工房えらむも2024年の大晦日を迎えました。
今年は、2年近く悩まされ続けた緊張型頭痛から体調が回復し、なんとか負担なく仕事ができるようになりました。
とは言え、相変わらずの製作スピードの遅さ故、納品に時間がかかるなど、順調な作品作りには程遠い一年でした。
来年も体を労わりながら、皆さんに楽しんでいただける作品作りを目指して、活動して行きたいと思います。
工房では毎年、新年への思いを込めて、自己流のしめ縄を作って飾っています。
藁は実家の田んぼから、ウラジロや松やナンテン、竹など、すべて近くの雑木林などからの頂きもの。
自然からの頂き物で仕事をさせていただいていることに感謝して、その思いをしめ縄に込めて、新年を迎えたいと思います。
この一年本当に沢山の方のお世話になりました。
皆様に心よりお礼申し上げます。
12月 2024のアーカイブ
木製料理用バットを彫る
クルミの木を彫って、料理用のバット(Cooking bat)を彫りました。
ほとんど丸ノミを使って、彫跡もそのままにざっくりと彫り上げています。
いろいろな料理や用途に使えるように、大小5種類のバットを作りました。
塗装は、食品衛生法に適合したウレタンオイルで塗装していますので、耐水性もあり、水分の多い料理なども問題なく使用できます。
用途的には、料理に限らず、カトラリーケースや小物入れとしても使用できるかと思います。
使い方は自由で、組み合わせると面白いテーブルコーディネートが楽しめそうです。
阪急うめだ10階にて「ちっちゃいもの展」
大阪の阪急うめだ本店10階 スーク暮らしのアトリエにて、年末年始の毎年恒例となりました「ちっちゃいもの展」に出品いたします。
開催日時は2024年12月26日(木)〜2025年1月7日(火) 最終日は午後4時まで。
小皿、豆皿、箸置きなど、いろいろなジャンルのの作家が作られた、小さなアイテムが集まります。
私は、豆皿を中心に出品しています。
年末年始の楽しいひと時を演出する、ちっちゃいものを見つけていただければと思います。
雑誌「住む。」92号に掲載されました
2024年12月21日発行の建築系雑誌「住む。」92号に、工房えらむを紹介する記事が掲載されました。
この度の雑誌の「環境を生かす素材に向き合う」と言うテーマに沿って、以前に同誌の2018年発行の66号に掲載いただいた記事を再度掲載いただくことになりました。
今回改めて工房えらむの「廃材で建てた木工家のアトリエ」と言うタイトルで、建物の写真、建築家の方との対談文、そして私の書いた短文と私の撮った写真など8ページに渡って掲載いただきました。
私の工房は、ほぼ廃材を利用して、建築家の方と3年をかけて手作りした、とても思い入れのある建物だけに、このように2度に渡って掲載いただけましたことをとても嬉しく思います。
住む。66号の記事を読まれていない方には、ぜひ今回の92号をお読みいただけますと幸いです。
つわギャラリー陶和にて2度目のワークショップ
2024年12月9日、大阪府豊中市にあります、うつわギャラリー陶和さんにて2度目のワークショップを開催させていただきました。
今回は、クルミの木で6角形のお皿を作っていただきました。
素材のクルミの木を、業務用の大きな彫刻刀で彫っていく作業にすぐに慣れていただき、皆さん木を彫る感触を楽しんでおられたように思います。
それぞれの個性を生かした、素敵なお皿が出来上がり、最後に焼きペンで、サインや記念日を入れていただきました。
ご参加いただいた皆様、ギャラリーのオーナー様本当にありがとうございました。
チャリティーのためのミニアチュール展に出品
出品された作品を入札形式で、最高額の方にお譲りするオークション形式で、入札額の一部がチャリティーとして寄付されます。
兵庫県内の作家の方を中心に県内外の各分野から134名の小作品、約300点が出品されます。
私としても、脱サラで始めた木工房ですが、何とか続けて来られたのは、お客様や地域の皆さんの支援のおかげと言う思いもあり、微力ながら何かお返しさせていただく機会として、数年前から出品させていただいています。
このチャリティーイベントは歴史もあり、私も以前に入札して絵画を落札購入したこともあります。良い作品を、場合によっては安価で購入できる機会でもあります。
入場無料、もちろん観覧だけでもお楽しみいただけます。
私は、木の小品を一点だけですが出品しています。ギャラリー会場でもインターネットでも入札できますので、よろしければチャリティーにご協力ください。