2014年10月4日〜5日に開催される、アート・クラフトフェスティバルinたんば2014に、木の器作品で出展いたします。
フェスティバル会場は、工房から車で1時間。
私たちにとって、もっとも身近で、そして、作家活動をして行く上で、たくさんのものを得たフェスティバルです。
初めて、アート・クラフトフェスティバルinたんばを知ったのは、1993年。
会場となっている、兵庫県立丹波年輪の里が主催する、「全国ウッドクラフト公募展」に入賞し、表彰式に行った時。会場の丹波年輪の里は、沢山の車と芝生広場に張られたテントが、熱気を帯びていました。それが初めて見るクラフトフェアだったのです。表彰式当日にそんなイベントが開催されていることは知らず出かけて行って、ましてクラフトフェアなるものの存在すら知りませんでした。
今でこそ、クラフトフェアは、全国のいたる所で、一年中開催されていますが、20年前の当時は、まだクラフトフェアなるものはごく僅かで、インターネットもほとんどなかったころですから、情報もなく、初めて目にする、全国からクラフト作家が集まる野外イベントが衝撃的で、また雰囲気が、たまらなく楽しそうでした。
いつか木工関係で生活してみたいと思っていましたので、このクラフトフェアなるものに自分も、ぜひ出てみたいという衝動にかられました。
現在の出展申し込みは、書類審査による選考となっていますが、当時は、既存出展者の推薦が条件となっていました。しかし当時の私には、出展者の知り合いなどまったくいませんでしたので、丹波年輪の里で、当時フェアを主催されている作家の方などが、参加される行事などがあると、参加させてもらったりしながら、自分の名前と作品を覚えてもらい、なんとか推薦をいただけるようになり、初出展となりました。
あれからクラフトフェアの運営者の方も運営も変わり、雰囲気も少しずつ変わってきましたが、フェアから得ることは沢山あります。
今年も出展の機会をいただけたことを大切にして、出展させていただきたいと思います。