工房 えらむ

木の器と手織の工房

06月

カフェで木のスプーンを作るワークショップ

兵庫県多可郡多可町にある、森に囲まれたカフェ チャッタナの森で、木のスプーン制作のワークショップをさせていただきまました。
今回は、クルミの木でスプーンを作って、出来上がったスプーンでカフェで昼食をいただく楽しいメニューです。
最初は、慣れない道具に苦労されていましたが、すぐに道具の使い方にも慣れていただいて、木を削る感触を楽しんでおられるようでした。
私は、良い刃物を使って、なるべく刃物だけで仕上げて、手の跡を残しながら、最小限に毛羽立ちや凹凸を均すためにサンドペーパーを使うようにしてきたのですが、直接口に入れる木地仕上げのスプーンなどは、できれば自然なものでできないかと言う思いで、最近は昔から研磨に使われていた、植物のトクサ(砥草)を使ってサンドペーパー替わりに仕上げることにしています。
初めて使われるトクサにもみんさんも興味を持っていただきました。
参加された初対面の皆さんもしだいに打ち解けられて、和気あいあいとした雰囲気で楽しまれ、それぞれに自分仕様のスプーンを作られました。
さっそくマイスプーンでお昼にカレーやピラフをいただき、出来栄えをすぐ実感できるワークショップは、楽しくていいものです。
ご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした、そしてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェでの木のスプーンを作るワークショップ募集

いつもお世話になっている兵庫県多可郡多可町の自然に囲まれた素敵なカフェ チャッタナの森で木のスプーン制作のワークショップをさせていただきます。
彫刻刀や小刀で国産クルミ材を削ってスプーンを作ります。
よく切れる彫刻刀や小刀で、サクサク木を彫ったり削ったりする感触を楽しんでいただきたいと思います。
私のワークショップは、特殊な道具は使わず、購入しやすい道具を使いますので、ワークショップ終了後も自身で道具を調達して、楽しむことができるような内容にしています。
今回は、カフェのご厚意で、作ったスプーンでさっそくランチを召し上がっていただき、作られた木のスプーンの使い心地を体感いただける内容になっています。
まだ、定員に少し空きがあるようですので、よろしければご参加ください。
【日 程】2018年6月30日(土) 9:30~13:00
【会 場】兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41北播磨余暇村公園内 chattana(ちゃったな)の森 (ココロン那珂)
【対 象】木工を体験したい方、器を手作りしたい方(中学生以上)
【定 員】10人
【参加費】3,500円(材料、ビーフカレーまたはエビピラフを含みます)
【持 物】なし(道具は貸与します・木くずが付いてもよい服装で)
【協 力】多可町観光交流協会
 
主  催 chattana(チャッタナ)の森
申込方法 下記のchattanaの森までお電話いただくか、直接お申込みください。定員の場合は締め切らせていただきます。(募集締め切り6月28日)
問合・申込先  TEL 0795-32-4111
〒679-1103兵庫県多可郡多可町中区牧野817-41
北播磨余暇村公園内 chattanaの森(ココロン那珂)
※ご不明点などございましたら、カフェへお問い合わせください。
※キャンセルの場合には必ず事前にお電話ください。

雑誌「住む。」66号に掲載いただきました

この度、建築・インテリア系の雑誌「住む。」2018年夏 66号に工房えらむの建物をテーマとした記事を掲載していただきました。
工房えらむの、建築家の方と廃材を使って建てた工房の建物に興味をもっていただいて、先日、株式会社泰文館「住む。」伊藤編集長さんと青木カメラマンさんに工房を訪ねていただきました。
工房建設に携わっていただいた、一級建築士の芦田義和さんとともに取材を受け、芦田さんとの対談形式の内容になっています。
建物の写真は、順光の光の中で撮影するのがベストという事で、東京より取材日前日には現地近くまで来ていただいて、当日朝の光の中で撮影が始まりました。
記事の写真は、どれも工房の雰囲気をしっくりと伝えるもので、日頃工房で仕事をしている主も気が付かない視線からとらえた写真もあり、素敵なページができています。思いがけず、表紙の写真にも使用いただいて、ちょっと恥ずかしいやら嬉しいやら。
編集長さんに勧められて「工房の四季」と言うタイトルで書いた、つたない自作の文章や写真も掲載いただきました。
機会がございましたら、最新号の雑誌「住む。」をご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

播州刃物の後継者を育てるクラウドファンディング

私たちの住む兵庫県小野市、兵庫県南西部「播州」に昔から根付く金物産業があります。 元々刀の鍛造が始まりとして、はさみなどを中心とした約 250 年の歴史をもつ大変質の高い「播州刃物」と呼ばれる地場産業です。
現在では様々な刃物が製造されて、海外においてもその品質の高さが評価されて愛用されています。
しかしながら、その産業に携われている職人の方は、高齢化が進み、徒弟制度による技術の伝承が難しい状況もあり、技術を引き継ぐ後継者の育成が急務となっています。この現状を解決するべく、地元の若いデザイナーの方が立ち上がられ、デザイナーご自身のご自宅の敷地に技術伝承のための工場を建設し、刃物職人を目指す方たちが、地域の職人全員から学べる環境づくりをされています。この運営にあたってクラウドファンディングを利用することで、その運営資金を調達するプロジェクトを取り組まれています。
工房えらむも木の器作り、織物作りにおいて、小刀やハサミなど質の高い刃物は必要不可欠なものです。ささやかですが、この地元「播州刃物」の技術が途絶えることのないよう、後継者育成プロジェクトの成功に向けて応援したいと思います。
もしよろしければ、このプロジェクトのクラウドファンディングにご協力いただければと思います。

クラウドファンディングのホームページ

 

 

三谷龍二さんのバターケース

もう30年以上前に買った木のバターケースを今も使っています。
これは、まだ社会人山岳会に所属して登山に熱中していたころ、1986年に北アルプスへ春山登山に行った帰りに、長野県の松本駅前の土産物店の片隅に置かれていた木のバターケースに目がとまったものです。
ペルソナ工房と言う名前で販売されていて、当時、木のバターケースはめずらしく、なんと言っても「BUTTER」と言う文字が丁寧に手彫りされていたのが、とても印象的で購入しました。
それから数年後、このバターケースの作者は、木工作家・デザイナーの三谷龍二さんの作品であることを知りました。
以来このバターケースは、我が家の唯一のバターケースとして今も使い続けています。
それからさらに何年か経って、神戸市内の工芸品店で、企画展をされていた三谷龍二さんにお会いする機会があって、バターケースの購入のお話をしましたら、ケースの状態は悪くなっていませんかとたずねられ、ひび割れや反りもなく、何の問題もなく使っていることをお伝えすると、喜んでいただいた記憶があります。
現在、私は自然とともに生活をしたいと言う思いから、サラリーマンを辞めて、木の器作りを仕事にしていますが、このバターケースを見ると、丈夫で飽きのこない、長く使い続けてもらえる作品を作っていかなければと、いつも思います。

 

 

 

 

 

 

2018年6月の工房Openのお知らせ

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーを定期Openしていますが、4月、5月とお休みをいただいておりましたが、6月より再開いたします。
2018年6月の工房Open日は、今週末の6月16日(土)、17日(日)、18日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
工房で製作しています木の器等の作品、手織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
工房の周りの木々は、今だ年々成長を続け、梅雨時ともなり、しっかり伸びきった葉がうっそうと茂り、工房を包み込んでいます。
地元の田植えの時期になると咲くシバグリの花も満開状態です。
どこにでもある里山の風景ですが、初夏の雰囲気を楽しんでいただければと思います。
どうぞお気軽に工房へお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

田植えグミの季節

工房の片隅に、自生している大きなグミの木があります。
田植えの時期が近づくと実がなるので、田植えグミとも呼ばれるそうですが、確かに工房の周りからは、代搔きのトラクターの音があちらこちらから聞こえてきます。
昨年は、ほとんど実をつけなかったグミですが、今年は沢山の美しい赤い実をつけています。
昨年は、花が咲いても、いつも沢山やってくるマルハナバチがほとんど来ず、これが原因か、ほとんど実をつけませんでした。
今年は、マルハナバチが沢山やってきたこともあってか、沢山の実をつけました。
ささやかな出来事ですが、人間には感じることのできない、微妙な自然の移ろいの変化が、自然環境を大きく左右しているように感じます。
誘惑にかられてグミの実を口に入れると、すっぱさの中にほんのりとした甘さがあって、決してフルーティーとは言えませんが、甘みの強い市販の果物にはない、野性的な甘みがなかなかクセになります。
(グミの花とマルハナバチの写真は、今年4月20日ごろの様子です)

 

 

 

 

 

 

木の家具 羽賀達哉 作品展

親しくしていただいている兵庫県篠山市の家具作家、羽賀達哉さんの作品展を見てきました。
私の工房からほど近い、兵庫県三木市の兵庫県立三木山森林公園にある風の森美術館で開催中の「木の家具 羽賀達哉 作品展 やさしい椅子と小さなテーブルたち そして 少しヘンなモノ」と言う展示会です。
羽賀さんの家具は、長いキャリアと確かな技術で洋家具を日本の暮らしに合うように作られ、木の質感を生かす手の込んだ塗装がほどこされた家具が中心です。
また洋家具以外に、随所に大変手の込んだ作りが施されているにも関わらず、それらが目立つことなく、使い手の立場に立ったやさしいフォルムの家具がたくさんありました。
そして、木工家ならではのアイデアに富んだ木のいろいろなグッズが、楽しませてくれます。
羽賀さんと久しぶりにお会いして、熟練の木工技術にしばし感心しながら、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャプションを楽しむ

5月3日~6月2日まで開催していました、文庫カフェ・ギャラリーSoukano(草加野文庫)での工房えらむ(木工)の「木のぬくもり展」が終了しました。
「木のぬくもり展」では、販売を目的とせず、普段あまりお目にかけることがなかった、器や木のおもちゃ、アート作品的なものなどを中心に展示しました。お出でいただいた皆さまありがとうございました。
文庫カフェ・ギャラリーSoukanoは、工房から車で6~7分ぐらいのところにある蔵書約1万冊の本好きのオーナーさんが、最近始められたギャラリーということで、キャプションをあえて作らず、展示作品にちなんだ、私の持っている本やCDをキャプション代わりに添えました。
楠の節穴の開いた大鉢に添えたのは、田村隆一さんの「詩人のノート」。廃材で作った鞄には、角田光代さんの「恋するように旅をして」。
タム帽子をモチーフにした器とアキーの実の小物入れは、「ボブ・マーリー」のCDを添えました。
作品と私の好きな本やCDとの連想ゲームを楽しんでいただければと言う思いの展示でした。この組み合わせには、オーナーさんも興味を持っていただいたようで、このような自由で楽しい展示機会をいただいたオーナーさんに感謝です。