2024年 新年明けましておめでとうございます。

2024年 新年明けましておめでとうございます。
穏やかな新年を迎えることができました。
今年は、昨年末にいくつかの興味深い仕事のお話をいただき、少し仕事の趣を変えながら、新たな方向に向かっていければと思っています。
最近は、体調不良に悩まされることが多くなりましたので、良い仕事をするには健康が第一と、良い体調維持を心がけて、この一年を過ごしたいと思います。
今年も小さな雑木林の工房で、自然と寄り添いながら、気負わず、穏やかに作品作りに取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年1月1日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2023年の大晦日

工房えらむも2023年の大晦日を迎えました。
今年もやり残したことがいっぱいで、大晦日が仕事納めとなりました。
2023年の前半は、昨年から続く慢性的な肩こり、首こりからくる緊張型頭痛に悩まされ、医者通いの日々。
どうにか頭痛が治まったものの、肩こり、首こりがすっきりしない故の、製作スピードの遅さ、納品に時間がかかるなど、順調な作品作りには程遠い一年でした。
肩こり解消に、日々歩くことを勧められ、時間がゆるす限り毎日、仕事始めと仕事終わりに、工房の周辺を20分程度歩くことを日課にしました。
これが、とても気分良く、未舗装のあぜ道に咲く草花に感動したり、日々の夕景に癒されたりと、身近な何気ない自然の気づきが仕事の励みになっています。
木と言う自然からの頂き物の作品素材に感謝して、そして自然から与えられる日々の感動を作品に生かしながら、これからも仕事をしていきたいと思います。
そしてこの一年本当に沢山の方のお世話になりました。
皆様に心より感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年12月31日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

西条柿の収穫

工房の敷地に植えた、西条柿の収穫をしました。
今年は、収穫の裏年だったのか、それとも猛暑のせいだったのか、昨年は、1本の木から100個近く収穫できましたが、今年は、半分以下の収穫となりました。
それでも実は大きくて、ちょっと角ばって艶やかな西条柿の実は、なんとも美しく、秋を象徴する自然の色のように感じます。
栗の木の12センチの厚板をフリーハンドで彫って、黒く拭き漆塗りで仕上げた大鉢に、採れたての柿の実を入れてみました。
大きな木鉢が、西条柿の存在感を受け止めてくれているような気がします。
渋柿なので、干し柿にしていただきます。

 

2023年10月18日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

散歩道のホシアサガオとニラ

慢性的な肩こりに悩まされてから、肩こり解消に歩くことを進められ、時間の許す限り、工房周りを歩くようにしています。
ほとんど散歩ですが、車道を避け、周辺の田んぼのあぜ道を歩くようにしています。
こんなあぜ道歩きですが、四季折々色々な野草や花が咲いていることに気づかされ、日々の新鮮な出会いが嬉しくなります。
少し秋めいた今日この頃ですが、道端のホシアサガオと野生のニラの花が美しく、目を引きました。
ホシアサガオは、1.5センチほどの小さな花ですが、園芸種のアサガオの葉と同じ形の葉が、蔓状になって周りの草に巻き付いて、野草として逞しく咲いています。
すぐ近くに、白い小さな花の集まった野生のニラの花が咲いています。
よく見るとなかなか美しい花の集合体です。
近所のあぜ道での野草との出会いに、妙に感動する日々です。

2023年9月26日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2023年の栗の収穫

2023年の栗の収穫が始まりました。
工房の敷地内には、4種類の栗の木があって、工房に自生している野生の「しば栗」、収穫用に植えた早生品種の「丹沢」、甘みの強い「銀寄」、地元品種の「大丹波」。
今年はちょっと遅めの早生品種の「丹沢」から栗の実が落ち始め、最近は、{銀寄」「大丹波」の収穫も始まりました。
猛暑続きのせいか、今年は少々例年とは異なる、収穫のタイミングとなりました。
さっそく栗ご飯や渋皮煮をいただき、仕事場で栗の木をひたすら彫る、栗三昧の日々を送っています。
栗の木を彫った輪花盆にイガ栗を入れてみました。

2023年暑中お見舞い申し上げます

2023年
暑中お見舞い申し上げます。
地球温暖化のせいか、年々暑さが増しているような気がします。
夏は、好きな季節でしたが、こう暑くなると夏の風情を感じている余裕もなく、ただただ辛抱強く行き過ぎていくのを待つ季節になってしまったような気がします。
工房での1階仕事場には、エアコンが無く、開け放った窓と扉のオープンな空間は、真夏の野外そのもの。
それでも、工房の南側に自生するコナラの大木の日陰のおかげで、なんとか仕事が出来ている。
自然と共存する夏の日々。
工房近くの夏の風景。
道路傍にたたずむ一本のアベマキの木がお気に入り。
暑いけど、夏が好きになる風景。

2023年8月5日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

ブルーベリーの収穫

工房の片隅に植えた、ブルーベリーが熟し始めました。
小粒ですが、沢山の実をつけています。
炎天下で、熟した実を選んで、一つ一つ収穫していくのは、なかなか大変な作業。
栗の木を彫った、6寸(18センチ径)の拭き漆塗りのリム皿に入れてみました。
リム皿は、洋食器のイメージが強いのですが、漆塗りで仕上げることで、和食器風にしてみました。

オニグルミの実

工房の敷地に植えたオニグルミの実が大きくなりました。
このオニグルミは、親しい木工家のK君が、岐阜の高山で木工修行していた頃に、鉢植えで育てていたものが大きくなって、私の工房に移植されたもの。
今は、高さは6メートルほどに成長して、毎年たくさん実を実を付けるようになりました。
初めて付けたオニグルミの実は、和歌山県で独立した木工家のK君のもとへ送りました。その実もK君の工房の敷地で大きな木に成長しているそうな。
こんなささやかな循環がとても楽しい。
最近、器やトレイの製作のための素材としてオニグルミの木をよく使っています。
工房の敷地のオニグルミの木を材料として生かすまでには至りませんが、素材として使用する木の成長過程を、日々見届けながら製作することは、木を単なる素材として扱うだけでなく、命ある素材を大切に生かすことへの思いを感じます。

 

2023年6月25日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

夏めくクラフト展終了のご報告

ギャラリーふく蔵での「夏めくクラフト展」は、昨日をもちまして、無事終了いたしました。
お出でいただいたお客様、ご購入いただいた皆様、お店の皆様、ご一緒いただいた作家の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
最終日にお出でいただいたお客様が、私の器をご購入いただき、レジでお支払い際の抽選会で、特賞を引き当てると言うサプライズがあり、お客様と一緒に大喜びすると言う楽しい出来事もありました。
工房敷地にある枇杷の実が、熟し始めました。ほとんどカラスに食べられてしまうのですが、せっかくなので、わずかに残った枇杷の実を器に入れて記念撮影しました。
器は、栗の木を彫って、中央に麻布を漆で貼った、30センチのお皿です。

グミと片口

工房の敷地に自生しているグミの実もほぼ終わりとなり、熟するほどに野鳥に食べられていきます。
わずかに残ったグミの実を、栃の木を彫って拭き漆塗りで仕上げた、浅い片口に入れてみました。
片口は、気ままにフリーハンドで描いたラインに沿って彫り上げたものです。
堅苦しくなく、自由な雰囲気が気に入っています。
浅い片口なので、ちょっとした小鉢として使っても楽しいと思います。