阪急うめだ百貨店にてワークショップ

現在、大阪 阪急うめだ百貨店10階スーク暮らしのアトリエにて、木の器の販売を少しいただいています。
この度、お取り扱いいただいている販売スペースがリニューアルオープンしましたことから、1月31日~2月13日までの2週間を「木の器で暮らす」と言うテーマで木の器作家の方数名の方とともに販売させていただくことになりました。
「木の器で暮らす」の販売イベントの一環として、2月7日(水)に木の豆皿づくりのワークショップをさせていただくことになりました。
クルミの木を彫って六角形のコースターにもなる豆皿(約10センチ径)を作るワークショップです。
現在、以下の通り参加者を募集中です。
お気軽にご参加ください。

六角形の木の豆皿を作るワークショップ

【会  場】 大阪 阪急うめだ本店 10階 スーク暮らしのアトリエ
【開催日時】 2月7日(水)
第1回目 11:00~13:00 定員4名
第2回目 14:00~16:00 定員4名

【参 加 費】 2.160円税込み(材料費込み)
【持 ち 物】 道具は、すべてこちらで用意します
(木くずがついても良い服装でお越しください。エプロン持参等)

【申し込み先】
阪急うめだ スーク暮らしのアトリエの以下の申し込み先サイトよりお申込みください。

お申込みサイト

 

 

 

 

 

 

尾形良一 展を見てきました

兵庫県西脇市にある西脇岡之山美術館アトリエで開催されている、尾形良一 展を見てきました。
今回は絵画の展示会ではありますが、尾形良一さんは、私にとっては、陶芸の先生であり、日本クラフトデザイン協会会員の大先輩の方。
尾形先生の作品に初めて出会ったのは、もう20年以上前。当時、私はサラリーマンをしながら、いつか木の器づくりを仕事にできないか、独学で模索していたころ、当時は日本クラフト展の巡回展が大阪の阪神百貨店で開催されていて、その会場で尾形先生の陶芸作品に出合いました。
当時、いろいろな陶芸作品も見ていましたが、尾形先生の作品は、私にとって今まで見たことのないような、かたち、デザイン、模様など、どれも斬新で、これがクラフトデザインと言うものだろうかと大変感動し、記憶に残りました。
その後、尾形先生は、当時の私の勤務先から比較的近いところで活動しておられ、陶芸教室もされておられることを知って、勉強のためにと即、陶芸教室へ受講申し込みをしました。
結果的には、2年ほど通って転勤により受講は終わり、陶芸の基本の基を学んだだけで終わってしまいました。
その後私は、日本クラフト展での入選をひとつの目標にして、木の器作品作りをしてきました。5回入選したところで、日本クラフトデザイン協会から会員に勧められ、勉強になるのならと入会し、会員として在籍していますが、同じ会員の尾形先生とは、比較にならないレベルで恥ずかしい限りです。
久しぶりに先生から案内をいただいて、展示会を見てきましたが、100号はあると思われる大きな絵。モチーフは、何気ない杣道や小川の風景。
これらを光と影を巧みに表現された感動的な絵ばかりでした。
尾形先生のクラフト作品は、非常に高い絵画表現力にも支えられているのだと、つくづく感じました。

 

 

 

 

 

 

2018年1月28日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

テーブルウェアフェスティバル2018での作品展示

2月4日から東京ドームで開催されるテーブルウェアフェスティバル2018で、昨年のテーブルウェアフェスティバル2017で開催された器のコンクールで大賞を受賞(芦田俊一氏との共同制作)しましたことから、同展のテーブルコーディネート部門のコンクールの大賞受賞者 松下葉子さんとのコラボレーション展示の機会をいただけることになりました。

コラボレーション展示にあたり、昨年、テーブルコーディネーターの方と私の工房に来ていただいて直接打ち合わせをしたり、電話やメールで何度も打ち合わせを行いました。
コーディネーターの方の求めに応じて、工房えらむより器・什器・織物などを制作準備したのですが、最終的にどのようにセッティングされるのか私もイメージスケッチしか見ていませんので、楽しみにしています。
私は、2月3日に会場入りして、会場設営と展示を行い、翌日の4日のオープニングに際しての内覧会に立ち会い9時~15時ごろまで会場に滞在の予定です。
機会がございましたらご高覧ください。

テーブルウェアフェスティバル2018 ホームページ

 

 

木の葉のお皿をつくる

タモの木の端材に面白いものがあったので、木の葉のお皿をつくりました。
板の端にある、節のような部分が抜け落ちているのですが、全体にタモの木特有の美しい杢目がある板です。
節穴を除いて制作することもできるのですが、美しい杢目と全体の雰囲気を考えると、この雰囲気を有効に使ったお皿を作りたいと考えて、木の葉型のお皿にしました。
抜け落ちた節の部分は、虫食いのようなものとして表現してみると意外とリアルな、葉っぱになりました。
節周辺のもろい部分を固め、タモの美しい杢目を生かすため、拭き漆塗りで仕上げます。
あなたならこの木どう使う?と問われているような、木との一期一会の器作りも楽しいものです。


 

 

 

 

 

 

2018年1月20日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

六角形のお皿を作るワークショップ

今日は、2018年最初のワークショップをいつもお世話になっている兵庫県多可郡多可町のカフェ チャッタナの森でさせていただきました。
今回は、寒い中を沢山の方にご参加いただいて、クルミの木で直径約15センチの六角形のお皿を作っていただきました。
最近は、兵庫県外からのご参加もいただくようになったのですが、今回も和歌山県や京都府からの参加をいただいて、それもワークショップだけが目的でお出でいただいたとのことで、本当にありがたいことです。
彫刻刀を持つのは小学生以来と言う方が多いのですが、最初は、大きい彫刻刀を恐る恐る使っておられましたが、すぐに慣れていただいて、しっかりお皿を彫りこんでいかれました。
私は、できるだけ良い刃物を使って、なるべく刃物だけで仕上げて、手の跡を残しながら、必要に応じて毛羽立ちや凹凸を均すためにサンドペーパーを使うことしています。
彫り方は人それぞれ、一応サンプルを参考にしてもらいますが、私のワークショップは、それぞれの個性やオリジナリティーを尊重しますので、十人十色のお皿が出来上がっていきます。
みなさん、精一杯に自分仕様のお皿を作られ、手作りの面白さを楽しまれておられたように思います。
ご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした、そしてありがとうございました。


 

 

 

 

 

 

重曹染めによる木の器

2018年1月6日~1月14まで第57回日本クラフト展が東京六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで開催されています。
公益社団法人 日本クラフトデザイン協会が主催しているクラフトの公募展ですが、私は協会会員作品というかたちで作品を出展しています。
私の今年の作品は、「重曹染めの器」と題して、栗の木で作った細長い器に、重曹で模様を染めた器を出品しています。
栗の木のタンニンと料理であく抜きなどに使う調理用重曹、いわゆるタンサンを水で溶いて、重曹のアルカリ成分とを反応させて、茶色い染め模様をつけたものです。
模様付けには、白木の栗の器に和の雰囲気を出してみたいと言う思いで、竹の繊維を細かく裂いて作った竹筆を使い、重曹液を弾力のある竹筆で勢いよく模様を入れてみました。
模様が消えないよう食品衛生法に適合したウレタン含有の植物油を主成分としたウレタンオイルを浸透させています。
食品用で濃度の調節がしやすい重曹を使ったはじめての試みですが、模様の付け方や表現の仕方など、まだまだ改善の余地があると感じました。
日本クラフト展は、全国から素晴らしい作品がたくさん集まっています、機会がございましたらご覧ください。

重曹で染めた栗の木の器

 

 

 

 

 

 

2018年1月9日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

仕事始めは木の抹茶茶碗づくり

今年の仕事始めは、木の抹茶茶碗づくりからスタートしました。
昨年末に、木の抹茶茶碗を作ってほしいというご依頼をいただいて、1月2日の午後から工房入りして、準備作業に入りました。
これまで木の抹茶茶碗は、いくつか作って納品させていただいたことはあるのですが、いずれも私の創作オリジナルで作ったものでしたが、今回は、種類や細かい仕様のご希望があり、かなり緊張する作品づくりになります。いつも仕事中に聞いているFMラジオの放送も封印して、茶碗づくりに集中することにしました。
制作には轆轤は使わず、10センチ前後の栗の厚板を手彫りし、陶芸で言うところの手びねり感覚で制作します。
なかなか思った形にならず、すでに作り直したり、うまく漆塗りで表情を仕上げることができるかなど、お客様に納得いただけるものをお届けできるよう、まだまだこれからが正念場です。
新年最初の仕事がお茶碗づくりということで、とてもありがたい仕事をさせていただいたことに感謝の気持ちです。

木の抹茶茶碗

木の抹茶茶碗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年1月5日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ