工房 えらむ

木の器と手織の工房

03月

しのぎの皿を彫る

木工旋盤を導入して、しばらくは旋盤に夢中になっていたのですが、ふと我に返って手鑿で器を彫ると、やはり長年慣れ親しんできたスタイルが、しっくり体に馴染む気がします。
木工旋盤は、腰痛に悩まされることも無く、時間を忘れて夢中になってしまうのですが、手鑿でこつこつと木の固まりを彫っていくと、木との相性がじかに手に伝わって来て、その感触が、安らぎのようなものを感じさせてくれます。
栃の木で、8寸ほどのしのぎの皿を彫っています。
栃の木の白い木肌がとてもきれいに感じるので、出来上がったら、漆塗りにしないで、オイル仕上げで、仕上げてみようかと思います。

木の器 しのぎ皿

 

 

 

 

 

 

 

木工旋盤の導入

先日、工房に木工旋盤を導入しました。
サラリーマン時代に木の器を作り始めてから25年以上経過しているのですが、始めた当初から木工旋盤を使って器を作ってみたいと思っていました。当時、家庭でも使えるような小型の機械を探していたのですが、まだインターネットもなく、なかなか情報も得難く、いろいろな会社に問い合わせをしたり、工芸家の方を訪ねたりしましたが、適当な機械が見つからなかったことから、今まで手で彫って木の器を作るに至っています。とは言っても実際は、いろいろな電動工具を使いながら木取り、荒彫りをしていますので、純粋に手彫りのみで製作していると言う訳ではありません。
今回、木工旋盤を使って木の器はもちろん、それ以外のいろいろなものを製作してみたくなったことと、木工旋盤に詳しい木工家の方に知り合えたことから導入することにしました。
導入初日は、西洋木工旋盤に詳しいFさんに来ていただいて指導を受けることにしました。そしてFさんかた聞いたと言って、日本伝統工芸展にしばしば入選されているTさんが来られて、練習用にと沢山の欅の板を差し入れてくださいました。そして何か胸騒ぎがしたのか、たまたま近くを通ったからと言って、建具職人のMさんもやって来て、賑やかな導入初日となりました。
しばらく特訓の日々ですが、手彫りと木工旋盤の良さを生かして、新たな作品作りを行っていきたいと思います。

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じゃがいもと椎茸の植え付け

最近は寒さもやわらぎ、気温の上昇とともに、工房の周辺の木々も春らしくなってきました。
自然の移ろいを肌で感じながら生活することは、とても気持ちのよいものです。
少し出遅れた感もあるのですが、じゃがいもと椎茸の植え付けをしました。
今年のじゃがいもは、定番の「メークイン」とはじめての品種「シンシア」。
「シンシア」は煮物とサラダに向いた貯蓄性の良い品種ということで、今年初めて植えてみることにしました。種芋の切り口には、工房の薪ストーブの灰をまぶして、植え付けました。
そして今年初めて椎茸の植え付けをしました。コナラの原木にドリルで穴を開け、シイタケ菌を埋め込めば完了。年内の収穫は無理かと思いますが、初めての椎茸栽培、ささやかな楽しみが増えました。
四季折々に野菜や果物を栽培し、食することは、何ら特別なことではありませんが、暮らしが自然とともにあることに、喜びを感じます。

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しのぎの酒器の仕上がり

一ヶ月ほど前に彫り上げた、しのぎの酒器の漆塗りが終わり、出来あがりました。
栗の木を彫って作った片口とぐい吞みに、少し黒くした漆で、拭き漆塗りで仕上げました。
漆を塗ったことで、全体的に落ち着いた雰囲気になったような気がします。
ゴールデンウィークに、酒造会社さんの酒蔵ギャラリーでのグループ展に参加させていただく予定にしていますので、そこに出品させていただこうかと思っています。

木の器 しのぎ 酒器

 

 

 

 

 

 

クルン高岡B1ギャラリー 一期一会 展

2015年3月11日から4月6月まで、所属しています公益社団法人 日本クラフトデザイン協会(JCDA)の企画展「一期一会 展」に出品いたします。
会場は、前回の「春うらら展」に引き続き、富山県高岡市のJR高岡駅 地下街にあるクルン高岡B1ギャラリーです。
クルン高岡B1ギャラリーは、アート&クラフト都市を目指す、高岡市からの要請を受け、JR高岡駅地下商店街に新設されたギャラリーです。JR高岡駅、そして平成27年3月14日に開業予定の北陸新幹線のJR新高岡駅は、多くの方で賑わいをみせるのではないかと思います。
一期一会をテーマにした、数名のクラフトデザイン協会会員の作品が展示販売されます。機会がございましたらご覧いただければと思います。

日時 2015年3月11日(水)〜4月6日(月) (定休日 火曜) 10:00〜20:00
会場 クルン高岡B1ギャラリー 富山県高岡市下関6-1 クルン高岡B1F

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アトリエ破方館

昨日、久しぶりに私の工房から車で5分のところにある、ご近所のアトリエ破方館に行って来ました。
画家でアーティストの中島 勉さんが創作活動されている、私の好きなアトリエ。
アトリエは、かなり個性的な、建物全体がキャンバスでアート作品のような感じ。
中島さんの作品は、私には上手く説明することはでませんが、いろいろな素材が、いろいろな表現方法で用いられて、しみじみとその味わいが伝わってくるところに、とても魅力を感じます。
私の製作活動で新しい刺激が欲しくなったり、気分転換したくなったとき、ちょっと訪ねて行って、中島さんと少し話をして、作品を見て帰って来ると、また新たな気分で仕事にかかれるそんな場所です。

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工房でのワークショップ

今日は、工房で木のスプーン製作のワークショップを行いました。
工房えらむでは、出来る限りご希望の日にち、時間帯でのオーダーによるワークショップを実施しています。
今回は、男女お二人のためのワークショップ。デートのイベントのひとつとして計画いただいたようです。 今日は、あいにく雨の一日でしたが、楽しい音楽をBGMに、和気あいあいとしたなごやかな雰囲気で、スプーン製作をしていただきました。私も一緒にとても楽しい時間を過ごすことができました。

以前に京都府福知山市のカフェギャラリーまいまい堂で、スプーン製作のワークショップをさせていただいたとき、参加者の男女のお二人の方とお話をしていると、今さっき婚姻届を出してきたところなんです。
婚姻届を出してからの初めての夫婦のイベントです、とのこと。
大切な日のイベントとして、このワークショップを選んでいただいたことをとても嬉しく思います。

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角鉢の出来上がり

厚さ30ミリの栗の木を彫って作った、角鉢が出来上がりました。
今回のものは、木の表情を少し意識しながら、いろいろな大きさの角鉢の輪郭をフリーハンドで書いて、彫っていきました。
仕上げは、平面で構成されているので、あまり杢目がうるさくならないよう、漆を少し黒くして、拭き漆塗りで仕上げています。

木の器 角鉢