7寸隅切り鉢

7寸の隅切り鉢を作りました。
漆塗りは、根来塗り風に仕上げて、ハレの日の器にしたつもりです。
できれば昨年末のお正月用品の展示会に間に打合わせたかったのですが、塗りに手間取って間に合わず、やっと仕上がりました。まだ松の内という事で、朱色のお目出たい感じの器もいいかなと思います。
根来塗りの器は、大好きで、とりわけ古い時代の古色を帯びた根来塗りの表情にとても魅力を感じるので、自分でもやってみるのですが、なかなか思うようにいきません。
気に入った朱色がなかなか出せないことや、下地の黒漆の自然な擦れたような表情が出せないのが難しいところです。
いつか、満足のいく根来塗りの作品ができるようになればと思います。

北海道からクルミ材が届きました

今年も北海道からクルミの良材が届きました。
1年前に北海道の材木店に薄くて幅の広い板の注文をしていたものです。
クルミ材は個性の強い木で、とりわけ幅の広い薄い良材はなかなか流通していないので、希望のサイズをお願いして、時間をかけて用意してもらわないと、まとまった量の確保は難しい状況です。
届いた材は、人口乾燥済みの、しらたを除いた赤身の板のみで、節や染み、木口割れも非常に少ない状態のもので、ほとんど捨てるところのない良材です。
以前は、丸太を買って、希望のサイズに製材してもらい、人工乾燥機に入れて運送会社に運んでもらっていたこともありますが、結果的には、経費をトータルすると、それなりの費用になります。そして製材してみないと、良い材かどうか判らないというリスクが伴います。
今回のものは、値段的には、一般的には少し高いのだろうと思いますが、立米単価契約で送料無料なので、すべて使いきれる良材のみを選定した、非常に歩留まりの良い板は、考えようによっては割安かとも思います。
無欠点の板ばかりを使って、作品作りをしている訳ではないのですが、需要に合わせた供給体制も必要と考えて、いろいろな材木店さんとお付き合いさせていただいています。
今日は、軽トラックに材の一部を積み替えて、保管場所に運びました。

漆の塗り直しのご依頼

私の制作した漆塗りの器を沢山ご愛用頂いている方より、器の追加での制作のご依頼と、使用中の器の漆塗りのご依頼をいただきました。
送られてきた、お使いいただいている器は、どれも本当に日常的にお使いいただいている様子で、かなり使い込まれた表情がうかがえました。
本当にご愛用いただいていたようで、とても嬉しく思いました。
漆の器は、傷んできた場合、塗り直しをしてやることで、ほぼ新品同様に戻ります。
今回も、出来るだけ古い漆を研ぎ出して、下地を調整して、塗り直していきました。
写真は、すべて漆の塗る直し後のもので、塗り直し前の写真を撮るのを忘れておりましたので、比較はできませんが、なんとかほぼ新品に近い状態に戻すことが出来ました。
これも漆塗りの器の良さと言ったところでしょうか。

入れ子角鉢を作る

栗の木で大、中、小の入れ子の角鉢を作りました。
各サイズは、大は16㎝角の4.5㎝厚、中13㎝角の3.5㎝厚、小10㎝角の2.5㎝厚の3サイズ。
入れ子鉢と言えば、丸いものが一般的で作りやすいのですが、せっかく手で彫って作るので、角鉢にしました。
やはり入れ子としての収納具合の良さを考えて、3個の器がフラットに収まるように作っています。
拭き漆塗りで仕上げていますので、多用途に使えます。
入れ子にすると、複数の器をつくらないと1作品にならないのが、いささか大変ですが、入れ子の器としての多様な用途と収納の良さが魅力的で、作りたくなる作品です。

入れ子鉢入れ子鉢

7寸蒔地の皿

栗の木を彫って、7寸の蒔地の漆塗りの皿を作りました。
蒔地は漆塗りの技法で、地の粉という天然の粉を蒔いて、漆で何度も塗りかためていきます。最後は、つや消しの黒漆で仕上げています。
拭き漆塗りのような、杢目の表情は見えなくなりますが、陶器のような表情で仕上がります。木の軽さと、陶器のような硬質な表情をあわせ持って、独特の表情になります。
蒔地の仕上げにすると、使用した場合のキズが付きにくく、より気軽に使える漆器の良さがあります。
うつわの厚さは、3.5センチありますので、お皿と鉢ものの中間として、いろいろな用途に使えるのではないかと思います。

 

栗の木の角小鉢

栗の木を彫って作った角小鉢です。
10センチ角で、厚さ3センチ、拭き漆塗りで仕上げています。
小鉢なので単品でも、複数でもいろいろコーディネートを楽しむことができます。
収納を考えたスタッキングにも配慮しています。
豆皿サイズの小鉢ですが、深さがあるのと、角鉢になると丸鉢に比べ、彫るのが大変ですが、深さがあるので、いろいろな用途に使えることを考えながら作るのは楽しいことです。
多くの方のご要望にお応えして、沢山豆皿を作らせていただきましたが、豆鉢ならぬいろいろな小鉢をこれからご提案もしていきたいと思います。

木の小鉢

 

胴張りの角皿

栗の木で彫った胴張りの角皿です。
厚さ2センチの栗材で、21センチ角の7寸皿で、和洋を問わず、カジュアルな雰囲気で使っていただけることを意識しての、漆塗りの仕上げにしました。
黒を基調とした拭き漆塗りで、つや消しに仕上げています。
あまり器用な漆塗りの技法は、使えませんが、30年近く漆を扱ってきた経験から、少し意図した表情が出せるようになったかなと思います。
とは言え、漆は生き物で、今だ思うようにいかないことに悩む日々です。
今回はなんとか、和洋でカジュアルに使える落ち着いた雰囲気のお皿が出来たと思います。

出来上がった胴張りの角皿は、現在、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催中の「木金土 三人展」に出品しています。
お時間ございましたら、ギャラリー風来さんにて、作品をご覧いただけますと幸いです。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9
期間 2020年10月10日(土)~10月17日(土) 11:00~18:00
(最終日は17:00まで) 会期中無休

胴張りの皿胴張りの皿

 

栗材のリム皿の仕上がり

栗の木でお皿の縁が広いリム皿を彫りました。
黒を基調とした拭き漆塗りで仕上げています。
7寸(21センチ径)と8寸(24センチ径)の二サイズがあります。
リム付の皿になると自然と洋食器的になりますが、和食器としての用途も意識した、多用途なお皿になればと思い、黒い拭き漆塗りで仕上げました。
出来上がったリム皿は、10月10日~17日まで、兵庫県明石市の「ギャラリー風来(ふうき)」さんにて開催される「木金土 三人展」に出品いたします。
ギャラリー風来さんでの「木金土 三人展」は、陶芸家の伊藤 慎さん、金属アルミによる器制作者の森下シゲキさんと木の器の田中陽三の3人による、木と金属と土を素材とした3作家による展示会です。
森下さんのアルミを叩き出した、つや消しの金属食器、伊藤さんの絵画的な釉薬使いの白を基調とした陶器との相性も考えて、私は、マットな黒の基調の器を多く出品しています。
お時間ございましたら、ギャラリー風来さんにて、作品をご覧いただけますと幸いです。

会場 「ギャラリー風来」 兵庫県明石市天文町1-7-9

期間 2020年10月10日(土)~10月17日(土) 11:00~18:00 (最終日は17:00まで) 会期中無休

木のリム皿

胴張りの角皿を彫る

栗の木で胴張りの角皿を彫りました。
厚さ2センチの栗材で、21センチ角の7寸皿です。
単なる正方形の角皿と比べ、少し緊張感が和らいだ印象があります。
和洋を問わず、カジュアルな雰囲気で使っていただけそうな気がします。
やはり仕上げは、私好みの黒を基調とした拭き漆塗りにしています。
黒の拭き漆塗り仕上げは、意図したお皿として仕上がっているのかは、10月10日から始まる兵庫県明石市のギャラリー風来さんでの三人展に出品いたしますので、よろしければ、ギャラリーでご覧ください。

栗の木の皿栗の木の皿

 

 

 

 

栗の木でリム皿を彫る

栗の木でお皿の縁が広いリム皿を彫りました。
久しくリム皿を彫っていなかったのですが、展示会の機会も増えたことから、器のバリエーションを増やすことにしました。
日ごろは、和食器的なものを作ることが多かったのですが、リム付の皿になると自然と洋食器的に
なるようです。
クルミや山桜の木で彫ってオイル仕上げとすると、まさに洋食器となるのですが、今回は、あえて栗の木でリム皿を彫りました。
栗の木で出来たものは何故か和のイメージを感じます。
塗装は、黒を基調とした拭き漆塗りで仕上げます。
和食器も意識した、多用途なお皿になればと思います。

木のリム皿