工房 えらむ

木の器と手織の工房

08月

木の片口に鎬を彫る

先日、盛鉢に鎬(しのぎ)を久しぶりに彫ったことが面白くなって、今度は片口に鎬を入れることにしました。
6寸径ほどの栗材の片口なので、バランス的に細い鎬をたくさん入れることにして、12ミリの丸鑿で、1センチ前後の鎬を彫ります。
細い鎬なので、鉢の時のように玄能で勢いよく彫ることは、私にはどうも難しそうなので、すべて手で彫ることにしました。
慎重に一本ずつ器のカーブに添って彫っていきますが、結構木も堅く力が要り、休みながらの疲れる作業でした。
細い鎬は大変ですが、出来上がりはまた違った印象があります。

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うろこ雲

ここ最近は、雨もなく猛暑日が続いて、工房内は連日30度を超える暑さにまいっていましたが、24日25日は、久しぶりに台風のような強い風雨となりました。
今日26日は、工房内の温度計も25度前後となり涼しい穏やかな1日となり、猛暑から解放されました。
夕方、工房の空には、とてもきれいなうろこ雲がみられました。
サラリーマン時代は、空をじっくり見上げることはなかなかありませんでしたが、今の仕事を始めてからは、植物、鳥、虫、空、風・・・・・、自然と向き合うことが生活の一部となりました。

うろこ雲は巻積雲の俗称ですが、高層に小さな氷の粒でできた雲で、日本の秋の象徴的な雲と言われています。
確実に秋に近づいているようですが、天気予報では、また厳しい暑さが戻ってくるようです。
暑さとはあと少しの我慢でしょうか。

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木の鎬鉢を彫る

厚さ2寸弱のほぼ柾目の栗材で8寸の鉢を彫りました。
柾目で彫った鉢は少し印象が弱いので、鎬(しのぎ)を入れることにしました。
鎬は、陶芸だと柔らかい粘土をカンナで削っていくので、あまり力のいらない作業ですが、木の器に鎬を入れるのは、特に器の側面となると少々大変な作業です。
良く研いだ深丸の丸鑿を、私は器の側面のカーブに添って底から縁へ彫っていきます。始めは鑿を軽く手で押しながらその後、玄能で勢いよく彫っていきますが、私には力加減に気を使う骨の折れる作業です。

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和綿の栽培 たくさんのつぼみ

工房の畑の和綿は、夏の強い日差しを受けてしっかり葉を茂らせて成長しました。
背の高いものは、120センチぐらいに成長しましたが、おおむね1メートル前後の高さになりました。
本来は、摘心をしてやることで、もう少し背をおさえ、枝を横に張らせることで、たくさん綿の実をつけさせることができるようですが、うちの和綿は自然にまかせてそのままにしています。
早々に花をつけたものもありましたが、今はたくさんの小さな三角のきんちゃくのようなつぼみができています。これから花の盛りを迎えるようです。

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カフェ&ギャラリーまぃまぃ堂での展示会

京都府福知山市のカフェ&ギャラリーまいまい堂で、工房えらむの展示会を行います。
2013年9月10日(火)〜9月29日(日)11:00~18:00 (休み16日、23日、28日)
工房えらむの「木の器と織のあるくらし」と言うテーマで、 刳りものの木の器やカトラリーと手織りのマフラー、服、バッグ等を展示販売します。

9月15日(日)13時から木のスプーン作りのワークショップを行います。
参加費は2500円で材料費込み、お茶とお菓子付です。
先着4名さままでで、参加ご希望の方は、まいまい堂さんへ直接お申し込みください。☆定員に達しました。ありがとうございます

9月10日からです。お時間のある方は、お寄りください。

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重箱を彫る

工房でも猛暑日が続いていますが、お正月用の重箱を彫っています。
年末のお正月用品の企画展への出展依頼をいただいたので、真夏の今から準備を少しずつ始めています。
今私の作っている重箱は、板を彫って作る刳りものの重箱。栗材による7寸の三段重。
彫る際には、あらかじめ太い口径のドリルでおおよその穴をあけておいてから彫っていくのですが、三段重ともなると、一つ製作するのにもかなりの時間がかかります。なので、真夏の今から大汗をかきながら重箱づくりをしています。

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工房のセミ事情

夏の工房のBGMは、セミの鳴き声。
クーラーのない作業場では、開け放たれた入口と窓から一日中セミの声を聴きながら仕事をしています。
1週間ほど前からツクツクボウシが鳴きはじめたことから、工房にいるすべてのセミのラインナップが出そろったことになり、とても賑やか。
鳴いているセミは、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、そしてツクツクボウシの6種類。
すべてのセミが同時に鳴いている訳ではなく、それぞれが気候や時間に合わせてパートを受け持って鳴いているような感じがします。
ほとんど森とは言えない、ごく小さな雑木林の工房によくこれだけのセミが集まるものだと思う。

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福知山市で展示会の打ち合わせ

京都府福知山市のカフェギャラリー「まいまい堂」で工房えらむの展示会をさせていただくことになり、打合せを兼ねて今開催中の「日々の硝子展」を見てきました。
まいまい堂は、とても落ち着いたシックなカフェギャラリーで雑誌でも紹介されました。
「日々の硝子展」はガラス作家の大野なつみさんと金子朋恵さんの二人展で、シンプルでとても使いやすい器や落ち着いたガラス作品はとても好感が持てる作品でした。
工房えらむは、木の器と織のあるくらしをテーマに9月10日〜29日まで展示会を行います。
詳細は後日お知らせします。

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まいまい堂で現在開催中の「日々の硝子展」

 

 

木の酒器を彫る

9月下旬〜10月上旬に兵庫県伊丹市の江戸時代に建てられた町屋で、「町家に集うクラフト」と言うイベントが開かれることになり、イベントの運営と出展をすることになりました。
そこでのイベントとして、地元酒造メーカーさんの協力をいただき、出展者による酒器で日本酒を楽しんでいただけるコーナーを設けることになり、酒器も出展させていただくことにしました。
一般的に木の酒器は意外と少ないのですが、木の酒器は保温性もあり、熱燗などの熱も和らげるので、使いやすいのではないかと思います。
イベント用に日本酒に合う木の酒器を、いくつか彫ってみることにしました。
今回は、栗材を彫って、お米と木の出会いをイメージして、お酒をひきたててくれるようなシンプルな酒器を作ってみました。
拭き漆で仕上げる予定です。
イベントの詳細は、後日お知らせいたします。

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夏野菜の季節

工房の畑では、夏野菜の季節を迎えています。
梅雨が明けてからも比較的雨が多いこともあって成長もよいようです。おかげで畑の水やりが少なくて済むのが助かります。
一度に沢山実をつけるものもあり、沢山取れた野菜は、工房に来られたお客さんにもおすそ分けすることもできました。
野菜作りをしていると、ごくあたりまえのことですが、小さな種から大きな実がたくさん取れることが、とても不思議なことのように感じます。そして自然の恵みのありがたさを感じます。
野菜づくりも私たちの自然と暮らすスローライフとして定着してきました。

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