2023年の雪の日

2023年1月、10年に一度と言われる寒波の到来とかで、昨夜から工房のある辺りも雪が降り始めました。
今朝のSNSの投稿は、だれもが降雪の写真の投稿で持ちきり状態。
40センチ積もったとか、80センチ積もったとか、雪かきに追われる投稿に目を奪われます。
私の工房に来られる人の多くの方が、冬は雪で大変でしょうねと言われますが、実際はほとんど雪が降らない地域で、年に2~3度、5センチぐらい積る程度です。
それでも大寒波の降雪後の今朝の工房仕事は、ちょっと無理と判断してお昼に工房へ。
みなさんの投稿にあるような雪景色の工房を想像していたのですが、お昼には雪は、ほとんど解けてしまって、期待していた雪景色と言えるような風景はありませんでした。
大量の降雪で、困っておられる地域の方からすると、こんな投稿は失礼かと思いますが、ささやかな工房の季節の風景としてお許しください。

 

2023年1月25日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2023年1月の工房Open日

今週末は2023年最初の「工房えらむ」の工房Open日です。
2023年1月の工房Open日は、1月21日(土)、22日(日)、23日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
基本、月1回の工房Openを予定しているのですが、今年も各方面での展示会やイベントなどの予定もあり、申し訳ございませんが、1月の工房Open以降は当分の間、工房Openはお休みいたしますのでご注意ください。
なお今後の予定はホームページでご案内させていただきます。
工房Open日では、日頃製作しています木の器等の作品、織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。とりわけ、古道具、古布類は在庫があります。
見学、おしゃべり歓迎いたします。
冬の工房へお気軽にお立ち寄りください。

 

2023年1月16日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

蓋物の器

四角い箱などを手で彫ると、とても面倒ですが、なぜか手で彫った箱に魅かれるものがあります。
そして、箱には蓋があったほうがカッコいいと感じます。
ただでさえ、面倒な箱彫りに蓋をつけると、お椀や鉢に比べると、倍以上の手間と時間がかかります。
それでもそんな箱ものの蓋がぴったりと収まると、不思議な達成感が、疲労を帳消しにしてくれます。
昨年のクラフトフェアで、とてもいびつな形の蓋物を作って販売していたら、若いミュージシャンの方が買ってくださった。
ほとんど実用性を考えず作っていたので、売れることなどほとんど期待せずに持っていったのですが、これに色々入れたいものがあるとのこと。
蓋物の箱、それは単なる器と違って、何かストーリーが生まれる要素を持っているのかもしれません。
写真のものは、残念ながらその時のものではありません。

2023年1月13日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

豆皿を想う

2023年が明けて、工房えらむもゆっくり始動しています。
昨年12月は、体調管理に重点を置いて、ほとんどスローペースで過ごしていたこともあって、新年もペースが上がらず、なかなか本稼働とならない日々です。
まだ今日までお正月、松の内と言うこともあって、これまで作ってきた吉祥柄の豆皿について考えています。
昨年、少しバリエーションを増やしたいと、鯛やオシドリ、千鳥などを新しく作ってみました。
とりわけ、おめでたい鯛の豆皿が作りたくて、いろいろ考えた結果の豆皿なのですが、あまりにオーソドックスなデザインで、その後ほとんど作らず仕舞いとなっています。
工房にやって来た美術専攻の女子大生に鯛の豆皿を批評してもらったら、もう少しデフォルメした方がいいんじゃないかと思うと、率直に言われ、その通りと思うのですが、なかなかデザインが浮かばず、そのままになっています。
これまで作ってきた豆皿は、古くから意匠的にほとんど確立されたデザインを、そのまま豆皿に写し取ったようなものなので、恥ずかしながら、そのデザイン性に依拠しているものと言えると思います。
小さな豆皿ですが、シルエットだけで存在感が伝わるような、シンプルで面白いオリジナルの豆皿が出来ないだろうかと思う日々です。

2023年1月7日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

2023年 明けましておめでとうございます。

2023年 新年明けましておめでとうございます。
昨年は、多くの方のお世話になりありがとうございました。
これまで続けてこられたのは、皆様の方のおかげと感謝しています。
まだコロナ禍の脅威は続いていますが、私たちの作るものや工房活動を通じて、少しでも暮らしに潤いを感じていただければと思います。
今年も小さな林の工房で、自然と寄り添いながら、気負わずじっくりと作品作りに取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(写真は、私のコレクションの古い菓子木型です。)

2023年1月1日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ