手彫りのオーバルボックス

クルミの木で、手彫りのオーバルボックスを作りました。
播州織のファッションブランド「hatsutoki」さんの企画で、手彫りによるオーバルボックスを作らせていただきました。
大・中・小の3種類で、大は縦25×横18.5×厚6.9センチ、中は縦17×横12×厚5.8センチ、小は縦12×横9×厚4.2センチとなります。
オーバルボックスと言えば、一般的には、薄くした板を熱で曲げて作られるものがほとんどですが、木を彫って作たオーバルボックスも、一味違った雰囲気で楽しめると思います。
塗装は、撥水セラミック塗装で、木の持つ自然な質感を損なわず、におい移りも少なく、水分にも強い食品衛生法上問題のない塗装をしています。
食品を入れても清潔に保つことができます。
食品や小物入など、使い方は限定しません。
写真を撮り忘れていましたが、同サイズで漆塗り塗装のものも作っています。
「hatsutoki」さんのオンラインショップで販売いただいていますので、ご興味ある方はご覧ください。

「hatsutoki」オンラインショップ → click

 

2022年2月26日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

三人展 原・風・景 を見てきました

岡山県勝山市にある勝山文化往来館ひしお で開催されている、三人展 原・風・景を見てきました。
ガラス工芸家の磯谷晴弘さん、漆芸家の西川雅典さん、テキスタイル作家の岡本昌子さんの三人展です。
3名の作家の方は、私がかつて法人の解散まで所属していた、日本クラフトデザイン協会の会員として、活動の中核を担っておられた方々で、この度、漆芸家の西川さんから展示会の案内をいただき、岡山県勝山市の会場へ伺いました。
城下町の名残を残す町並みにある勝山文化往来館ひしおは、趣のある美しい建物で、展示物もしっとりと溶け込んで、とても落ち着いた素晴らしい展示となっていました。
3名の方の作品は、それぞれ心のこもった、素晴らしい作品で、作品の力を感じるものばかりでした。
今日は、3名の方によるオープニングトークイベントもあり、それそれの作品についての技法や作品に込められたメッセージを語っていただき、さらに深く作品を感じることができました。
私は、日頃は販売ための生活雑貨のようなものを作っていますが、時にはこのような熱のこもった作品を作れる力量を持ちたいものだと思いました。

2022年2月23日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

素のかたち 三人展が終了しました

2022年2月11日より、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催されておりました「素のかたち 三人展」が修了いたしました。
ガラス作家の音堂多恵子さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさんと、木の器の田中陽三の3人による展示会でしたが、それぞれの個性を生かした表現を多くの方に楽しんでいただけたようです。
寒さ厳しく、コロナ禍で外出のしにくい日々ですが、沢山のお客様にお出でいただくことができ、無事三人展を終了させていただくことができました。
私としましても、沢山のお客様との出会い、異素材の作家の方との出会いで、今後の作品作りへの活力をいただきました。
お出でいただいた皆様、ギャラリーのオーナー様、スタッフの方、ご一緒いただいた作家の方には心よりお礼申し上げます。
ガラス作家の音堂多恵子さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさんの作品につきましては、引き続き同ギャラリーで3月中まで展示されることになりました。木の器の私の作品は、来月より広島で個展をさせていただくことにより、作品は引き揚げさせていただきました。音堂さん、森下さんの作品は同ギャラリーでお楽しみください。

2022年2月20日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

栗の5寸皿

写真は、栗材、拭き漆塗りで作った5寸皿(15センチ径)です。
木の器作りを仕事にしたころから作り始めて、定番にしているものです。
お皿の底をおおよそ平らにしているので、湯飲みなどをのせても安定しますので、茶托としても使えます。
シンプルなお皿ですが、私の定番として生き残り、もうなん百枚作ったかわかりません。
栗材の味わいを生かしながら、ざっくりと彫り上げ、拭き漆塗りで仕上げています。
以前は、黒色を強く仕上げていたのですが、最近は、栗の木の杢目の味わいを生かすようにして、黒色を薄くして、仕上げています。
意外とこの淡く黒い感じを出すのに苦労しています。
この5寸皿は、現在、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催されている「素のかたち 三人展」に出品しています。よろしければ手に取ってご覧ください。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9
期間 2022年2月11日(金)~2月20日(日) 11:00~18:00 (最終日は17:00まで) 会期中無休

素のかたち 三人展が始まりました

2022年2月11日より20日まで、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催される「素のかたち 三人展」が始まりました。
ガラス作家の音堂多恵子さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさんと、木の器の田中陽三の3人による展示会です。
コロナ禍で外出のしにくい日々ですが、開場と同時にお客様にお出でいただいて、楽しく一日を過ごさせていただきました。
音堂さんのガラス作品は、金属をガラスに取り入れるなど、自由でのびやかな作品が、とても魅力的です。
森下さんのアルミの器などの作品は、アルミの金属の冷たさを感じさせない、どれも使ってみたくなる作品ばかりです。
私も日々、日常的に使いたくなる器等を作って出品しています。
展示会は2月20日まで開催されます。新型コロナウイルスの感染拡大が気になるところですが、無理のない範囲で会場へお立ち寄りいただけますと幸いです。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9
期間 2022年2月11日(金)~2月20日(日) 11:00~18:00 (最終日は17:00まで) 会期中無休

2022年2月11日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

欅しのぎ大皿

以前に欅(けやき)の木で作った鎬(しのぎ)の大皿です。
おおよそ縦25センチ、横45センチの美しい杢目の欅の板に、ざっくりと鎬と呼ばれる彫を斜めに入れています。
以前にこのよう陶製の板皿を見たことがあって、いつかいい板が見つかったら、木の大皿を作ってみたいと思っていました。
焼き締めの陶器のような表情が出せると思われる欅の板が見つかり、ざっくりと彫り上げてみました。
漆を塗ると、板の表情が豊かになり、いい雰囲気の板皿ができたように思います。
このサイズの陶製の板皿ですと、かなりの重さになるのですが、木で作るとずいぶん軽く、取り回しも、収納も楽になります。
この皿に料理をざっくりと盛り付けて、野趣あふれる雰囲気を味わってみたいものです。

2022年2月9日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

素のかたち 三人展 ギャラリー風来

2022年2月11日~20日まで、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催される「素のかたち 三人展」に出展いたします。
ギャラリー風来さんでは、2020年に「木金土 三人展」は、陶芸家の伊藤 慎さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさんと木の器の田中陽三の3人による、展示会をさせていただいたのですが、今年は、陶芸家の伊藤さんに代わって、ガラス作家の音堂多恵子さんとともに三人展をさせていただきます。
それぞれ、各素材で素晴らしい作品を作られている方ですので、いろいろ刺激をいただき、ご一緒させていただくことを楽しみにしています。
私もできるだけ新作を交えて作品を展示したいと思っています。
新型コロナウイルスの感染拡大が気になるところですが、ギャラリーでは、感染対策をしっかりして展示会を開催いただきますので、無理のない範囲で会場へお立ち寄りいただけますと幸いです。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9

期間 2022年2月11日(金)~2月20日(日) 11:00~18:00 (最終日は17:00まで) 会期中無休

2022年2月4日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

2月1日よりButton Inspiration vol.16始まります

東京・銀座のACギャラリーさんで、本日2月1日より、ボタン作品の合同展示会「Button Inspiration vol.16」が始まりました。
陶器やガラス、布、木などさまざまな素材で創作活動されている、50名の作家により作られたボタンが、展示販売されます。
それぞれの作家の方が、既製のボタンの概念にとらわれず、自由な感性で作られた、本当に楽しく素敵なボタンが集まります。
私は木を素材とした、木のさまざまな表情を表現した、いろいろなボタンを出品しています。昨年も出品させていただきましたが、各作家の方のボタンに関する発想のユニークさや面白さ、そして美しさは、非常に勉強になります。
新型コロナウイルスの感染拡大が気になるところですが、どうか無理のない範囲で、ご高覧いただけましたら幸いです。

会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 岡崎ビル4F
期間 2022年2月1日(火)~2月6日(日) 11:30~19:00 最終日は17:00まで

ACギャラリーでの会期後は、2月17日~19日まで横浜大さん橋ホールで開催されます、「素材博覧会2022」に巡回します。