最近、ご依頼をいただいて木のスプーンを彫ることが多くなりました。
私の作るスプーンは、とりわけスタイリッシュでもなく、特別機能的でもなく、どちらかと言うと削り跡の残った、朴訥としたスプーンかなと思います。
ただ、使い勝手だけは、気を付けて作っているつもりです。
こんなスプーンですが、新規開店のカフェから制作のご依頼をいただいたり、小さなスプーンを少しだけですがお願いできませんか、と言ったご注文をいただいたりと、私の作るスプーンを使いたいと思っていただけると嬉しくなって、たとえ1本でも快く作らせていただいています。
どちらかと言うと、最近小さなスプーンのご依頼が多くなったような気がします。以外と小さなスプーンが市場に少ないのかもしれません。大きくても小さくても手間は、あまり変わらないのですが、喜んで作っています。
スプーンを作っていて思うのは、シンプルながら、その形状と機能性を考えると大変奥が深く、私には、本当に満足していただけるものを作るのは、なかなか難しいと感じます。