工房 えらむ

木の器と手織の工房

12月

河井寬次郎展を見てきました

昨日は、兵庫陶芸美術館へ「河井寬次郎展」を見に行ってきました。
京都にある河井寬次郎記念館へは行ったことがあるのですが、大系的に作品やコレクションを見る機会はなかなかないので、昨日で最終日ということで、工房から車で45分の兵庫陶芸美術館へ行ってきました。
作家・河井寬次郎氏(1890-1966)は、古陶磁の技法研究、新しい美意識を創出した民藝運動への参加を経て、独自の芸術性を確立するまで、陶芸作品の他、木彫や書、調度類などを制作されるなど、陶芸家という枠を超えた、まさに芸術家と言う印象でした。
今回初めて一般公開される作品もあり、約200点の展示作品はどれも見ごたえのある素晴らしいものばかりでした。
とりわけ、木を扱う仕事をしている私にとって、河井寬次郎氏の芸術的な数多くの木彫作品には、感銘を受けました。
真摯に作品作りを探求し生み出される作品は、時代を超えて訴えかけてくるものがあるのだと感じました。
※特定のものを除き、写真撮影は許可されていました。

 

 

 

2018年冬 薪ストーブに火を入れる

今日から仕事場の薪ストーブに火を入れました。
例年になく遅い薪ストーブの出番となりました。と言うのもほとんど薪の貯えがないため、ぎりぎりまで火を入れずに我慢していたのですが、さすがにこの冷え込みで出番となりました。
夏の間に、薪の準備をしておけばよかったのですが、仕事のせいにして、薪づくりをサボっていたら、とうとう冬になってしまいました。仕事場の端材でしのげるのも数日。
イソップ物語のアリとキリギリスのキリギリスのようなものでお恥ずかしい話です。
さてどうしたものか。

クロモジの紅葉

クロモジの木の群生地に行ったら、ちょうど紅葉の時期を迎えていました。
クロモジの木は、香り高い菓子楊枝などに用いられる木です。私の工房でも時折、菓子楊枝を作るワークショップなどを開いて楽しんでいる、お気に入りの木のひとつです。
例年、12月のこの時期になると、ほとんど葉を落としている時期だったと思うのですが、今年は暖かい日が長かったせいか、今、色鮮やかな黄色に染まり、大変美しい姿を見せています。周りの広葉樹の紅葉とも相まって、ピュアな黄色がとても美しく感じます。
クロモジの菓子楊枝に用いる木を切る時期は、葉を落とした冬場が良いとされています。
この冬も少しだけいただいて、楊枝づくりを楽しみたいと思います。

 

 

 

梅の花の小皿を作るワークショップ報告

昨日は、いつもお世話になっている兵庫県多可郡多可町のカフェ チャッタナの森でクルミの木で、梅の花の小皿を作るワークショップをさせていただきました。
最近は、兵庫県外からのご参加もいただくようになったのですが、今回は、はるばる岐阜県から来てくださった方がいらっしゃいました。
全国的に木の器などのワークショップは決して珍しいものではありませんが、本当に遠くから、このワークショップに足を運んでいただいてありがたく思います。
最初は、大きい彫刻刀を恐る恐る使っておられましたが、すぐに慣れていただいて、木を彫るのが本当に楽しい、いつまでも彫っていたい、とおっしゃっていただくと本当に嬉しくなります。
私のワークショップは、技術的なことを習得するような内容ではありませんが、木を使ったモノづくりの楽しさや、木を彫ることの心地よさを感じていただけることは、私のワークショップへの思いとするところで、やっていて本当に良かったと思えるところです。
彫り方は人それぞれ、一応サンプルを参考にしてもらいますが、それぞれの個性やオリジナリティーを尊重しますので、それぞれが、どんな風に使おうかなどと考えながら作っていく、唯一無二の作品がベストだと思っています。
みなさん、精一杯に自分仕様のお皿を作られ、手作りの面白さを楽しまれておられたように思います。
ご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした、そしてありがとうございました。