栃の木を彫って、だ円のお椀を作りました。
手のひらサイズのだ円のお椀と言うのは、あまりないと思います。
だ円のお椀は、手の小さい人も、握力の弱い人も、片手で持ちやすいことを意識して作っています。
たとえば介護用のお椀として、ハンドルのついたプラスチック製のものなどがありますが、あくまで木製漆器のお椀を、自分の手でしっかり持って食事がしたいという方のためのなどのだ円のお椀です。
このお椀では、ノミ跡は残さず滑らかな表情で仕上げて、黒っぽい拭き漆塗りで仕上げます。

栃の木を彫って、だ円のお椀を作りました。
手のひらサイズのだ円のお椀と言うのは、あまりないと思います。
だ円のお椀は、手の小さい人も、握力の弱い人も、片手で持ちやすいことを意識して作っています。
たとえば介護用のお椀として、ハンドルのついたプラスチック製のものなどがありますが、あくまで木製漆器のお椀を、自分の手でしっかり持って食事がしたいという方のためのなどのだ円のお椀です。
このお椀では、ノミ跡は残さず滑らかな表情で仕上げて、黒っぽい拭き漆塗りで仕上げます。

今年は工房の敷地に自生しているアケビが、沢山の実をつけました。
サツマイモのような赤紫色をした大きな実が、秋の深まりを感じさせてくれます。
きれいな実だったので、ブナの木で作った長い板皿にのせてみました。
古いブナの木を、少し切れ味の悪いバンドソーでざっくりと裁断し、アクセントとして部分的に和紙を貼って、拭き漆塗りで仕上げています。
板皿は縦14㎝、横88㎝、高さ2.5㎝のとても長くてワイルドな仕上がりですが、野生のアケビの実と相性が合うように思います。
この板皿は、もちろん料理も盛れますが、このようにインテリア感覚で使用した方が面白いかもしれません。




お盆も過ぎましたが、相変わらず暑さ厳しい日が続いています。
工房のとなりの畑の夏野菜もピークが過ぎ、激しい暑さに収穫も終盤を迎えました。
野菜の実は小さくなり、変形したものやしなびたものが多くなっていく様子を見ると寂しいものです。
これまで収穫した沢山の野菜のおかげで、元気に過ごせていますのでありがたものです。
酷暑の日々に人間も、さすがに体力を消耗してしなびていきそうです。
少なくなった野菜を、栗の木をざっくり彫って拭き漆塗りで仕上げた丸鉢に入れてみました。
自然のもの同士は、やはり相性が良いように思います。


タモの木を彫って作っただ円鉢です。
縦49㎝、横21㎝、高さ5㎝のしずく型の大きなだ円鉢です。
タモの木は、野球のバットに使用されたりすることもあり、木によっては固くて重い木です。
今回使用した木は、杢目はおとなしいのですが、珍しく縞模様のある面白い感じの木だったので、この木の表情をできるだけ生かして大きな鉢にしました。
やはり木は固く、彫るのは大変でしたが、仕上がりは良い雰囲気の鉢になったと思います。
なおこの鉢は販売済みです。


今日は、親しくしている中学校の美術教師の方が顧問をされている、美術クラブの夏休みの部活のお手伝いに行ってきました。
顧問の先生から、夏休みの部活に木の板を彫って、お皿などの自由作品を作ってみたいとの相談を受けました。
作品作りにあたり、木の素材のことや製作過程についてアドバイスをさせていただきました。
部員それぞれが作りたいものを決めて、クルミの板を糸鋸で切り抜いて、彫る段階になったところで、木の扱い方や彫り方をできれば直接アドバイスして欲しいとの依頼で、今日は中学校に出向き、木の彫り方や作り方について説明するととともに、私の実製作過程などを見ていもらいました。
部員それぞれが作ろうとしているものは、自由な発想で楽しいものが沢山。彫刻刀の扱いに苦労しながらも彫り始めて2時間少々で、かたちが出来上がっていく様子にちょっと驚きを感じました。
これからじっくり時間をかけて完成させる予定になっていますが、熱心に木と向き合ってもらって、彫ることを楽しんでもらえたことをとても嬉しく思いました。

世界各国にカフェやレストランを展開されておられる事業所さんから、日本の店舗で使用するお椀のご注文をいただいて、製作させていただきました。
これまで店舗で使用される、特別注文の豆皿はいくいつか作らせていただいたのですが、私の器のテクスチャーを気に入っていただいたようで、この度お椀のご注文をいただきました。
栗の木を彫って作っています。
製作に木工ろくろは使用していませんので、丸いお椀ですがゆるやかに歪みがあり、手彫りの跡が残っています。
このお椀も気に入っていただけて嬉しく思います。



工房の隣に、ご近所さんから広い畑をお借りして野菜作りを楽しんでいます。
夏野菜真っ盛りの季節になりました。
例年になく早い梅雨明けと高温の日々で、畑の水やりが大変です。
今年は、沢山の種類の野菜を植えて育てていますが、うまく育つものもあれば、そうでないものもあり、それぞれの不揃いの野菜を収穫して、食卓で味わっています。
収穫した野菜を、クルミの木をざっくり彫って作った料理用のバットに入れてみました。
クルミの木のバットは、食品衛生法適合のウレタンオイル塗装をしていますので、どんな料理も盛り付けることができます。
収穫したての野菜は、鮮やかで美しく感じます。


クルミの木でだ円の大皿を作りました。
縦35㎝・横30㎝サイズの大皿で、クルミの木の表情を生かしながらシンプルに仕上げています。
自然の木の表情が、様々な料理に彩を添えてくれると思います。
食品衛生法に適合したウレタンオイルで塗装していますので、どんな料理も気軽に盛り付けることができ、匂い移りもしません。
このサイズのお皿を陶器で作るとかなり重くなり、取り扱いや収納に気を使いますが、木のお皿だと軽く収納もしやすくなります。
木の大皿は多用途に使用できて、とても便利です。


栃の木でだ円の大きな鉢を彫りました。
縦50㎝、横17㎝、高さ6㎝と言う大振りなもの。
かたちは、私の好きな舟のような形。
テーブルの上に置いて、料理を盛るには少し工夫がいりますが、その分斬新な盛り付けや演出ができそうです。
料理を入れなくても、季節の果物や野菜、ドライフラワーなどを入れて、テーブルコーディネートを楽しむのも良いかなと思います。
陶器でこの大きさは、重さが気になりますが、木で作るととても軽量で気軽にお使いいただけます。

