








トロントは美しい町。
カナダのアートやクラフトを見て周る。
美しい高級商業エリアのヨーク・ビル地区などにあるギャラリーを訪ねて周る。
どこも展示販売されている絵画や写真、陶器などはとても上品で質の高いものが多い印象。
どれも暮らしに取り込まれることを想定した作品を取り扱っているように感じました。
カナダのクラフト作品を販売されているCraft Ontario Shop & Officeへ行く。
カナダの質の高いクラフト作品を全般的に見ることができて、とても勉強になりました。



食事は、3食乗車料金に含まれる。
食事時間以外も飲み物、お菓子、果物などはいつでも自由にたべられる。
食事は美しい食堂車で、相席で食べる。
毎日ほぼ日替わりのメニューの中から選べる。
どれも、スープ、サラダ、パン、メイン、デザート、コーヒー、紅茶など飲み物はお代わり自由。ただしお酒などは別料金。
どの食事も手の込んだしっかりした料理でとても美味しい。
難を言えば、量が多いこと。さすがに食べきれず後半は、もったいないと思いながらも残すことが多くなった。
食事の都度変わる相席での食事は、英語力のない私たちにはスリリングな時間。
日本人の乗客には一人も会わず、多い食事と、極めて下手な英会話に苦労する。
相席したのは、カナダ、アメリカの方が多く、イギリス、オーストラリア、ロシア、スイスの方など。
それでもなんとか乗り合わせた世界中の乗客の方との一期一会を楽しむ。
カナダは、ともかく広い。国内の時差3時間を走り抜ける。
険しいロッキー山脈を越えると、平原が広がり、原野、湿原、湖が延々と続く。
そして時間も変わり、季節も変わる。
春がいつの間にか、吹雪になって、雪景色が広がる。
時々、貨物列車とすれ違う、暇なので数えてみると200両ほどあった。
列車は、予定より約4時間遅れで無事4400㎞を走りトロントのユニオンステーション駅に到着。
乗客は皆、列車とともに完走した達成感のようなものに浸りながら下車。
私は列車の中で、VIA鉄道の線路に使われていた鉄の鋲をもらった。
重いけれど素晴らしい乗車記念になりました。





バンクーバーからトロントへ、カナダ横断鉄道を運行するVIA鉄道の列車の中で、カナディアン号の一番安い寝台席をあらかじめネットで予約。
バンクーバーの古くて威厳のあるパシフィック・セントラル駅が始発駅。
ここで、チェックインし荷物の預け入れなどを行う。
チェックインカウンターで英語の説明に不安を抱えていたところ、ひとりの駅員さんから日本人ですか?と片言の日本語で声をかけられた。トロントまで行く日本人は珍しいと。
駅員さんは、3年ほど日本に居たことがあるとのこと。
私達以外日本人の乗客は見かけなかった。この方が乗務員として列車にも乗車され、途中の乗務員の交代まで私達夫婦をとても親しく気遣ってくれることになりました。
チェックインを無事済ませ、専用のラウンジでコーヒーやお菓子をいただきながら出発を待つ。
かくして、4泊5日4466㎞、96時間の列車の旅をスタートさせる。
列車の全長は約650mあり、全体を見ることができない。




旅の最初の目的は、友達で同級生のFumiko Greenさん夫妻に誘われてカナダ・トロントで開催される「アニメノース2026」のイベントに参加すること。
アニメノースは、30年続く北米有数の日本のアニメコンベンション。
Fumikoさんは、このイベントの主催者と親しくされていて、通訳として参加。
私は正直、最近のアニメは全然詳しくありませんが、アニメは、広く世界で日本の文化として受け入れられていて、その会場で開催されている主に日本を紹介するワークショップイベントに参加させてもらうことにしました。
アメリカから車でやって来るFumikoさん夫妻とはトロントで合流予定。
カナダ・トロントに行くにあたって、少しは観光したいと思うのですが、英語力のない夫婦には、自由自在に観光できる自信があまりない。
ならば、バンクーバーからトロントへ、カナダ大陸横断鉄道と言うのに乗ってしまえば、あとは列車に身をゆだねていれば観光できるではないかと、車中4泊5日の列車の旅をすることにしました。
カナダ横断鉄道の始発となるバンクーバーへ関西空港よりエアカナダにて出発。
バンクーバーは、カナダ西海岸の美しい港湾都市。

長らく投稿をお休みしておりました。
久しぶりに海外へ行ってきました。
いろいろご縁をいただいて、ほとんど休みなく仕事をしてきたので、
少し休憩、少しレジャー、少し海外での仕事。
今回は、カナダからアメリカへ3週間の旅。
これからしばらく旅の様子を綴っていきたいと思います。



この度、ご縁をいただいて共同出版の本に投稿させていただきました。
出版された本は、あうん社「食農とクラフトな活き方・食と農と里山Vol.6」平野隆彰 編著です。
地域創生から見えてくるものをテーマに、各地でさまざまな取り組みをされている12名がそれぞれの思いを綴った本となっています。
私は、自然と共に生活することに憧れ、木の器製作を仕事にしようとした思い、転職から職業としての活動に至るまでの取り組みや様々な方との出会い、そして現在の思いなどを約4800字程度の文章を写真と共に綴らせていただきました。
メジャーな出版物ではありませんので、一般の書店では残念ながら販売されていませんが、アマゾンからのネット購入が可能です。
あうん社 手のひらの宇宙BOOKs第47号 「農とクラフトな活き方・食と農と里山Vol.6」平野隆彰 編著
1冊 税込み1540円
興味がありましたらお読みいただけますと幸いです。
購入希望の方がいらっしゃいましたら、アマゾンのこちらのリンクからご購入いただけます。


先日、大阪市立美術館で開催の「NEGORO 根来 赤と黒のうるし」展を見てきました。
根来塗漆器の歴史的な名品を集めた展示会。
根来塗には、以前からとても興味があり、漆塗りのなかでもとりわけ美しく感じ、好きな漆器です。
会場には、100年から400年以上もの時を経て、現存する素晴らしい漆器が展示されていました。
長い年月に渡り使い込まれてきた、経年による赤と黒の漆の絶妙な美しさの表情がなんとも魅力的です。
根来塗は、意匠的に表現されるものもありますが、作為的でなく、使い込まれることで美しくなる、そんな漆器が作られているということが、本当に素晴らしいことだと思います。
そして、数百年使い込まれて、経年の美しさを出すに至った、堅牢な漆塗りと木地の高い技術にも頭が下がります。


先日、三重県大台町林業総合センターで開催された『原色 木材加工面がわかる樹種事典 第3版』刊行記念トークイベント&武田製材見学会」に行ってきました。
『原色 木材加工面がわかる樹種事典 第3版』の刊行に際し、共著者(河村寿昌、西川栄明)が木材に関するマニアックな話題のトークイベントです。
三重県大台町の山深い林業施設でしたが、全国から木に携わる沢山の方が参加されていました。
会場には、挽物木工家の河村寿昌氏の作品の小箱、木材見本(100種以上)などを展示され、それらを手に取りながら、各種木材の特徴(木目、硬さ、色、匂いなど)や用途などについて、編集者の西川栄明氏により話がありました。
特に河村さんからは、ロクロ加工時に感じる木の感触、挽きにくい材への対応など、挽物木工家ならではの経験に基づいたディープな話が語られました。
そして会場からほど近くにある、希少な木も含めた少量多樹種を取り扱うことで知られる武田製材有限会社を訪問させていただきました。
親しくさせていただいている武田製材有限会社の武田社長さんと久しぶりにお会いして、ほとんど流通していない樹種豊富なマニアックな在庫の材を見せていただきました。
木の図書館と名付けられた材木の陳列棚は、何時間での見ていたいスペースで、やはり購入してしまいました。
まさにディープな木とのかかわりの一日でした。



