先日、兵庫県淡路市(淡路島)にある、「土のミュージアム SHIDO」に行ってきました。
2023年のミュージアムオープン時以来の訪問です。
ミュージアムは、壁材の専門店の近畿壁材工業株式会社さんが運営されておられますが、工房えらむの建物を廃材で建築する際に、工房の壁材となる漆喰をおよそ20年前に購入させていただいた、壁材店さんなのです。
20年前、私の工房を建てる最終段階で、壁材となる漆喰の購入の仕方が、素人の私には判らず、最終的にたどり着いたのが近畿壁材工業さんでした。直接会社へ買いに行くと、若い社長さん夫妻が、知識のない私たち夫婦をとても丁寧に、気持ちよく対応してくださった印象が残っています。
近畿壁材工業さんのおかげで、私たちの工房も無事完成となり、木の器製作も本稼働に至りました。そしてこのミュージアムのカフェコーナーで、偶然にも私の作品を販売店で購入して、使用していただいていると言う、思いがけない巡りあわせに導かれての訪問です。
2年ぶりにお会いした社長さんご夫妻も私たちの訪問をとても喜んでくださいました。
「土のミュージアム SHIDO」は、地元の左官職人さんで、テレビの「情熱大陸」や「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介された久住有生氏の土関係の施工(空間プロデュース)によるもので、様々な土の表情を表現し、とても緊張感のあるアート的空間となっています。
現在は、美術家スギサキハルナさんの作品展が開催されています。
土と言う地球を形成する根源的な素材の魅力と、それに導かれるように表現されるアート作品の空間づくりへのオーナー夫妻の思いを聞かせていただき、素晴らしいひと時を過ごさせていただきました。
土のミュージアム SHIDO @soil_museum_shido
兵庫県淡路市多賀2150