栗の木で、お酒用の深めの片口を彫りました。
5月に日本酒にまつわる会場で個展をさせていただくことから、酒器に関するものを多めに出品する予定で製作準備しています。
私の作る酒器としての片口ほ、フリーハンド的な製作で少々いびつですが、手に馴染む使いやすいかたちをイメージして作っています。
木の片口は陶器のものと比べると、軽くて保温性があるので、そう言った点では使いやすいのではないかと思います。
栗の木の表情が、酒器としての趣を添えてくれるように、色合いを考えながら拭き漆塗りで仕上げます。
2月 2025のアーカイブ
朱塗りのお椀
栗の木を彫って、朱漆塗りで仕上げたお椀です。
口径14.5㎝、高さ11㎝。
高台を細くして、全体的にスタイル良く見せたくて作ったお椀です。
食卓に置くと、少しインパクトのある雰囲気が出来そうです。
使用される方が、どのような料理を入れられるか、興味あるところです。
素のかたち 4人展が終了しました
2025年2月8日より16日まで、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催されておりました「素のかたち 4人展」が、終了いたしました。
ガラス作家の音堂多恵子さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさん、陶芸家の笹部充恵さん、木の器の田中陽三の4人による展示会でしたが、それぞれの素材を生かした作品を多くの方に楽しんでいただけたようです。
期間中は、大変寒い中を沢山のお客様にお出でいただき、無事4人展を終了させていただくことができました。
私としましても、在廊は2日間でしたが、沢山のお客様との出会い、異素材の作家の方との出会いで、今後の作品作りへの活力をいただきました。
お出でいただいた皆様、ギャラリーのオーナー様、スタッフの方、ご一緒いただいた作家の方々には心よりお礼申し上げます。
Button Inspiration vol.19に出品
明日2月10日より16日まで、東京・銀座のACギャラリーにて開催の、ボタン作品の合同展示会「Button Inspiration vol.19」に出品いたします。
陶器やガラス、布、木などさまざまな素材で創作活動されている、約50名の作家により作られたボタンが、展示販売されます。
それぞれの作家の方が、既製のボタンの概念にとらわれず、自由な感性で作られた、本当に楽しく素敵なボタンが集まります。
私は木を素材とした、木のさまざまな表情を表現した、いろいろなボタンを出品しています。
会場 ACギャラリー 東京都中央区銀座5-5-9 阿部ビル4F
期間 2025年2月10日(月)~2月16日(日) 11:30~19:00 最終日は17:00まで
ACギャラリーでの会期後は、2月20日~22日まで横浜大さん橋ホールで開催されます、「素材博覧会」に巡回します。
素のかたち 4人展 搬入
本日、202年2月8日~16日まで、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」にて開催される「素のかたち 四人展」に出展のため搬入してきました。
ガラス作家の音堂多恵子さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさん、陶芸家の笹部充恵さんと、木の器の田中陽三の4人による作品展です。
ギャラリー風来さんは、室内の什器の大半を、陶芸家の内田剛一氏のセレクトによる什器で設えられた、趣あるギャラリーです。
初日、2月8日(土)と終日2月16日(日)は在廊予定です。
寒さ厳しい折ですが、機会がございましたら会場へお立ち寄りいただけますと幸いです。


隅入りの皿
栗の木で隅入りの皿を彫りました。
長方形のお皿も隅入りにすると、落ち着いた和風の印象が強くなり、趣が変わります。
拭き漆塗りで仕上げますので、料理皿として、銘々皿として、また湯飲みとお菓子をのせるお茶請け皿としてなど、多用途に使用いただけると思います。
この作品は、2月8日(土)から始まる兵庫県明石市のギャラリー風来での「素のかたち 展」に出品予定です。


梅型鉢の仕上がり
栗の木を彫って作った、梅型鉢が出来上がりました。
約1ヶ月かけて拭き漆塗りで仕上げています。
栗の木の杢目を生かしながら、少し焦げ茶色の鉢にしていますので、いろいろな料理に使っていただけるのではないかと思います。
この作品は、2月8日(土)から始まる兵庫県明石市のギャラリー風来での「素のかたち 展」に出品予定です。


梅型の鉢を彫る
寒い日が続いていますが、2月に入り、もう1ヶ月もすれば春ももうすぐ。
いち早く春の訪れを告げるのは、やはり梅の花。
今年の本格的な展示会も来週にせまり、春の到来を告げる、梅の花をモチーフにした鉢を彫りました。
私は、木の器の製作に基本的に木工ろくろは使用せず、手彫りだからできる器に面白さを感じて作り続けています。
私の作るものは、木工芸品ではなくて、あくまで木製の食器。
木で出来た梅型の器で、料理を美味しく感じ、食卓に彩を添えることができれば、いいなと言う思いで製作しています。
どんな料理も入れられるよう、拭き漆塗りで仕上げます。