工房 えらむ

木の器と手織の工房

工房の四季

工房は豪雨とキノコ

工房は兵庫県の南部に位置しますが、3日間降り続く豪雨に悩まされています。
まさに豪雨と言うに相応しい、激しい雨がよくもこれほど続くものだと思います。
工房の周りは、水浸し、それでもこの雨のなかで工房の四季は動いています。
あちらこちらから、キノコがたくさん生えてきました。
キノコは、秋より湿潤な梅雨の季節の方が多いようですが、このじめじめの季節こそ出番とばかり、パンのような直径25センチほどもある巨大なキノコなど、いろんなキノコが出現して、自然界は、それなりの状況を察知して動いているいるようです。

雨は、ブログを書いている間も止む気配がなく、携帯の防災速報が鳴り響いています。「これまで経験したことのない」「記録的」「最大級の警戒」と言う言葉が並び、全国に災害をもたらしています。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
私たちがこれまで経験したことのない気象災害は、やはり地球の温暖化によるものではないかと思います。私たちを含め世界の人々が危機感をもって地球暖化対策を講じていないことの現れではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2018年6月の工房Openのお知らせ

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーを定期Openしていますが、4月、5月とお休みをいただいておりましたが、6月より再開いたします。
2018年6月の工房Open日は、今週末の6月16日(土)、17日(日)、18日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
工房で製作しています木の器等の作品、手織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
工房の周りの木々は、今だ年々成長を続け、梅雨時ともなり、しっかり伸びきった葉がうっそうと茂り、工房を包み込んでいます。
地元の田植えの時期になると咲くシバグリの花も満開状態です。
どこにでもある里山の風景ですが、初夏の雰囲気を楽しんでいただければと思います。
どうぞお気軽に工房へお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

田植えグミの季節

工房の片隅に、自生している大きなグミの木があります。
田植えの時期が近づくと実がなるので、田植えグミとも呼ばれるそうですが、確かに工房の周りからは、代搔きのトラクターの音があちらこちらから聞こえてきます。
昨年は、ほとんど実をつけなかったグミですが、今年は沢山の美しい赤い実をつけています。
昨年は、花が咲いても、いつも沢山やってくるマルハナバチがほとんど来ず、これが原因か、ほとんど実をつけませんでした。
今年は、マルハナバチが沢山やってきたこともあってか、沢山の実をつけました。
ささやかな出来事ですが、人間には感じることのできない、微妙な自然の移ろいの変化が、自然環境を大きく左右しているように感じます。
誘惑にかられてグミの実を口に入れると、すっぱさの中にほんのりとした甘さがあって、決してフルーティーとは言えませんが、甘みの強い市販の果物にはない、野性的な甘みがなかなかクセになります。
(グミの花とマルハナバチの写真は、今年4月20日ごろの様子です)

 

 

 

 

 

 

工房に植えたトクサ

工房の片隅に植えたトクサが元気に育っています。
昨年辺りから、木のスプーン作りのワークショップなどで、これまで仕上げにサンドペーパーを使っていましたが、これをトクサと言う植物を乾燥させたものをサンドペーパー替わりに使うようにしました。
トクサの茎の表面には珪酸が含まれ、ザラザラしているために木材や金属、爪などを砥ぐ研磨剤として昔から使われたことから「トクサ(砥草)」と名付けられたそうです。
直接口に入れて使用するスプーンなどは、天然素材の研磨材で仕上げるのが一番いいように感じて、トクサを使用するようになりました。
これまで、乾燥させたトクサを購入していたのですが、これが意外と値段が高いので、これは自分で栽培するしかないと、昨年知り合いにトクサの株を分けてもらい、工房の片隅の湿り気の多いところに植えました。
冬の寒さで、少々弱っていたのですが、雑草にうずもれながらも元気に育ってくれています。
今年辺りは、使用できるようになるのではないかと楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

2018年 新緑の工房

工房の吉野桜は、例年より1週間程度早いペースで咲き、散っていきました。
そして例年より早く工房の周りの木々は、鮮やかなうす緑色の葉を広げながら、新緑の季節を迎えました。
最近、素材として使うことが多くなった、オニグルミの木も奇妙な雄花が垂れ下がって、青空に映えています。素材としての木と四季を通じてその生きざまにかかわっていくことも感慨深いものです。
工房の小さなちいさな落葉樹の森が、光輝く美しい季節。
この風景を見ていると、春の芽吹きとともに新たな気持ちで頑張ろうと言う、1年のサイクルの始まりを感じます。


 

 

 

 

 

 

ひたすら工房掃除

今週、雑誌社の方が東京から工房の取材に来られる予定になっています。
廃材で建築家の方と手作りした工房の建物に興味を持たれての取材なので、取材のメインは建物。
ただ現状の工房内は、山積みの材料、端材の山、段ボール、積年の埃。
建物が主な取材対象なので、建物の細部を見ていただけるよう、ここ数日は、ひたすら整理し片づけ、掃除で少々疲れモード。
もっとゆったりきれいにしたかったのですが、カフェを新規開業される方からのご注文品の制作に思いのほか時間がかかり、掃除にかけられる時間が少ししかなくなってしまったのがつらいところです。
それでも、ものがあふれた工房を整理すると、工房は徐々にすっきりしてきて、この仕事を始めた当初の雰囲気がよみがえって、また気分も新たに仕事ができそうです。
工房の敷地内に自生するツツジが満開、いい季節になりました。
取材日のぎりぎりまでひたすら工房掃除の日々が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年 工房のさくら開花

厳しい寒さの冬も終わって、工房周辺も最近めっきり暖かくなって、2018年の工房のさくらが開花しました。
今年は、寒さが厳しかった割には、全国から早々とさくら開花の知らせが届いていますが、兵庫県小野市周辺はちょっと遅め、そして小野市郊外の高台の工房周辺は、さらに遅れてやっと開花し、現在七分咲き程度になりました。
木の器仕事も最近は、脱サラ6年目で少し仕事をいただけるようになりましたが、仕事の遅さ故の慌ただしい日々に、工房の四季の移ろいに目を向けることが少なくなったような気がします。
元々、自然とともに暮らしたい、そこから感じた自然への思いを作品に表現したいと言う思いで、脱サラしたのに、どうも「木を見て森を見ず」みたいな生活をしていることをちょっと情けなく感じる日々です。
工房の土地を買って最初に植えたさくらの苗木は、しっかり花を咲かせるようになって、季節は巡っているぞと、さくらに教えられているような今日この頃です。


 

 

 

 

 

 

じゃがいもの植え付け 2018年春

さすがに3月に入り、工房のあるところも暖かくなり、ウグイスがささやかに鳴き始めました。
もう霜が降りることもないだろうと言うことで、工房となりの畑にじゃかいもを植え付けました。
今年は、一般的なメークインと男爵。
大きな芋は、ふたつに切って、切り口に薪ストーブの灰をまぶして植え付けます。うまく育ってくれればよいのですが。
畑に昨年から植えて、越冬させている玉ねぎとエンドウは、厳しい寒さのせいか、例年に比べ成長がとても悪いです。
実際、スーパーの野菜の品ぞろえも悪く、値段も高騰している様子からすると、プロの農家さんも、今年の冬の寒さには苦戦されているように感じます。
毎年同じように繰り返しているように感じる、季節の移り変わりは、実は、激しい変化を伴いながら巡っているのでしょう。
植物も人もその変化に翻弄されながら生きていくと言うことが、自然と暮らすと言うことなのかなと、畑仕事をしながらふと思いました。


 

 

 

 

 

 

 

2018年 新年明けましておめでとうございます

2018年 新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の前半は、いくつかの展示会を中心に活動します。
1月の東京ミッドタウンでの日本クラフト展の作品展示からスタートし、2月には東京ドーム・テーブルウェアフェスティバル2018にて、同展2017年の器とテーブルコーディネートのコンペ受賞者によるコラボレーション展示を行います。
また、2月には陶芸家の大杉康伸さんと京都福知山市のカフェにて展示会。
5月には神戸市須磨区のギャラリーにて個展を予定しています。
今年は、いろいろな角度から工房えらむの作品を提案していきたいと思います。
そして今年も、痒い所に手が届くオーダーにお応えしながら、ワークショップでみなさんと木を使ったモノづくりを一緒に楽しんでいきたいと思います。

(張り子は、はりこ工房葉紙屋 大中美佳さんの作品)

 

 

2017年の大晦日

工房えらむも2017年の大晦日を迎えました。
あれこれいっぱいやりたいことがありましたが、相変わらず制作スピードの遅さ、段取りの悪さ故、オーダーをいただくと納期などに追われ、自分らしさを追求する作品作りが、なかなかできなかった一年でした。
来年は、個展や展示会の予定がいくつか入っています。できる限り自身の持ち味を引き出した作品や新作を見ていただけるようにしたいと思います。
やり残したことだらけで、大晦日も未練がましく工房に居ましたが、新年への思いを込めて、工房に自分で作ったしめ縄を飾りました。
藁は実家の田んぼから、ウラジロや松やナンテンなど、すべて近くの雑木林などからの頂きもの。
私たちは、木や綿や絹など自然からの頂き物で仕事をさせていただいていることに感謝して、その思いをしめ縄に込めて、新年を迎えたいと思います。
この一年本当に沢山の方のお世話になりました。
みなさんに感謝申し上げます。