栃の木でぐい吞みを彫りました。
最近は、日本はもとより、海外でも日本酒ブームとあって、ぐい吞みの需要も増えているようです。
ぐい吞みは、陶器が主流でしたが、最近ではガラス、金属、木製のものも増えてきました。
栃の木の少しクセの強いところを彫ってみました。
漆を塗って、できるだけ味わい深い雰囲気に仕上げたいと思います。
どのような味わいになるか、薪窯で焼く陶器のような楽しみがあります。
9月 2024のアーカイブ
木・金・土の異素材展が終了しました
大阪府豊中市にあります、うつわギャラリー陶和さんにて2024年9月21日~25日に開催しておりました「木・金・土の異素材展」が昨日で終了いたしました。
金属のアルミ鍛金の森下シゲキさん、土の陶芸家の若生紗耶香さん、木の器の工房えらむの田中陽三による3人展で、でしたが、会場にお出でいただいた皆様、私のワークショップにご参加いただいた方々、ギャラリーの皆様、ありがとうございました。
展示会での出品作品の一部につきましては、10月上旬より、うつわギャラリー陶和さんのホームページにて、WEB展として、公開販売されます。
また、WEB展が始まりましたら、お知らせさせていただきます。
うつわギャラリー陶和での展示会とワークショップ
大阪府豊中市にあります、うつわギャラリー陶和さんにて2024年9月21日~25日に開催中の「木・金・土の異素材展」に出展しております。
金属のアルミ鍛金の森下シゲキさん。
土の陶芸家の若生紗耶香さん。
木の器の工房えらむの田中陽三による3人展です。
昨日9月22日には、展示会のイベントとしてギャラリーにて、工房えらむによる木の長方形皿を作るワークショップを開催させていただきました。
ほとんどの方が、彫刻刀を持つのは小学校以来と言う方でしたが、素材のクルミの木を、業務用の大きな彫刻刀で彫っていく作業にすぐに慣れていただき、皆さん木を彫る感触を楽しんでおられたように思います。
参加者の皆さんとは、おしゃべりをしながら、とても和気あいあいとした時間を過ごさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、ギャラリーの皆様、とても熱心に見学いただいたお客様、本当にありがとうございました。
9月25日までそれぞれの素材の個性を生かして作られた、食器やカトラリー、生活用具などを展示販売していますので、お楽しみいただければと思います。。
日時 2024年9月21日(土)~25日(水) 11時~17時
うつわギャラリー陶和
大阪府豊中市向丘2-10-10 リ・ライフビル1F
八角八寸皿
栗の木で、八角形の八寸皿をざっくりと彫りました。
八寸皿なので24センチ径で、厚さは3センチ。
拭き漆塗りで仕上げますので、どんな料理も入れられるようになります。
器の見込み部分は、平らにしていますので、いわゆる懐石料理の八寸の盛り付けにも使用できそうです。
八並びで縁起の良い器になれば、楽しいかなと思います。
陶器とは一味違った、木の食器の良さを楽しんでいただければと思います。
うつわギャラリー陶和での展示会について
尾形良一先生の絵画展
姫路市のギャラリー ルネッサンス・スクエアで開催されている「尾形良一展 日常と記憶の情景が重なった風景」を見てきました。
画家の尾形良一先生は、かつて陶芸家として活躍されていて、私が木の器製作を仕事とするための一環として、陶芸を習いに行っていた先生。
もう20年ほど前、尾形良一先生は、日本クラフトデザイン協会の会員として活躍しておられ、日本クラフト展で見た作品の斬新さに衝撃を受けました。
たまたま隣町に住まわれていて、地域の公民館で陶芸教室をされておられることを知り、木の器作りの勉強のためにと、陶芸教室に2年ほど通っていました。
尾形先生には、陶芸の器のかたちについていろいろ教えていただき、今も器製作の基本として生かしています。
尾形先生の所属されておられた、日本クラフトデザイン協会の会員になることを目標に、日本クラフト展に作品を出品し、5回の入選の後、クラフトデザイン協会の会員に推挙され、尾形先生とも活動をご一緒させていただいた時もありました。
海外の有名美術館にその陶芸作品が収蔵されるほど、活躍しておられましたが、大病を患われ、やむなく陶芸を諦めざるを得なくなられ、画家に転向されました。
尾形先生の絵は、何気ない風景を緻密に表現され、光と影を巧みにそして深く表現され、絵に引き込まれるような素晴らしい作品ばかりでした。
ギャラリーで、ほぼ20年ぶりに尾形先生にお会いしました。先生も私のことを覚えていてくださって、いろいろ活躍していることも知っているよと言っていただいて、本当に嬉しい再会となりました。