工房 えらむ

木の器と手織の工房

02月

メジロとヒヨドリ

工房のまわりの小さな雑木林にもいろいろな野鳥がやって来ます。
木々が葉を落とした、冬場は野鳥観察の格好の季節。
あまり人を恐れないメジロは、工房の目の前の灌木にミカンの切れ端を置いてやると、すぐに食べにやって来ます。
ほとんどの野鳥は、足繁く飛び回って、真近でじっとしている姿をみることはなかなかできないのですが、美味しそうにミカンを唾むメジロの姿を見ていると、ほのぼのとした気分になります。
しかし、そのミカンを狙ってやって来るのが、ヒヨドリで、メジロの3倍ぐらいの体で、メジロを追っ払って、巨体にものを言わせて、あっという間にミカンを食いちぎってしまいます。
ヒヨドリも同じ野鳥とは言え、メジロのほのぼの感はなく、申し訳ないが、ヒヨドリがやって来ると追っ払うと言う作業が伴い、仕事に集中できないことに。
そこで、最近は、針金でミカンを枝から吊るしてやることにしたところ、体の大きなヒヨドリは、そのミカンにつかまって食べる姿勢が取れず、メジロだけが食することができると言うことを発見。
以来、このスタイルで、ヒヨドリを追っ払う作業から解放されて、仕事に集中することができました。
工房では、1週間ほど前からウグイスも鳴いています。
野鳥と戯れながら、季節の移ろいを楽しんで仕事をしています。

 

 

 

2020年2月の工房Open日

毎月、第3土曜、日曜、月曜の3日間、工房ギャラリーをOpenしています。
2020年2月の工房Openは、2月15日(土)、16日(日)、17日(月)10:00〜16:00 の3日間です。
日頃製作しています木の器等の作品、織の作品と、あると楽しい古道具、古民具を展示販売いたします。
立春も過ぎ、少し暖かくなってきましたが、工房のまわりの木々は、まだまだ冬景色です。
工房の小さな雑木林に置いたミカンを求めてやって来るメジロに癒される日々です。
薪ストーブに火を入れてお待ちしております。
お気軽にお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

東京のギャラリー巡り

先日は、テーブルウェア・フェスティバル2020の開催に合わせて、久しぶりの東京。せっかくなので、東京ドームでのフェスティバル以外にいくつかのギャラリーなどを訪ねてきました。

LIXIL GALLERY(銀座)
「九つの音色」宮田亮平・三田村有純・須田賢司 氏ら9名の超大御所による作品展。
「ものいう仕口」白山麓で集めた民家のかけらと題して、重厚な古民家の仕口の展示が圧巻。
「伊勢崎晃一朗 展」備前焼の人間国宝で父の 伊勢崎 淳 氏の下で修業された陶芸家の作品展

銀座 一穂堂(銀座)
「第5回 翔ぶ鳥 展」中堅実力派作家26名による美術工芸品の作品展。

AC . GALLERY(銀座)
「濱比嘉 詩子 展」味わい深い陶人形展。私が夏にグループでの企画展でお世話になることになり、ご挨拶を兼ねて。

Kaikai Kiki Gallery(元麻布)
「山田 隆太郎 陶展」アーティスト村上 隆さんが運営されているギャラリー、畳スペースもあって広くとても居心地の良いギャラリー。山田隆太郎さんの陶作品がすごく良かった。

桃居(六本木)
「浅井 庸佑 田中 俊也 二人展」陶芸家と漆の二人展で、おふたりとも凛として落ち着いた作品。

21₋21 DESIGN SIGHT(六本木)
「Hacoa Exhibtion & Shop」木工プロダクト製品のHacoaの木製雑貨からチョコレートにいたる物語の展示。
「まる秘 展 めったに見られないデザイナーたちの原画」日本の有名デザイナー、クリエイター、建築家など26名の普段公開されることのない舞台裏、作業現場の資料やノート、アイデアスケッチなどを公開展示。なかなか見どころ満載の貴重な展示会でしたが、来場者の多さに圧倒されました。

番外編(有楽町)
「大江戸骨董市」有楽町・東京国際フォーラム前の広場で開催されている骨董市を時間ぎりぎりまで楽しむ。骨董・古道具好きの私には興味津々。東京の骨董市はなぜこんなにいい会場でやっているのだろうと思う。

東京ドームで開催の「テーブルウェアフェスティバル2020」の見学と合わせ、これぞお上りさんと言うに相応しい、1泊2日で巡った東京は、どこも刺激的で楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーブルウェア・フェスティバル2020に行って来ました

2020年2月2日~10日まで東京ドームで開催される、テーブルウェア・フェスティバル2020に行ってきました。
フェスティバルで開催される公募展、第28回テーブルウェア大賞のオリジナルデザイン部門に応募した木の器が一次審査を通過しましたので、2月2日のフェスティバル初日のオープニングの式典時に、会場で最終の賞の審査結果発表が行われのに合わせて会場入りしました。
器の公募展では、入選60作品の内、思いがけず私の作品が2作品入選したのですが、いずれも入賞には至りませんでした。
この公募展で感じたことは、テーブルウェアフェスティバルは、器メーカー、器産業の団体・企業、窯元、個人工房など、300ほどの器と関連商品のブースが出展されるのですが、公募展にもその背景が良い意味で反映されていると感じます。
この公募展での器の出品者は個人とは限定されていませんので、個人の出品も多いですが、ブースを出展されているような、代々続く窯元であったり、製造メーカーであったり、グループであったりします。作品には、長い伝統や技術の蓄積により作られた作品、企業としてデザイナーやクリエイターがグループで練り上げた作品なども多く見受けられます。
こうした、産業として蓄積された伝統や多彩な技術で裏打ちされた作品が沢山出品されてくることは、他の公募展にはない、一味違った魅力があるのではないかと思います。
同時に、テーブルコーディネートのコンクールも開催されるのですが、会場でお聞きした話では、数多くの出展ブースを陰でささえているのが、出店者が依頼しているプロのテーブルコーディネーターの方たちで、器をいかに良く見せ、販売増や商談につなげるかの演出を託されているとのことです。
テーブルコーディネートのコンクール部門では、プロ、アマを含め、こうした方たちの実力が試される機会にもなっているようです。
テーブルコーディネートの公募作品も本当に見ごたえのある、熱のこもった素晴らしい作品ばかりでした。