工房 えらむ

木の器と手織の工房

06月

鍛冶屋博覧会

三木市で行われている鍛冶屋博覧会「鍛冶でっせ!」に行ってきました。
兵庫県小野市の隣町は、全国有数の金物の町三木市です。古くから大工道具を中心とした金物産業の町で、木工作品を作っている私にとって、隣町が三木市のおかげであらゆる道具に事欠かず、非常にありがたいことです。
6月29日(土)、30日(日)の二日間、三木市の道の駅「かじやの里 メッセみき」で三木市の金物製造業者さんが沢山の展示販売やデモンストレーションをされています。
工房から車で20分の会場へ。
会場ではたくさんの道具屋さんのブースが並び、特に鑿屋さんのブースに興味津々。
親しくさせてもらっている鑿の鍛冶屋さんにお会いして話をしていたら、新聞で工房のことが紹介されいましたな。と気にとめていただいたことに感謝。
明日、6月30日16時まで行われています。道具に興味のある方はお勧めです。

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びわの収穫

工房横に植えたびわの実を収穫しました。
木はすでに4メートル程になっていますが、植えたきり、そのままにしていたので小さな実がわずかに生る程度。
最近の雨で腐ってしまったりして、今年収穫できたのはほんのわずか。
栗材で作った盛鉢に入れてみました。
小さなびわの実ですが、ありがたく旬の果物をいただきたいと思います。

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盛鉢 栗材 拭漆

 

 

栃の角皿の仕上がり

5月31日のブログで紹介しました栃の角皿の漆塗りが終わり、仕上がりました。
今回の栃の板は、節や入り皮、ひび割れのある個性的な板でした。
あまり個性を強調しすぎると食器として落ち着かなくなるので、少し黒っぽい漆などを使いながらで全体をシックに抑え、栃の木特有の杢もあまり強く出すぎないようにしました。
最後は、漆の艶を多少おさえて仕上げとすることにしました。

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角皿 栃材 拭漆

 

 

じゃがいもの収穫

工房のとなりの畑に植えたじゃがいもを収穫しました。
今年の3月に植えつけたじゃがいもです。
収穫時期となってから雨が降り続いたのですが、ここしばらく雨も治まったので、いも掘りをしました。
4か月ほど前に半切れほどの種芋を植えたものから沢山のいもが収穫できました。
畑で野菜づくりを本格的にやり始めたのは昨年からですが、自然の力と恵みに感動の日々です。

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綿の栽培 本葉

5月28日にブログで紹介した、工房の畑に植えた綿が、少し成長しました。
綿は、双葉が出てしばらくは、根の成長に時間を費やすため、10センチぐらいの大きさからなかなか大きくなりませんでしたが、最近やっと本葉が出て20センチ前後の大きさになりました。
日照り続きの日が長く続いたかと思うと、大量の雨が降り、順調に成長してくれるとよいのですが。

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栗の花 その後

栗の木に囲まれて、栗の花の匂いのベールで包まれていた工房も、花のピークは過ぎました。
長細い穂のような栗の花の雄しべは、茶色く変色し木の根元に落ちていきます。
そしてほとんど目立たなかった雌しべは、受粉して小さなさ丸い姿として残ります。これが栗の実となります。
まだほとんどイガ栗の様子はありませんが、これから小さな針のような緑色のイガが伸びていきます。
今年もたくさんの実をつけてくれるとよいのですが。

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木の片口を彫る

栗の木を彫って片口をつくりました。
片口は、注ぎ口の水キレを注意して作れば、材料の大小に合わせていろいろな形や大きさのものができるので、好んで作っています。
厚さ7㎝の厚めの栗材を使って、少し深く容量のある片口を作ることにしました。
材料の雰囲気を見ながら、今回は彫る輪郭をフリーハンドで描き、彫っていきます。注ぎ口は、厚みのある材なので、U字状に彫り込まず、穴をあけて作ることにしました。その分、注ぎ口はちょっと手間がかります。
材を深く彫るのはけっこう大変な作業です。いろんな鑿を使って彫っていきます。
容量のあるぽってりとした片口ができましたので、酒器などにも使えるよう渋めの漆仕上げにしたいと思います。

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暑い日々とハギの花

工房のある兵庫県小野市でも雨が降らず、暑い日々が続いています。
連日30度を超す暑さで、さすがに仕事も大変です。とは言え工房内は何とか30度を下回る環境にあります。2階建ての工房の1階を作業場にしていますが、窓も少なく木に囲まれて直射日光が入ってこないことと、壁は竹こまいに、藁を混ぜた土を塗った、いわゆる荒壁のままの状態で、これが意外とひんやりとしていて、しのぎやすい環境を作ってくれています。
工房の方々に自生のハギの木がありますが、よく見ると花が咲いています。もう自然界は盛夏に入ったかと思いましたが、図鑑で調べるとヤマハギの開化期は6月〜9月とあり、異常気象のためでもないようです。
空の色と日差しの強さはもう盛夏そのものです。

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栗の花

工房の敷地内には、大小7、8本の栗の木があります。
いわゆるシバグリと言われる日本中の山地に自生する栗の木で、工房内の栗の木も自然に生えていたもの。
栗材の魅力に魅かれて、栗の木の器を多く製作している私にとって喜ばしい環境なのですが、ちょうどこのころは、栗の木の花が満開で、開化とともに独特の強い花の香りが工房を包んでいます。
決してよい香りとは言えず、どちらかと言うと長く嗅いでいると頭がいたくなるような強い香りですが、数年工房で生活しているとほとんど気にならなくなりました。
シバグリの実は、もちろん甘味も強く美味しく食べられるのですが、実は1円玉ぐらいの大きさで、少々食べるのが面倒なのが難点。
そんなことから工房内に栽培品種の大粒の栗、「大丹波」「筑波」「銀寄」の三種類をさらに植えたため、工房はまさに360度、栗の花の香りのベールに包まれています。

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豆皿とそら豆

一枚の板から器を作るとき、出来るだけ板を無駄にしないよう木取をするのですが、どうしても小さな端材が出来てきます。そんな小さな端材で作って楽しいのが豆皿。
気負わず端材にフリーハンドで皿の輪郭を描く。そしてざくざく彫っていく。陶芸で言えば小さな粘土の塊を指先で伸ばしながら、小さな皿のかたちにするように。

出来上がった豆皿に、工房横の畑で採れたそら豆の塩茹でを入れてみました。

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豆皿 栗材   左:オイル仕上げ  右:拭漆