工房 えらむ

木の器と手織の工房

2018年

2018年8月の工房Open

公開予定の投稿が、操作ミスで投稿できていませんでした。
遅い投稿になってしまいお役に立ちませんが、ご勘弁ください。

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーを定期Openしていますが、先月7月は、事情により初日の土曜日のみOpenで、以後お休みをさせていただき申し訳ございませんでした。
2018年8月の工房Openにつきましては、都合により8月19日(日)と20日(月)10:00~16:00の2日間にさせていただきます。
工房で製作しています木の器等の作品、手織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
工房では、ほとんど雨の降らない猛暑日が続いて、さすがに植物も少々ぐったりの様子です。
そんな中で唯一元気なのがセミ。暑さのせいで夏の進行が早まっているためか、例年より早々とツクツクボウシの合唱が始まっています。
この辺りは、いろんなセミが混在していて、1日の中でいろんなセミの鳴き声が聴かれるのが面白いところです。
まだまだ暑い日が続いていますが、展示室にはエアコンも完備しています。
どうぞお気軽に工房へお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

テーブル作りのお手伝い

友達のKさんが、天板は桂と思われる1枚板を購入され、気に入った鉄の脚を接合してテーブルを作っています。
先日、Kさんから板のひびの割れ止めと、塗装をお手伝いしてほしいとのことで、工房にテーブルを持ち込まれ、私の出来る範囲のことで出来るだけお手伝いさせてもらいました。
ひび割れの止めは、黒檀のちぎりを入れましたが、久しぶりの加工で、彫りに少々緊張しました。
塗装は、食器にも使えるウレタンオイルを塗布しました。
黒檀のちぎりを入れると、アクセントとして雰囲気が引き締まり、オイルを塗布して耐水ペーパーで研磨すると杢目の美しい重厚感のあるテーブルに仕上がりました。
なんとか、いい感じのテーブルが出来上がったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

金継ぎを習う

昨年から、漆塗り技術を身に着ける一貫として、金継ぎを習っています。
金継ぎは、割れたり欠けたりした陶器などを漆を使い、金粉や銀粉で意匠的に修復し、修復された姿を、完品とは違った趣として見立てる修復の仕方です。
兵庫県の漆芸家の江藤雄造先生の講座で、習っていますが、江藤先生は、文化財の修復や古美術品の修復、金継ぎも仕事として行っておられるので、技術的に大変高度で、また美術価値の高いものとして、修復をされています。
講座の最初は、割れた器を接着剤で張り合わせる、簡易的な技法で金継ぎの簡単な流れを体験するところから始めました。
その後は、すべて漆で修復する金継ぎを習っていますが、用途に応じた漆の扱いそのものから学んでいく必要があり、その奥の深さと難しさをつくづく感じます。
先生の話では、一口に金継ぎと言っても、その技術や表現は多様で、陶器の種類や欠けひびの状態により、やり方を見極めていくそうです。
今は、所有している古伊万里などを中心に金継ぎをしていますが、修復後の器に趣を感じるまでにはなっていないようです。
なかなか、しっかりとした技術の習得には至りませんが、漆を扱う面白さとその奥の深さに興味が尽きません。

 

 

 

 

 

 

 

明珍火箸の風鈴

我が家では、ながらくエアコン(冷房)のない生活をしていました。
四季に寄り添って生活をすると言う、ささやかな思いの中で、エアコンのない夏の暮らしを続けていました。
そんなことから、夏を涼しく感じるグッズにはいろいろこだわりを持って、買い集めていました。
なかでもお気に入りは、地元兵庫県の鍛冶屋さんが作る明珍(みょうちん)火箸の風鈴。
風鈴にはいろいろなものがありますが、明珍火箸の風鈴の音は、群を抜いていて、涼しさもさることながら、その音色は芸術的とも思える音色です。
ミュージシャンのスティービー・ワンダー氏も「近くで響いているのに遠くで響いているように聞こえる東洋の神秘の音色」と絶賛しています。
明珍火箸の風鈴を作られている、明珍家は平安時代より続く甲冑師の家系で、12世紀半ばに近衛天皇よりその技を賞賛され「明珍」の姓を賜られ、江戸時代には姫路藩のお抱え甲冑師として姫路へ移り住んで、鍛冶を営まれている、大変由緒ある鍛冶職人さんです。
さすがに近年の猛暑に耐え切れず、数年前にエアコンを設置したことで、風鈴の出番は少なくなりましたが、五感で涼しさを感じれるような、風情のある夏はもうなくなってしまったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

暮らしに寄り添ったオーダーにお応えして

同じようなタイミングで、3人のお客様からオーダーをいただき、作らせていただきました。
お一人は、納豆べらのご注文。今まで使っていた、納豆べらがすり減ってしまったので、同じようなものを少し改良して作ってほしいとのこと。
柄を少し長くとのご注文でサクラの木で作りました。
お味噌を少しすくったりするのにも具合がいいのだとか。
お一人は、カッティングボードのご注文。料理をのせたりするのにちょうどいい希望のサイズの市販のものがないとのことで、ご希望のサイズでお作りしました。クルミ材で、少し細身で長めのもの。
もうお一人は、パンや料理をのせるプレート。こだわりのサイズで、10ミリ厚の薄いものがご希望とのことで、クルミ材を使いました。表面は、フラットなものより少し削り跡があるものをご希望により、鑿で彫り目を入れました。
すべて納品済みですが、みなさん気に入っていただいて良かったです。
昔は、どこの村や町にも鍛冶屋さんがいて、生活に必要な刃物類の道具や農具などを作って、また修理をすると言う環境があったようですが、私のものづくりも木の器に関連する狭い範囲の道具ですが、かつての鍛冶屋さんのように、暮らしに寄り添って、いろいろなご要望にお応えするかたちで、存在していくことができればいいかなと思います。

納豆べらのオーダークルミのカッティングボードクルミのプレート

 

 

 

 

 

 

 

2018年工房の夏

暑中お見舞い申し上げます。
工房の7月は、豪雨で始まり、その後はカラカラ天気の猛暑日が20日間ほど続き、そして今だ迷走を続ける台風12号の直撃を受けると言う、まさに天候に翻弄された1ヶ月でした。
かつては夏山登山に嬉々としていた、夏大好き人間の工房の住人も、さすがにこの異常な暑さに、こんな暑さの中では、仕事など満足にできる訳がないなどと、いつも以上に効率の上がらない仕事ぶりの言い訳を暑さのせいにしている日々です。
工房の周りの木々は、この暑さをものともせず、強烈な夏の日差しをエネルギーを蓄えている様子です。
工房の片隅に植えたクリ、ビワ、カキ、ブルーベリーは元気そのものです。
台風一過とまではいかないものの、久しぶりに空には、積乱雲以外の雲が漂っています。たまたま見上げた空に、菱形の雲があって、ちょっと涼やかな気分になりました。
まだまだ猛烈な暑さが続くようですが、皆様におかれましては、どうかお体ご自愛ください。

 

 

 

 

 

 

エンディングノート入れの文箱を彫る

ご依頼をいただいて、エンディングノートを入れる文箱を彫りました。
エンディングノートは、終末期や死後に、家族が様々な判断や手続きを進める際に必要な情報を書き残すためのノートですが、その保管のための文箱の制作です。
A4
サイズのノートや書類がゆったり入る箱を、と言うご要望以外に特に難しいご注文はありませんでしたので、その方のイメージから作らせてもらうことにしました。
その方の人生を大木になぞらえて、栗の木の厚板を刳り抜いて作ることにしました。
選んだ栗の木は、緻密な年輪の木なので、ご本人が亡くなられて、ご家族がそっとその文箱を開けるとき、その方の歩まれた永い人生や、実直なお人柄が偲ばれる文箱になればと言う思いで彫り上げました。
しっかり杢目の感じられる拭き漆塗りにて仕上げます。

エンディングノート入れの箱エンディングノート入れの箱

 

 

 

 

 

 

 

豆鉢を彫る

ご依頼をいただいて、小さな豆鉢を彫りました。
栗の木で、直径6.5センチ、厚さ3センチの小さなものです。
手で彫るので、ひとつずつ微妙に形の違う、陶芸で言う手びねり感覚の器です。
日頃作っている豆皿の口径が10センチほどなので、器としては、かなり小さく感じます。
木製のものは、このくらいの小ささになると意外と少ないようです。
漆を塗って仕上げますので、どのような料理にでも対応できるようになります。
木製のごく小さな器ですが、テーブルコーディネートの中で、脇役として汎用性の高い器になってくれればと思います。

木の豆鉢

 

 

 

 

 

 

 

2018年7月 工房Openお休みのお知らせ

予定しておりました、2018年7月の工房Openは、7月22日(日)、23日(月)につきまして、急な事情によりお休みさせていただきます。

工房の訪問をご予定いただいておりました皆様には、ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

オニユリの花

工房近くの田んぼの斜面に沢山のオニユリの花が咲いていました。
工房のある兵庫県小野市も、連日35度を超える気温の猛烈な暑さの日々が続いています。
この暑さで、さすがに日中は、雑草さえもぐったりの様子ですが、その中で、今年はひときわオニユリの花が沢山、鮮やかに咲いています。
例年、あまり気に留めず、見ていた花ですが、ここ数日の豪雨と強烈な日射が影響しているのか、今年は花の勢いが違うようです。
野辺に咲く花も、猛暑のこの季節には、あまりないのですが、このオニユリだけがひときわ大きな花を咲かせて、この野生の花のたくましさを感じます。