工房 えらむ

木の器と手織の工房

11月

晩秋の夜空の競演

最近は、夕暮れの光景がとても美しくて、工房横の畑から夕景を見るのが楽しみになっています。
最近、日没と同時に、南西の低い空にひときわ輝く明るい星が気になっていました。
ネットで最近の星の情報を見ると、南西の空に金星と木星が輝いているとのこと。そしてこの時期、月と金星と木星が一直線に並んで見えるとのことで、今日は天候も良く、夕暮れの空を写真に収めることができました。
夕焼けのオレンジ色の空の向こうに、細い三日月が現れ、ほどなく右下に明るい金星、さらにその下に木星が並んで見え始めます。
この時間の空の色の移り変わりは、とてもドラマチックでなんとも美しいものです。世の中には美しいものはいっぱいありますが、地球の表情ほど美しいものはないなと、つくづく感じます。
しばらく見ていると、暗闇とともに月の左上にも星が現れます。これは土星だそうですが、写真に写し込むことが難しいので、ブログの写真にはありませんが、一直線に並ぶ月と星々の競演は、仕事の疲れを忘れさせてくれる、この時期のささやかな楽しみです。

 

 

 

 

 

上原由起子 展 インクペンシルの世界

親しくしている画家の上原由起子の個展を神戸の画廊へ見に行ってきました。
上原さんから久しぶりの個展の案内をいただき、最近は工房に籠りっきりの日々で、少し刺激をもらいに画廊を訪問しました。上原さんとは、数年前に一緒にギャラリーで展示会をさせていただいたこともあり、お互いに創作面で意気投合しながら、いつも刺激をもらっています。
上原さんの絵は、インクペンシルという水に溶ける鉛筆のようなペンを使って、シンプルな単色の微妙な濃淡を使いながら、独自の世界を表現しています。
作品の多くは、静物などをモチーフにされていますが、ほとんどモデルを使わず、心象風景的に書き上げて、奥深い世界観を感じさせてくれる絵です。

上原さんの個展は、12月4日(水)までです。(木・金曜日は休み)
ぜひご覧いただければと思います。

歩歩林堂画廊(ぶぶりんどうがろう) 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3F
TEL 078-321-1154
12:00~18:00 (最終日は16時まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年 薪ストーブの本稼働

今日は、工房の薪ストーブに火を入れました。
先日から煙突掃除をしたりして、薪ストーブの準備をしていましたが、この時期としては、比較的寒さも穏やかで、薪ストーブに火を入れていなかったのですが、今日は日差しもなく、寒さも強くなったことから、薪ストーブの本稼働となりました。
荒壁だけの工房は隙間だらけで、冬を乗り切るには、薪ストーブは必需品です。
昨年は、仕事がちょっと忙しかったこともあって、ほとんど薪の貯えが出来ないまま、冬を迎えてしまい、工房の端材でしのいでいましたが、それもすぐ尽きてしまい、知り合いに薪を分けてもらうと言う、情けないありさまでした。
今年は、知り合いの紹介で、造園屋さんから、伐採して処分予定の樹木を沢山もらい受け、薪にすることにしました。太く長いままの伐採樹木なので、細かく切って割る必要があるのですが、それもなかなか時間がなく、ストーブにくべることができる適当な薪をほとんど準備できない状態で、今日に至ってしまいました。
結局、わずかな端材でしばらくしのがなければならないと言う、懲りない状態です。
しばらくは、工房から出る端材と、同じ市内で木工をしているふじい製作所さんからもらい受けた端材が、頼みの綱です。

 

 

 

 

 

 

 

晩秋の狂い咲き

秋の深まりを感じる今日この頃ですが、工房の周りでは、この時期あまり見慣れない光景があります。
工房の傍らに自生している、ツツジの花が咲いています。沢山の花ではないのですが、ツツジの葉っぱは紅葉しかけているのに、あちこちでツツジの花がしっかり咲いています。
そして、今年の6月上旬に沢山の実を収穫した桑の実が、いつの間にかまた実をつけています。実の数はわずかですが、そばにあるモミジの紅葉が色鮮やかになっている時期に、また実を付けていました。
あちらこちらで、季節はずれの狂い咲きが起こっているようです。
晩秋の時期にもかかわらず、朝にはウグイスがホーホケキョと鳴いています。他の鳥かと最初は疑っていましたが、どう聞いてもウグイスのようです。
工房近くで、毎年ほぼ正確に秋の彼岸の時期に咲いているヒガンバナの花も今年は、10日ほど遅い開花でした。
例年にない、微妙な気象の変化を動植物は微妙に感じ取って、反応しているのではないかと感じます。
どうしても最近の、気候変動の影響によると思われる災害などを連想してしまいます。
ささやかな現象に、神経質になることもどうかと思いますが、大きな災害などにつながらないことを祈りたくなります。

 

 

 

 

 

 

 

五感で楽しむ松の酒杯台

年末も近づき、日本酒を楽しむ機会が増える季節がやって来ました。
松の木で作った酒杯台です。
松の木は、普段あまり器作りには使わないのですが、とても好きな木です。
この台は、地松と肥松を張り合わせて作っています。塗装はしていませんので、松の木の香りがしっかりします。使い込むほどに松の脂が台をコーティングして、渋い色合いに代わって行くと思います。
台には3本脚が付いて、少し台は浮いた感じになっていますので、ぐい吞みなどを置くたびに、コトリと台と触れる音が聞こえます。
この酒杯台は、松の香り、脂が包んでいく色合いの変化、松の木の柔らかい肌触り、台とぐい吞みが触れ合う音など、五感で楽しむ台にしています。
松は、おめでたい木であり、松模様をモチーフにした、ちょっと平凡なデザインの酒杯台ですが、五感とともにお酒を味わっていただければと思います。

松の酒杯台

 

 

 

 

 

 

2019年11月の工房Open日

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーを定期Openしています。
今週末は、2019年11月の工房Openとなります。
2019年11月の工房Open日は、11月16日(土)、17日(日)、18日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
工房で製作しています木の器等の作品、織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
工房の周りの木々は、まだ紅葉を感じさせるほどではありませんが、夕方ともなると、色鮮やかな夕日が工房を染めて、秋の深まりを感じる今日この頃です。
工房の見学のみ、おしゃべりのみの方も歓迎いたします。
晩秋の工房へ、お気軽へお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

工房からの秋の夕景

秋の深まりとともに、工房周辺から見る夕景がとても鮮やかになりました。
工房の横の畑のある所は、少し高台にあることと、ほど良く雑木林が点在しているせいか、夕日が沈んで闇に包まれるまでのしばらくは、しばし見惚れる日々です。
何も特別な風景ではありませんが、秋の夕日が静かに地平に消えて行ってからの数分間の色や風景は、自然ほど美しいものはないと感じさせてくれる至福の時間です。

 

 

 

三木金物まつり2019 に行って来ました

2019年11月2日、3日に隣町の三木市で開催された「第33回 三木金物まつり2019」に行ってきました。
今年は、これまで開催されていた三木市役所周辺の会場から、開催会場を三木山総合公園周辺に移しての開催となりました。
三木市は、大工、木工、園芸関連の金物製造を地場産業としている町で、金物まつりでは、三木市のほとんどの製造業者、問屋さんなどが一堂に出店されるので、道具の購入機会としては、非常に助かるイベントです。
会場に行くと、いくらでも欲しい道具はあるのですが、一度買うと一生使えそうな主だった道具は購入済みなので、欲しい欲望を抑えながら、消耗品や問屋さんの格安のデッドストック品などを中心に少し買いました。
最近は、以前はあまりなかった古い木工道具やマニアックな道具や素材なども販売されるようになり、こちらの方に興味がそそられます。
毎年2日間で18万人ほどが来場されるイベントとのことで、来場者のすべてではないにしろ、木工・大工関連を仕事や趣味にされている方がこんなに沢山集まるイベントは全国的にも珍しいのではないかと思います。