一文字盆を彫る

最近は、いろいろなお茶にまつわる道具や器の製作を依頼されることが増えました。
今回は、一文字盆を彫りました。
一文字盆は、煎茶道具のお運び盆のひとつで、横に細長い形状のお盆で、茶碗が5つ乗る大きさとなっています。
今回は、ケヤキと栗の木で、縦40センチ、横11.5センチ、厚さ2センチのお盆を彫りました。
それぞれの木の個性を生かしながら、彫り跡を残して薄く、軽く作っています。
拭き漆塗りで仕上げます。

2025年3月25日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

酒器セット

2025年5月1日~15日まで、東京・表参道にあります、Zakka+Sake Bar DEARYOU表参道店で個展をさせていただく予定にしておりまして、日本酒にちなんだ作品を多めに製作しています。
お盆は、タモの木を彫った隅切り盆。
ぐい吞みは、栃の木を彫ったもの。
片口は、栗の木を彫ったもの。
木瓜型の豆皿兼箸置きは栗の木。
お箸は、紫檀を削ったもの。
すべて、拭き漆塗りで仕上げます。
すべて木で作った酒器のセットですが、同じ色調と、テクスチャーなので、もっと他の素材の器などと組み合わせて使用した方が、お酒が美味しく感じるかもしれないですね。

木の抹茶茶碗を作る

久しぶりに栗の木を彫って、木の抹茶茶碗をいくつか作りました。
木工ろくろは使用せず、ほとんどフリーハンドに近いかたちで、手で彫って仕上げます。
私の木の茶碗は、木工的な表現にこだわらず、どちらかと言えばオーソドックスに、お気に入りの陶製の茶碗をイメージしながら作っています。
木の茶碗への思いとしては、陶製のものとは一味違う、木と言う自然素材の持つ優しさや温かさを表現したいと言う思いがあります。
この表情を上手く伝えられるよう、自身の経験に基づいて、漆塗りで仕上げていきます。

酒器用の片口を彫る

栗の木で、お酒用の深めの片口を彫りました。
5月に日本酒にまつわる会場で個展をさせていただくことから、酒器に関するものを多めに出品する予定で製作準備しています。
私の作る酒器としての片口ほ、フリーハンド的な製作で少々いびつですが、手に馴染む使いやすいかたちをイメージして作っています。
木の片口は陶器のものと比べると、軽くて保温性があるので、そう言った点では使いやすいのではないかと思います。
栗の木の表情が、酒器としての趣を添えてくれるように、色合いを考えながら拭き漆塗りで仕上げます。

2025年2月28日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

朱塗りのお椀

栗の木を彫って、朱漆塗りで仕上げたお椀です。
口径14.5㎝、高さ11㎝。
高台を細くして、全体的にスタイル良く見せたくて作ったお椀です。
食卓に置くと、少しインパクトのある雰囲気が出来そうです。
使用される方が、どのような料理を入れられるか、興味あるところです。

2025年2月20日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

隅入りの皿

栗の木で隅入りの皿を彫りました。
長方形のお皿も隅入りにすると、落ち着いた和風の印象が強くなり、趣が変わります。
拭き漆塗りで仕上げますので、料理皿として、銘々皿として、また湯飲みとお菓子をのせるお茶請け皿としてなど、多用途に使用いただけると思います。
この作品は、2月8日(土)から始まる兵庫県明石市のギャラリー風来での「素のかたち 展」に出品予定です。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9 @gallery__fuuki
期間 2025年2月8日(土)~2月16日(日)
11:00~17:00 (最終日は16:00まで) 会期中無休
在廊日 2月8日(火)、16日(日)

梅型鉢の仕上がり

栗の木を彫って作った、梅型鉢が出来上がりました。
約1ヶ月かけて拭き漆塗りで仕上げています。
栗の木の杢目を生かしながら、少し焦げ茶色の鉢にしていますので、いろいろな料理に使っていただけるのではないかと思います。
この作品は、2月8日(土)から始まる兵庫県明石市のギャラリー風来での「素のかたち 展」に出品予定です。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9 @gallery__fuuki
期間 2025年2月8日(土)~2月16日(日)
11:00~17:00 (最終日は16:00まで) 会期中無休
在廊日 2月8日(火)、16日(日)

梅型の鉢を彫る

寒い日が続いていますが、2月に入り、もう1ヶ月もすれば春ももうすぐ。
いち早く春の訪れを告げるのは、やはり梅の花。
今年の本格的な展示会も来週にせまり、春の到来を告げる、梅の花をモチーフにした鉢を彫りました。
私は、木の器の製作に基本的に木工ろくろは使用せず、手彫りだからできる器に面白さを感じて作り続けています。
私の作るものは、木工芸品ではなくて、あくまで木製の食器。
木で出来た梅型の器で、料理を美味しく感じ、食卓に彩を添えることができれば、いいなと言う思いで製作しています。
どんな料理も入れられるよう、拭き漆塗りで仕上げます。

2025年2月1日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

クルミの丸皿4サイズ

クルミの木を彫った、丸皿4サイズです。
使いやすい4サイズ、6寸(18㎝)、7寸(21㎝)、8寸(24㎝)、9寸(27㎝)。
塗装は、食品衛生法に適合したウレタンオイルで塗装していますので、耐水性もあり、水分の多い料理なども問題なく使用できます。また、匂い移り、色移りもほとんどありません。
この作品は、今週末の2025年1月18日(土)に、兵庫県小野市にあります小野市伝統産業会館で開催される、「兵庫小野 職人商談会」に出展、出品させていただきます。
展示会の入場は無料で、どなたでも自由に見学、購入できますので、お気軽にご来場ください。

「兵庫小野 職人商談会」
開催日 2025年1月18日(土)
10:00~16:00
会 場 小野市伝統産業会館
兵庫県小野市王子町806-1 無料駐車場有

栗の木でお盆を彫る

2025年の仕事始めは1月2日の午後から、もっとゆっくり体を休めることも重要と考えてはいるのですが、如何せんお待ちいただいている仕事や、年明けに予定されている展示会の準備やらで、なかなかゆっくりもしていられず、早々に仕事モードに。
今まで無理をして体調を崩す苦い経験をしているので、仕事と休暇のバランスを取りながらやって行かなければと思っています。
栗の木でお盆を彫りました。
なかなかきれいな杢目の木に出会うことが少なくなったので、自然が作り出す味わい深いの杢目を生かすには、木を小さく切り刻まないで出来る作品を作りたくなります。
そんな理由で、今回はお盆にしてみました。
人工的には出来ない杢目の表情は、やはり魅力的です。
この杢目をさらに味わい深く見せるために、拭き漆塗りで仕上げます。

2025年1月6日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ