工房 えらむ

木の器と手織の工房

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2018年アート・クラフトフェスティバル in たんば に出展します

2018年9月29日~30日に開催される「27th アート・クラフトフェスティバル in たんば」に出展します。
今年で27年目を迎えるクラフトフェアです。
今でこそクラフトフェアは、全国のどこかで毎週のように開催されているイベントですが、私たちが初めてたんばクラフトフェアに参加した1995年頃は、全国でも開催されている所はごくわずかでした。
以来20数年、出展の機会をいただく中で、お客さんからいろいろな意見や批評をいただき、クラフト店さんやギャラリーの方から、作品販売や個展の機会をいただき、多くのクラフト作家の方との出会いのなかで、アドバイスや作品展、販売店を紹介していただいたりと、このクラフトフェアで本当に沢山の方との出会いにより支えられてきたように思います。
20数年前たまたまこの兵庫県内の近くで開催されているクラフトフェアに出会い、参加して得たことが、私たちの工房活動の礎になっていると言っても過言ではないとと思います。
お客さんと作り手、作家同志がゆったりとした会場空間で、ほどよい緊張感をもって接することができる、20数年ほぼ変わらぬスタイルで続けられている、地元のアート・クラフトフェスティバル in たんばは、とても魅力的なイベントです。

日時 2018年9月29日(土)~30日(日)
29日 10:00~17:00   30日 9:00~16:00

会場 兵庫県立丹波年輪の里 兵庫県丹波市柏原町田路102-3

 

 

 

 

 

 

 

 

高校生の訪問を受ける

今日は、工房に高校生の訪問を受けました。
以前、姫路市で開催された「ひめじアーティストフェスティバル」に参加した際に、制服姿の女子高生が私の出展ブースにやって来て、いつか工房を訪ねて仕事ぶりを見せてほしいとの申し出があり、快諾の返事をしたことがありました。
その後、正式な訪問の連絡を受け、今日、兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン科写真クラブの有志3名が顧問の先生とともに工房を訪ねられました。
それぞれカメラを手に、工房の建物を撮ったり、私の仕事ぶりや、作品などを思い思いのアングルで写真に収めていきました。
そして、みんなでお茶を飲みながら、部活のこと、それぞれの夢や希望の仕事のことなどを話して、楽しい時間を過ごしました。
私たちも、ものづくりを仕事にしたいと言う思いから脱サラして始めた工房の経過などを話しながら、学生さんたちのこれから、学んだデザインをベースに、自分のやりたい分野のクリエイターの道を目指して行きたいと言う思いに、ささやかなエールを贈りました。
若い高校生が、私たちの仕事や暮らしに興味を持ってくれて、訪ねて来てくれるのは、私たちも刺激を受け、本当に嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

 

2018年の栗の季節

工房の敷地内には、4種類の栗の木があり、収穫の時期を迎えました。
そのうち1種類は自生している野生のシバ栗、工房を取り囲むように生えています。
材としての栗の木が好きで、日頃から栗の木の器をよく彫っていると言う栗好きが高じて、さらに工房の周りに収穫用の栗の木を3種類植えて、栗の木に囲まれ、栗の木と四季を送っている感があります。
毎年この時期になると栗の収穫時期を迎えるのですが、今年は、夏の猛暑とカラカラ天気、そして続けざまの台風の直撃を受け、異例の様子となりました。
例年8月下旬には収穫が始まる早生品種の「丹沢」は、台風で収穫時期を迎える直前にほとんどが落果してしまい収穫を見込めず。その次の品種の「銀寄」も台風による落果と実が膨れず収穫はごくわずか。
台風にも耐えながら、数は少ないものの、大きな実をつけて、何とか収穫できているのが「大丹波」。いろいろな種類があるといろんな環境にも対応できる品種があるものだと思います。
ちなみに野生種のシバ栗は、落果は比較的少なかったものの、例年になく実が小さいのが気になります。
写真の栗の品種は「大丹波」。右の写真の皿は、栗材で作った1尺しのぎ皿。

 

 

 

 

 

 

 

長方形隅切盆を彫る

栗の木で長方形隅切盆を彫っています。
縦32センチ×横22センチ×高さ2センチのサイズで、一人用のお茶のお盆などとして使い勝手の良いサイズです。
薄くして軽いお盆にしていますので、反りも考慮して、栗の木の目の積んだ柾目材を使っています。
これは、1日ですべて彫ったわけではありません。
あまりに非効率な仕事ぶりで、何日かかったかは恥ずかしくて言えません。
積み重ねた時の収まりも少し考えて作っています。
単なる長方形のお盆と比べ、角を切るだけで雰囲気がぐっと違って、どことなく和風のお盆になるのが隅切盆のおもしろいところです。
仕上げは、つや消しの黒い漆塗りで仕上げます。

栗の木の隅切盆栗の木の隅切盆

 

 

 

 

 

 

4寸茶托を彫る

定番の少し小ぶりな4寸(約直径12センチ)の茶托を彫っています。
厚さ1.8センチの栗の板を彫って作るのですが、高台のない分、薄い仕上がりで、多用途に使える茶托にしています。
薄くして、湯のみだけでなくグラスにも合わせやすいようにと作っています。
黒い漆を塗って仕上げるので、そのまま銘々皿としても使用できればと思っています。
茶托の重要なことは、茶托に器を載せて、バランスよく、しっかり親指と人先指、中指でつまんで持てるかどうかと言うこと。
この茶托では、縁をすこし立ち上げて、親指のかかりを良くして、飲み物を入れた器をバランスよく支えられるように彫っています。
高台のない薄い茶托なので、裏は指が入りやすいよう縁は少し薄くしています。
杢目を生かしながら、つや消しの黒い漆塗りで仕上げます。