ブルーベリーの収穫

工房の片隅に植えた、ブルーベリーが熟し始めました。
小粒ですが、沢山の実をつけています。
炎天下で、熟した実を選んで、一つ一つ収穫していくのは、なかなか大変な作業。
栗の木を彫った、6寸(18センチ径)の拭き漆塗りのリム皿に入れてみました。
リム皿は、洋食器のイメージが強いのですが、漆塗りで仕上げることで、和食器風にしてみました。

土を感じる

工房の近所の水田で、稲の苗を育て終わったフラットな田が干上がって、ひび割れしている姿が、なんとなく美しく目にとまりました。
先日、淡路島にある土のミュージアムに行ってから、土と言う素材の表情を少し意識するようになりました。
土は、植物や農作物などを育む素材などとして身近ではあるのですが、土そのものを眺める、感じることは意外と少ないように思います。
土は、地球を構成する根源的な素材でありながら、日常的には、あまり意識することなく暮らしているように感じます。
私の工房の土壁のひび割れも、自然に表れた表情ですが、見直してみると味わい深い模様です。
土が、乾燥して、水分を放出していく過程は、ある意味、地球の表面の凹凸の成り立ちの縮図のようなものなのかなと思いながら、土の呼吸と暮らしていく事もいいものだなと感じる日々です。

2023年7月24日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : えらむ

土のミュージアム SHIDOを訪問

今日は、兵庫県淡路市(淡路島)にある、「土のミュージアム SHIDO」に行ってきました。
ミュージアムは、壁材の専門店の近畿壁材工業株式会社さんが今年開設されたのですが、工房えらむの建物を廃材で建築する際に、工房の壁材となる漆喰をおよそ17年前に購入させていただいた、壁材店さんなのです。
そんな「土のミュージアム SHIDO」のインスタグラムに私の作ったお盆で、お茶を出されている投稿を見て、すごいご縁を感じて訪問させていただきました。
17年前、私の工房を建てる最終段階で、壁材となる漆喰の購入の仕方が、素人の私には判らず、最終的にたどり着いたのが近畿壁材工業さんでした。直接会社へ買いに行くと、若い社長さん夫妻が、素人の私たち夫婦を丁寧にもてなしてくださり、サンプルなども沢山いただいて、本当に気持ちよく対応していただいた印象が強く残っていました。
近畿壁材工業さんのおかげで、私たちの工房も無事完成となり、木の器製作も本稼働に至りました。そしてこのミュージアムで、図らずも私の作品を販売店で購入して、使用していただいていると言う、思いがけない巡りあわせに、ただただ驚くばかりです。
社長さんご夫妻も私の訪問と、その経緯をとても喜んでくださいました。
「土のミュージアム SHIDO」は、地元の左官職人さんで、テレビの「情熱大陸」や「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介された久住有生氏の土関係の施工によるもので、様々な土の表情を表現し、とても緊張感のあるアート的空間となっています。
屋上からは、海を一望できる素晴らしいロケーションです。機会がありましたら訪問されることをお勧めします。

土のミュージアム SHIDO  兵庫県淡路市多賀2150

Bar HALF TIMEの思い出

昨年からひどい肩こり、首こりによる緊張型頭痛に悩まされ、月1回の通院を余儀なくされて神戸へ。
久しぶりに神戸三宮のBar HALF TIME の前を通った。
脱サラ以前のサラリーマン時代、気の合う仲間と時々出かけて行った所。
30年ほど前、木の器づくりで生計を立てたいと思いながら何の知識もなく、ものづくりの勉強のためにと、ギャラリーをあちこち巡っていました。
かつて神戸元町駅の北側にあった「サーカス・サーカス」と言うギャラリーがとても気に入って、足しげく通っていました。ギャラリーのオーナーさんとも親しくなって、いろいろ勉強させてもらった気がします。そんなギャラリーのオーナーさんが経営していたのがHALF TIMEでした。
HALF TIMEは、小説家の村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」を映画監督の大森一樹氏が、映画にした時のロケに使ったBar 。
室内は、小説のイメージそのものの雰囲気で、気の合う仲間と時々出かけて行って、古いピンボールで遊んだり、オセロゲームをしたりしてまったりしていた思い出があります。
体調は、ほぼ快方に向かっているので、こんなことで神戸に行くのは、そろそろ終わりにしたいものです。

 

2023年7月6日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : えらむ

鍛冶師さんの麦茶

工房にやって来られる隣町の鍛冶師さんから、自家製の麦茶をいただきました。
鍛冶師さんは、いつも私の工房にやって来て、コーヒー飲みながら他愛のない話をして帰られるだけで、刃物の購入を勧めるようなことは一切されないし、その気も全くない。
鍛冶職人としては、玉鋼の原料となる砂鉄を川から採取し、日本古来の製鉄法のタタラによって玉鋼を作り出して刃物を作ると言う凄い鍛冶職人さん。
同じ隣町で家具作りをされている著名な木工家の方をして、それまでのカンナとは次元の違う切れ味に驚いたとされる刃物を作られる方。
麦茶は、自身で麦を脱穀して、焙烙で炒って作られたとのこと。
飲むと、市販の麦茶では感じることの無かった、麦そのもの風味がとても爽やかな味わいで、雑味の無い非常に美味しい麦茶でした。
鍛冶師さんの旺盛な好奇心と探求心には、いつもながら脱帽です。

2023年7月3日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ