工房 えらむ

木の器と手織の工房

09月

さつまいもの収穫 2019年

工房の隣にある畑で、さつまいもの収穫をしました。
ここ2年ほど、植えたさつまいもやそのほかの野菜を、イノシシとアライグマに荒らされるようになってから、畑をネット柵で囲ったりしましたが、何度も柵を破られ、アライグマに至っては柵はほとんど用をなさないこともあり、さつまいもの植え付けをやめていました。
いろいろ考えた結果、昨年に乾電池使用の電気柵を設置したところ被害が無くなったことから、今年はさつまいもの植え付けをし、無事収穫に至りました。
野菜コンテナーに2杯分、我が家の消費量としては十分な量です。
苦渋の選択として導入した電気柵ですが、その効果は絶大でした。最近は、この周辺の水田にもイノシシの被害が増えているせいか、電気柵が沢山設置されるようになりました。のどかだだった田舎の風景も変わりつつあります。
自然界における野生動物と人間の関係は、人間が被害者と言う意識が強いようですが、冷静に考えると、どちらもが被害者で、どちもが加害者と言えるのかもしれません。私たちはこのことを真剣に考えていかないと解決しない複雑な問題ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

錫彩しのぎ角皿

9月30日まで開催中の神戸市東灘区のギャラリー住吉倶楽部さんでの企画展、「秋爛漫」展に出品中の新作を紹介させていただきます。
栗の板を彫って作ったしのぎ角皿に漆で錫粉を蒔いて、いつも作っている作品と少し表情の違う錫彩の皿を作りました。
蒔いた錫粉を研磨して、金属質を強調する器も作っていますが、今回は蒔いた錫粉をざっくり研いで根来塗のような感じに、黒い漆下地ものぞかせながら、落ち着いた雰囲気に仕上げました。
ギャラリー住吉倶楽部さんでの企画展もあとわずかとなりましたが、お時間ございましたらお気軽にお立ち寄りください。

ギャラリー住吉倶楽部 兵庫県神戸市東灘区住吉本町1-5-1-103  ホームページ
期間 2019年9月9日(月)~9月30日(月) 11:00~19:00  水曜定休日

錫彩の皿

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道からクルミ材が届きました

北海道の材木店から北海道産のクルミ材が届きました。
オーダーにお応えして、薄くて幅の広いクルミ材をよく使うのですが、薄くて幅が30センチ近いものはなかなか流通していなくて、材料の確保に苦労します。
最近は北海道の材木店さんに特別にお願いして、幅広のクルミ材を希望の厚みに挽いていただいて、一定量確保できた段階で送ってもらっています。ただし、お願いしてから届くまでに1年近くかかりますので、気長に待つ必要があります。
丸太を購入して希望の厚みに挽いてもらう場合もありますが、丸太の状態は挽いてみないと判らず、丸太1本分すべてが幅広材と言う訳にいかず、幅の狭い板も含めてすべて在庫することになるので、保管場所にも苦労します。
北海道から送ってもらった材は、耳なしの板で、節、入り皮、木口割れの少ない乾燥材です。丸太買いに比べると値段は高くなりますが、用途が決まっている場合は、材料の歩留まりが大変良く、こうした点を勘案すると、それほど割高とも言えないと思っています。
工房の入口が狭いので、4tのトラックが入りませんので、別のところで軽トラックに移し替えて保管場所に運びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年 工房の秋

暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったもので、暑かった日々も過ぎ、工房のまわりもすっかり秋めいてきました。
今日は、午後からは雨になってしまいましたが、午前中は、まさに秋を象徴するような美しい空が広がっていました。
工房で仕事をしていると、窓は木々に囲まれていて、意外と空を見ていない気がします。たまたま外に出た時にこの空に出会って、すごく得した気分になりました。
自然とともに生活するという事は、自然環境に恵まれた、山村や田舎で暮らすと言う発想になりがちですが、日常に感じる空や風、空気感をしっかり五感で感じながら暮らすと言うこととも言えるのではないかと思います。
工房での仕事は、涼しくなったおかげでだいぶ楽になりましたが、それでも彫り仕事は汗だくになるので、今日も素足に短パン、タンクトップですが、そろそろこのスタイルも終わりにしようかと思います。

 

 

隅入盆の塗り上がり

先日、彫り上がった長方形の隅入盆の投稿をしましたが、漆塗りが終わりお盆が出来上がりました。
栗の18ミリの柾目板を彫った縦32、横22のお盆で、お盆は縁を低くして、浅めにしているので、ひとり分のお茶セットなどに、トレイとして使っていただくのに手ごろな大きさかと思います。
漆塗りは、黒いつや消しの漆塗りをしていますが、木の質感を生かしながら、杢目や彫り目が見えるように塗っています。
すでに出来上がった作品は現在、神戸市東灘区のギャラリー住吉倶楽部さんで9月30日まで開催中の、企画展「秋爛漫」展にて販売していただいています。
機会がございましたら、ギャラリー住吉倶楽部さんにてご覧ください。

ギャラリー住吉倶楽部 兵庫県神戸市東灘区住吉本町1-5-1-103  ホームページ
期間 2019年9月9日(月)~9月30日(月) 11:00~19:00  水曜定休日

隅入盆 栗

 

 

 

 

 

 

 

STAEDTLERの文具セット

10年ぐらい前に買った、STAEDTLERの文房具セットを木工仕事に今も愛用しています。
文房具店の特価品という事で、確か500円ぐらいで買ったと思います。
STAEDTLERと言えば、ドイツの高級文房具のイメージがあるのですが、これは、Made in Englandの表示があって、簡易な文房具セットではあるのですが、必要なものが全部そろっていて、とても重宝しています。
コンパクトにケースに必要なものが全部収まっていて、鉛筆と鉛筆削りが付いているのが、妙にかわいらしく感じます。
ケースの真ん中に収まっている赤い鉛筆が無くなると、このセットの雰囲気が壊れそうで、10年経ってもほとんど減っていないのが、ちょっと気恥しいところです。木工仕事にはもっぱら三菱鉛筆の2Bを愛用しているので、あまり出番がないと言えば、それまでなのですが。
国内メーカーの簡易な文房具セットも売られていますが、コストパフォーマンスを含め、これを超えるものに出会っていないように思います。
まだまだこれからも愛用し続けることでしょう。

 

 

 

 

 

 

鍛冶師さんの栗の皮むき刃物

私の工房に時々遊びに来られる、いや木工指導に来られる鍛冶師さんから栗の皮むき刃物をいただきました。
鍛冶師さんは、隣町で家具作りをされている著名な木工家の方をして、それまでのカンナとは次元の違う切れ味に驚いたとされる刃物を作られる方。
タバコを買いに行く途中やと言って、しばしば私の工房に立ち寄られる。最近は、私の木工の腕の無さにあきれてか、他愛のない話をして帰られる。
この間、沢山採れた栗の実をおすそ分けしたら、数日後、これで栗の皮をむくとむきやすいと、自身が作られた数本の栗の皮むき用の刃物を持って来られました。さっそく鍛冶師の師匠から栗むき用の刃物の使い方を教わり、ふたりで黙々と栗の皮をむく、ひと時。この刃は、かなりいいもん使っとるからなと言われるが、本当によく切れるし使いやすい。
師匠からは、栗むき用の刃物をいただき、刃物の研ぎ方、栗のむき方から栗の料理の仕方まで、しっかり指導を受けるありがたい時間を過ごしました。

 

 

 

 

 

 

2019年の栗の季節

工房は、野性のシバグリの木をはじめ、沢山の栗の木に囲まれています。
そして、2019年の栗の収穫の時期を迎えました。
今、収穫が始まったのは、早生品種の丹沢。例年はお盆過ぎから実を落とし収穫が始まるのですが、今年は、7月から8月にかけて雨が少なかったせいか、成長が遅く、青い小さな未成熟のイガが沢山落ちてしまいました。
そしてやっと9月に入って、熟した早生栗のイガ栗が落ち出し、収穫が始まりました。
やはり今年は、実の小さいものが多くて、栗も自然の厳しさを感じていたようです。
残暑が厳しく、まだ真夏の雰囲気ではあるのですが、茶色い栗の実を見ると秋がそこまでやって来たと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ギャラリー住吉倶楽部「秋爛漫」展

9月9日~30日まで、木の器作品を常設で販売していただいている、神戸市東灘区のギャラリー住吉倶楽部さんでの企画展、「秋爛漫」展が開催され、秋の暮らしを彩る作品を出品販売いたします。
「秋爛漫」をテーマに服飾、アクセサリー、陶磁器の作家の方々の作品とともに、私は、陶磁器に合わせた木の器やお盆、茶托など新作を中心に出品します。
神戸からも大阪からもアクセスの良い、JR住吉駅から北へ3分の大変便利なギャラリーです。
駅から北へすぐのところに、住吉倶楽部さんのクラフト中心のShopがあり、こちらは、作家ものの器などを中心に販売されています。次の角を曲がった先にギャラリーがあり、企画展メインの展示スペースになります。
期間中、私は在廊しませんが、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

ギャラリー住吉倶楽部 兵庫県神戸市東灘区住吉本町1-5-1-103  ホームページ
期間 2019年9月9日(月)~9月30日(月) 11:00~19:00  水曜定休日