落ち着いた空間でおもてなしをご提供すると言うコンセプトで、この度開業されます。
お店で使用される木の器やカトラリーの一部を作らせていただくと言う、大きな仕事をいただき、大変緊張しました。
私の工房にも足を運んでいただいて打ち合わせをした後も、何度も細かなすり合わせを行いながら、納品させていただきました。
明日、5月8日にグランドオープンされます。
正直なところ私はまだお店には伺っていないのですが、地の利も良く素敵なお店になっていることと思います。
お近くに行かれることがありましたら、ぜひお立ち寄りください。

日本茶専門店 茶庵 瀧家   ホームページ
兵庫県芦屋市親王塚町13-15 岸里ビル1階(JR芦屋駅から徒歩約10分)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きなお盆の再オーダー

先日、栗の木を彫った、縦25センチ×横43センチ×厚さ2センチの長方形のお盆のオーダーを複数枚いただき、納品させていただきましたが、気に入っていただいて、再度オーダーをいただきました。。
このサイズと厚みになると、反りやねじれが心配になるので、栗の木の柾目を使うようにしているのですが、在庫が無くなったので、栗の木の購入でいつもお世話になっている、大阪市西区の栗の木の専門店、橘商店さんに行き、目の積んだ柾目材を購入しました。ただ、20ミリ厚で幅が25センチ以上となるとなかなかなく、ほとんど在庫的にもぎりぎりの材料の仕入れでした。
盤面が広い分、柾目の杢目が少し単調に感じられるので、全体に細かい彫り目を入れています。
たくさん食器などをのせても、卓上から持ち上げやすく安定して支えられるように、指のかかる彫り込みを入れ、実用性にも配慮しました。
お盆の裏も彫っていますが、これには特に意図はありませんが、作り手の思い入れみたいなものでしょうか。
これから漆塗りに入ります。


 

 

 

 

 

 

花びらの豆皿

花びら型の豆皿を作りました。
時節柄、お花見の時期に紹介したかったのですが、ちょっとタイミングを逸してしまいました。
10センチほどの花びらのかたちをした豆皿を、オイル仕上げや漆塗りで作りました。
並べ方によって花のかたちや、舞い散る花びらのように食卓を演出できます。
単品で、ちょっとお菓子などをのせてもいいかなと思います。
食卓に色どりを添えながら、少し華やいだ雰囲気のテーブルコーディネートを楽しんでもらえればと思います。


 

 

 

 

 

 

 

カトラリーの漆塗り

最近せわしなく、沢山のカトラリーの漆塗り作業をしていました。
近く、カフェを開業予定のお客さまから、飲み物や料理に使用するカトラリーのオーダーをいただいたものです。
いろいろ打ち合わせを重ねて、用途に応じたオリジナルのカトラリーを制作しました。
写真のものは、栗の木で作った漆塗りのカトラリーの拭き漆塗り作業途中の様子です。
古いタンスを改造した小さな漆室に、古い餅箱に入れたカトラリーを漆室の各棚に並べて、毎日塗り作業の日々です。
新しいどのようなお店で使っていただけるのか、また後日ご紹介させていただきたいと思います。


 

 

 

 

 

 

木の抹茶茶碗の納品

昨年末に制作のご依頼をいただいた、木の抹茶茶碗3点を先日納品させていただきました。
折に触れて、木の抹茶茶碗を作っているのですが、この度の木の茶碗は、ご依頼者方より具体的に細かな仕様のご希望がありましたので、それに基づいて、私なりの個性を出しながら作らせていただきました。
何度かご依頼者の方と打ち合わせをさせていただいて、栗の木を彫って、漆で仕上げ、平茶碗、筒茶碗、馬盥茶碗の3点が出来上がりました。
お茶碗は、大変難しいものなので、ご希望に添うものができたか心配だったのですが、先日、納品させていただきましたところ、気に入っていただけたようで、ほっとしています。
この度は、細かいお茶碗の仕様をご指定していただいたおかげで、お茶碗というものの奥深さを再確認させせていただき、とても勉強になりました。
木のお茶碗をお使いになる方は、まだ少ないようですが、このような木のお茶碗の制作の機会をいただけましたことを嬉しく思います。

木の抹茶茶碗木の抹茶茶碗 高台

 

 

 

 

大きなお盆の納品

先日、長方形の少し大きめのお盆のオーダーを複数枚いただき納品させていただきました。
コーヒーカップなどがゆったりとのせられる、少し大きめのお盆の制作のご依頼をいただき、栗の木で縦25センチ×横43センチ×厚さ2センチの漆塗りのお盆を作りました。
このサイズと厚みになると、反りやねじれが心配になるので、栗の木の柾目を使いましたが、盤面が広い分、柾目の杢目が少し単調に感じられるので、全体に細かい彫り目を入れてみました。
また、たくさん食器などをのせても、卓上から持ち上げやすく安定して支えられるように、指のかかる彫り込みを入れ、実用性にも配慮しました。
オーダーいただきました方には、気に入っていただけて良かったです。

栗の木のお盆栗の木のお盆