工房はキノコでいっぱい

全国各地に豪雨被害をもたらした、梅雨の日々も一息ついたようで、工房もやっと長雨から解放されました。
本当にこれでもかと言う長雨に、気分も滅入る日々でしたが、久しぶりにみる日の光がとても新鮮な気分にさせてくれます。
そんな長雨は、ささやかな贈り物として、工房の敷地に沢山のキノコを登場させてくれました。工房の至るところに大きなキノコが、いっぱい生えてきています。キノコは、秋のものと言うイメージがありますが、梅雨の時期の方が沢山生えると言われています。
名前のわからない大きなキノコが、至る所に生えているのですが、これが一部でも食べられるキノコだったらどんなに嬉しいかと思うのですが、キノコに関しては、ほとんど知識がないので、だれかキノコに詳しい人が来てくれたらといつも思います。
小さな工房の林に繰り広げられる、季節ごとの自然の営みを感じることができるのは、ささやかな楽しみでもあります。

2020年 工房の梅雨

工房は、2020年の梅雨の季節を迎えました。
今年の梅雨は連日の雨空で、まさに典型的な梅雨の日々。
工房の敷地は、もともと水田の跡地であったこともあって、敷地の周囲に畔の名残があって、少し強い雨が降ると、すぐにおおきな水たまりが出来てしまうのが難点です。
その分、工房を取り巻く周辺の樹木は、しっかり水分吸収できるせいか、大変成長が早いように感じます。
工房を建設していたころは、小さかった木も、今では10メートルを超える大木になったものもあり、巨大化する木に、いつか工房が押しつぶされないかと心配になる始末です。
さすがに、こう雨の日が続くと、何もかもが湿っぽくて、鬱陶しい気分になりますが、この花の少ない時期に、工房の入り口付近に咲く、ホタルブクロとネジバナの花が、気持ちを和ませてくれます。

2020年 初夏の工房

新型コロナウイルスの感染拡大により、不穏な日々とともに過ぎって行った春ですが、6月ともなり、工房は初夏の様相に変わって来ました。
工房の周りに自生するシバ栗の木は、今だ成長を続け、どんどん大きくなっています。今では、工房の建物を飲み込むような勢いです。
シバ栗の木は、6月に入り花の季節となりました。、
白く垂れ下がった雄しべからは、決していい匂いとは言い難い、強い花の匂いが工房を包み込み、しばらくは我慢の日々なのですが、さすがに10年以上この花の匂いと付き合っていると、ほとんど気にならなくなってしまいました。
そして、工房の敷地に植えたオニグルミの木も大きく成長し、今年は沢山の実を付けています。
シバ栗もオニグルミも縁あって、工房で作る作品の中心的素材となっています。さすがに、工房の木を切って素材にするところまではいきませんが、素材の木の成長を見守りながら、日々の制作活動を続けるのも、なかなか楽しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

2020年夏を待つ野菜

工房のご近所の方に畑をお借りして、野菜作りを楽しんでいます。
自然と寄り添って暮らすと言う、私たちのライフスタイルにとって、畑での野菜作りは、今や大切なライフワークとなっています。
野菜作りは、ほとんど素人ですが、野菜によっては、ビギナーズラックで豊作の時もあれば、ほぼ全滅の時もあり、それも自然から教えられる関わり合いの面白さと感じています。
ある年、キュウリがものすごく豊作で、ピーク時には、1日に40本も収穫できる日が続き、これはさすがに食べきれないと、キュウリを入れた籠を持って、知り合いの個展会場へ出向き、手当り次第に差し上げたりしたこともあり、収穫を分かち合うのもまた、楽しいことかなと思います。
現在の畑は、冬に植えたエンドウは、暖冬だったせいか今年は豊作、玉ねぎは、残念ながらちょっと小ぶり。じゃがいもは間もなく収穫。アスパラガス、ミョウガ、しそなど。
そして今年植えた夏野菜は、キュウリ、トマト、ズッキーニ、ウリ、なす、ピーマン、サヤインゲン、黒豆、カボチャ、里芋、さつまいも、かんぴょう等、夏野菜の本番を待つばかりです。
色々植えましたが、果して上手く収穫できるのはどれでしょうか。

工房入口のモチツツジの花

工房の入口のすぐそばに自生している、モチツツジの花が満開です。
モチツツジは、植えたものではなくて、工房の土地に自生しているもので、周辺の雑木林には、普通に見られる木です。
工房の入口付近には、ミツバツツジの木もあって、このホームページのトップ画面の写真にあるように、4月中旬に赤い小さな花を花束のように沢山付けますが、開花の時期は1週間ほどで終わってしまいます。
モチツツジの花は、比較的寿命が長くて、やさしいピンク色の花が、工房の入口を彩ってくれています。
元々、工房の土地は、20年以上前に農地放棄された水田に、自然にいろいろな木が生えてきて、荒れ果てた雑木林のようになったところを、工房建設用地として買ったものです。ジャングル状態の藪や雑木を切り開いて、工房を建て、残った木々が成長し工房を彩ってくれています。
今も、落ちた種や鳥が運んできた種が発芽し、見る見る間に新たな林ができ上がっていきます。
この自然の営みを日々眺めながら、工房での日々を送っていますが、これほど面白く興味の尽きないものはありません。

山菜の季節

工房の周辺は今の季節、ワラビやタラの芽などの山菜が取れます。
特に、山間でもないので、いろいろな山菜が採れると言う訳ではないのですが、この時期は、工房の周辺地域に毎日のように沢山の方が、ワラビなどの山菜採りに来られます。
もちろん我が家でもワラビを美味しくいただいています。
最近、山菜採りの様子でで少し気になるのは、タラの芽は、もう時期的に遅いのですが、時期ともなると先を争うようにタラの芽採りがはじまります。高い場所にあるタラの芽を採るために、木の根元からのこぎりで切ってしまう人や、高枝切ばさみで、枝ごと切ってしまう人などもいて、翌年は、木が枯れてしまっていることなどがよくあります。自身の欲望を満たすために、節操なく採取する人がいることをとても残念に思います。
山菜は誰の所有物でのありませんが、野辺の自然のものであっても、みんなでルールを守って分かち合うことが、大切ではないかと思います。
例年、ゴールデンウイークは、工房展を実施していて、毎年工房に来られるお客さんの幾人かは、ワラビ採りをセットに楽しまれていたのですが、今年は実施できずとても残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年 工房の春

新型コロナウイルスの感染拡大により、何かと落ち着かない日々ですが、工房にはいつもと変りなく季節が巡ってきています。
春真っ盛りの工房は、新緑に包まれて、穏やかな時間が経過しています。
昨日の強い風雨から、今日は一転穏やかな青空に、ちょっと遅咲きの吉野桜と例年より早咲きのミツバツツジのツーショットがまだ楽しめています。
吉野桜のピークが過ぎると、工房に自生している山桜が清楚に林を飾っています。吉野桜のにぎやかさに比べると、山桜の小さな花がつつましく、なんとも愛しく感じます。
工房のまわりのコナラやクヌギ、シバグリ、オニグルミなどが色鮮やかな新芽を携えています。
工房は、まさに新緑の春を迎えています。
素晴らしい季節にも関わらず、心のどこかに不安を感じる日々が続いています。一日も早く、心穏やか過ごせるようになりたいものです。

メジロとヒヨドリ

工房のまわりの小さな雑木林にもいろいろな野鳥がやって来ます。
木々が葉を落とした、冬場は野鳥観察の格好の季節。
あまり人を恐れないメジロは、工房の目の前の灌木にミカンの切れ端を置いてやると、すぐに食べにやって来ます。
ほとんどの野鳥は、足繁く飛び回って、真近でじっとしている姿をみることはなかなかできないのですが、美味しそうにミカンを唾むメジロの姿を見ていると、ほのぼのとした気分になります。
しかし、そのミカンを狙ってやって来るのが、ヒヨドリで、メジロの3倍ぐらいの体で、メジロを追っ払って、巨体にものを言わせて、あっという間にミカンを食いちぎってしまいます。
ヒヨドリも同じ野鳥とは言え、メジロのほのぼの感はなく、申し訳ないが、ヒヨドリがやって来ると追っ払うと言う作業が伴い、仕事に集中できないことに。
そこで、最近は、針金でミカンを枝から吊るしてやることにしたところ、体の大きなヒヨドリは、そのミカンにつかまって食べる姿勢が取れず、メジロだけが食することができると言うことを発見。
以来、このスタイルで、ヒヨドリを追っ払う作業から解放されて、仕事に集中することができました。
工房では、1週間ほど前からウグイスも鳴いています。
野鳥と戯れながら、季節の移ろいを楽しんで仕事をしています。

 

 

 

工房の野鳥 コゲラ

小さな小さな林に囲まれた工房ですが、この季節沢山の野鳥の姿を見ることができます。
四季を通じて野鳥の姿を見かけるのですが、木々が葉を落とした冬の時期は野鳥を見るのに適しています。
いつも仕事をしている作業場の正面に大きなコナラの木があるのですが、仕事をしていると、時折シジュウカラのにぎやかな鳴き声が聞こえてきます。ほどなく小刻みに木をつつく音が聞こえてきます。木をつついているのは、コゲラ。いわゆるキツツキの仲間です。
沢山の忙しなく飛び回るシジュウカラの中で、コゲラの数は数匹。虫の居そうな幹をつついて移動します。
いつもシジュウカラの群れに交じってやって来るのが不思議だなと思って調べてみると、偶然ではなく、混群と言う野鳥の習性だそうです。
特定の異種の野鳥が一緒に群れを作って移動することで、敵対する野鳥の発見がしやすくなったり、身を守りやすくなったりするそうで、小さな鳥たちが生きるための独特の習性のようです。
忙しなく飛び回っていた混群の野鳥たちは、10~15分ぐらいすると、どこかへ移動して行ってしまいます。
工房の小さな林の中にも、野鳥たちのささやかな営みを垣間見ることができるのが、微笑ましく、楽しいひと時でもあります。

 

 

 

 

 

 

2019年の大晦日

工房えらむの2019年の大晦日を迎えました。
木の器制作に関しては、あれこれいっぱいやりたいことがありましたが、相変わらず制作スピードの遅さ、技術の無さ故、オーダーをいただくと納期などに追われる一年でした。
今年は、思いがけず、旅館で使用される食器の一部を作らせていただく、ご注文をいただき、打合せからサンプル制作、納品までほぼ半年近い仕事となりました。
その間、個別にお客様から、早い時期にオーダー品のご注文をいただいていたにもかかわらず、お届けが年越しになってしまい、申し訳なく思っております。
来年は、できる限り自身の持ち味を引き出した作品や新作を、見ていただけるようにもしていきたいと思います。
毎年恒例の、新年への思いを込めて、工房に自分で作ったしめ縄を飾りました。
藁は実家の田んぼから、ウラジロや松やナンテン、竹など、すべて近くの雑木林などからの頂きもの。
私たちは、木や綿や絹など自然からの頂き物で仕事をさせていただいていることに感謝して、その思いをしめ縄に込めて、新年を迎えたいと思います。
この一年本当に沢山の方のお世話になりました。
みなさんに感謝申し上げます。