茶箱の納品

アメリカから帰って、長らく仕事の投稿をしていなかったので、久しぶりに仕事と作品の投稿。
茶道を長くされておられるギャラリーのオーナさんからのご依頼で、茶箱を作らせていただき納品してきました。
茶道具一式をコンパクトに収めるための茶箱。
厚い栗の木を彫って、刳り抜きで作らせていただきましたが、深さが10センチあるので、彫るのになかなか苦労しました。
納品させていただいた茶箱に、フルセットではありませんが、道具を実際に収めてみると、雰囲気良く収まってくれました。
ギャラリーのオーナーさんから茶箱遊びを教えていただき、すっかりその魅力に魅せられました。
今度は、木で遊び心のある道具を作って、自分用の茶箱セットを作ってみたいと思います。

2024年5月31日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

空港雑感

アメリカ滞在記。
アメリカ東海岸、ペンシルバニア州での滞在を終え、息子家族の住む東海岸カリフォルニアへ移動。
空港雑感。
旅慣れている方には何でもないことですが、私は8年ぶりの海外で、いろんな空港を利用すると、感じること、戸惑うことがいろいろ。
搭乗手続きは、カウンター前にセルフチェックインの機械が沢山並んでいて、カウンターには職員がどこも非常に少ない。特にアメリカでは搭乗カウンターに職員が非常に少なくて、荷物預かりはするけど搭乗手続きは自分でやって、と言う雰囲気がありあり。
このセルフチェックインの機械が、慣れない者には難解で、日本語も選択できますが、日本語訳が微妙で判りづらいし、入力項目が結構多い。結局、息子にやってもらったり、教えてもらったり、セルフチェックインで、搭乗券と預入荷物のタグを取り出し、カウンターへ持っていく。旅慣れている方は、事前にWEBチェックインで済まされているそうです。
出国審査や搭乗チェックは、パスポートをスキャンして、カメラで顔認証、あちこちで指紋を取られる。これまでこんな経験は無かった。
パスポートへの出入国スタンプは無し。結局どこへ行ってもパスポートのスタンプは無しで、ちょっと淋しい。
アメリカでは、保安検査場でのセキュリティチェックが厳しい。
手荷物検査場へは、麻薬犬が付いてくる。検査場では、靴を脱ぐ、ベルトも外して検査のコンベアのトレイにのせる。金属探知機のゲートはボディースキャナーで、指定の停止位置と体の向きが決められていて、両手をあげて、全身スキャナーが終わるまで待つ。最初はこれが判らず、とまれ!こちらを向け!両手をあげろ!と何度も注意される。これが終わると、職員により体に触れての全身ボディーチェック。ポケットにパスポートを入れていて注意される。パスポートは、手に持ってホールドアップしろ!と。空港では戸惑いの連続でした。
写真の山積みのスーツケースは、サクラメント国際空港内のアート作品。

 

アメリカ滞在のお礼の作品

ペンシルバニア州アレンタウン近郊での滞在も終わりが近づき、マイアミから合流された音楽家の方と書道家の方は、一足先に帰国の途につかれ、ホームステイの滞在者も少なくなりました。
私たち夫婦もカリフォルニアの息子家族のもとへ出発する日が近づき、ホームステイさせていただいたお礼に、私たち夫婦の作品をお贈りすることにしました。
お住まいのご主人は、アールデコがお好きで、部屋の調度品や展示品などは、アールデコ調のこだわりの品で上品に室らえられ、お気に入りのアールデコの本を何冊も見せてくださいました。
私からは、この部屋の雰囲気に合うものとして、普段あまり作らない蒔絵の皿を、妻からは手製のコースターをお贈りました。
とても気に入っていただけたようです。
そして、もう一軒のホームステイのご家族の方が、私の木製品を気に入っていただいたようなので、豆皿や漆塗りのお皿と妻の手織りのコースターをプレゼントさせていただきました。
こちらのお住まいは、上品なインテリアと、美しいこだわりの木製家具が室らえられていて、木が本当に好きと言うことが感じられるお住まいでした。
プレゼントはとても気に入っていただけたようです。
あなたの木の作品はどこで買えるの?とお尋ねいただいたので、迷わずニューヨークのお店をご案内させていただきました。

2024年5月29日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

ベツレヘムの工房施設を見学

アメリカ滞在記。
Fumikoさんの案内で、ペンシルベニア州ベツレヘムにある、Northampton Community Collegeを訪問しました。
ここは、市民に開かれたもの作りに関する工房で、大変充実した施設でした。
とりわけ、近くのペンシルベニア州ナザレスには、有名なマーチンギターの本社工場があることから、この工房施設内には、マーチンギターの元社員などによる、市民向けギターや楽器の製作工房があり、大変羨ましい施設です。
その他に大型木工機械や、ウッドターニングの機械などを備えた木工工房や、テキスタイル関係の工房、樹脂加工の工房など、大変充実した施設で、日本にはこれほどの施設の充実した公的施設はないのではないかと思います。
将来的に、私たちもここでのワークショップなどもできるのではないかと言うことで、それぞれの担当職員の方などを紹介してもらい、名刺を手渡し挨拶をさせていただきました。

2024年5月25日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

ニューヨークの地下鉄雑感

アメリカ滞在記。
初めてのニューヨークの地下鉄雑感。
まるで、田舎の修学旅行生のような感想なのでご容赦のほどを。
ニューヨークの地下鉄には、何度か乗りましたが、いろいろ違和感を感じることが。
乗るには、所謂切符はなく、メトロカードと呼ばれる、プリペイドカードを販売機で購入する必要があります。スマホによる電子マネーを利用する方法もあるようですが、このメトロカードの販売機が、なんともごつくてレトロな雰囲気。
買ったメトロカードを改札のところにカードリーダーがあり、クレジットカードの読み取りの要領でスライドさせるのですが、このタイミングが難しい。なかなか上手く読み取ってくれない。
そして、改札の太い鉄のバーが行く手を遮っていて、自動的に開くのかと思ったら、自分の体で押しのけないと動かない。最初はこれが判らず、鉄のバーの前で開くのを待っていました。
メトロカードの読み取りが上手くいかないこともあって、バーが動かず、何度も行ったり戻ったり。
要領の悪い私は、なかなか上手く入場できず、少々トラウマに。
日本のような、タッチ式の読み取りと自動の開閉式改札ではないので、見ているとアメリカ人でさえ、立ち止まっている人がいたりしている。
日本の鉄道の改札と比べると、ちょっと旧式な印象のニューヨークの地下鉄でした。

2024年5月23日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : えらむ

国連本部内で開催のイベントに出席

再度、ペンシルバニアからニューヨークへの日帰り。
国連本部内のDining roomで催されるセレモニーに出席のため。
今回のアメリカ訪問のきっかけのひとつは、中学生時代の同級生Fumiko さんからこのイベントに誘われたこと。
彼女はアメリカの大学に進学、就職、そしてアメリカで生活。
彼女のこれまでの仕事柄、そして何よりその人柄から人脈は非常に広い。
この度の国連本部内の会場で催されるセレモニーの主催者と懇意にされていることから、セレモニーの協力者として、セレモニーの表彰者10名に手渡す記念品を、彼女の依頼で、私他3人が分担して作らせてもらいました。
彼女の人生の道のりには、いろいろな苦労があったのではないかと私は思う。
そんな彼女は、いつも世界を視野に仕事をしなけりゃダメよ!と励ましてくれて、記念品のたった一部を作ったに過ぎない私を、各国の出席者に紹介してあげようと、宿泊場所も用意するからとニューヨークまで誘ってくれた。
セレモニーのテーブルの一部に、記念品の製作に関わった作家の作品と、紹介カードを並べてもらい、各国の出席者にPRの機会をいただきました。
Fumikoさんには感謝に堪えない。

2024年5月22日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ベツレヘムを散策

ニューヨークからペンシルバニアに戻って、宿泊させていただいている最寄りの町、ベツレヘムを散策しました。
ベツレヘムは、1800年半ばごろから鉄鋼業で栄えた企業城下町として、都市を形成していましたが、1970年代には鉄鋼業の衰退により、都市の成長は止まることになりました。
豊かに栄えた往時の古い街並みを残した、大変美しい所でした。

 

2024年5月21日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : えらむ

ニューヨーク 私の聖地巡礼

マンハッタン・アッパーイーストサイドのお取扱い店を訪問して、わずかな時間の中で唯一訪れたのが、セントラルパーク内にあるジョンレノンを偲んで造られた、ストロベリーフィールズとアッパーウエストサイドにある、かつての住まいのダコタハウス。
私にとっての聖地巡礼。
私が今も大好きな、かつてビートルズのメンバーだった、ジョン・レノンが凶弾に倒れたのが1980年。それから5年後のジョンの45歳の誕生日となるはずであった10月9日に当時のニューヨーク市長とジョンの妻であるオノ・ヨーコによって造られた記念碑のストロベリーフィールズ。
そこには世界中からやって来たと思われる多くの人が、途切れることなくその場を見つめ、記念の写真を撮っていく姿が見られました。
ジョンレノンは、強い意志を持って歌を歌い、メッセージを送り続けていました。
私もいつか、意思を持って作品を創れるようになりたいと思いました。

ニューヨークのお取扱い店を訪問

ニューヨークでのイベントセレモニーの主催者の方のご自宅を訪問。
セントラルパークを真下に見下ろすビルの10階。
主催者の方にご挨拶とイベントの準備。
昼食の後、マンハッタンのアッパーイーストサイドにある、お取引先の器のお店を訪問させていただきました。
日本人のオーナーさんからは、昨年秋にお取引のご連絡をいただき、オーナーさんの来日に合わせて、京都でお会いさせていただきました。
息子家族がアメリカに住んでいるので、機会があればいつか訪問したいですと言っていたのですが、こんなに早くお伺いすることになるとは思っていませんでした。
今回は、事前に追加でのご注文もいただいていましたので、作品を直接持参し、ご挨拶に伺いました。
ニューヨークでも閑静な住宅街にある、とても落ち着いた雰囲気の素敵なお店でした。
夜には、オーナーご夫妻のご招待で、私たち夫婦は食事をご一緒させていただきました。 ニューヨークで30年以上器の販売をされておられて、その思いをお聞かせいただき、作り手側としても思いを新たにしました。

2024年5月19日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

列車でニューヨークへ

日本からの出席者が全員揃ったところで、この日は、ニューヨーク国連本部での式典に先駆けて、主催者の方のご自宅を訪問し、ご挨拶と式典準備を行うため、列車でニューヨークへ向かいました。
そして、私たち夫婦はニューヨークのお取引先のお店を訪問し、ご挨拶と納品に行くことにしました。
私たちの滞在先から車で約30分、ニュージャージー州の「High Bridge Station」より列車でニューヨークの中心に位置する「Penn Station」までの約1時間半の列車の移動です。
列車の始発駅「High Bridge Station」は無人駅で改札もない。しかしそこに停車していたのは、銀色のボディーの二階建て車両。なんと豪華な列車ではないかと乗り込んでみると、二階建てではあるけれどごく普通の車両。座席のシートは悪くないが、向きを変えられない固定式。窓は汚れていて外がきれいに見えない。
各駅停車の普通列車で、もちろん食堂車や車内販売はありません。
切符の検札に駅員さんが回ってくる。切符は一般的にはインターネットで購入して、スマホで見せるようになっているようです。
検札の済んだ席のシートに紙を挟んで目印にしていくと言う、アナログなやり方。
車内の行き先表示は、24ドットぐらいのオレンジ色の電光掲示板があるのみで、日本の昭和な感じ。
しかし初めて乗るアメリカの列車に気分は上がる。

2024年5月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : えらむ