だ円の大きな鉢を彫る

栃の木でだ円の大きな鉢を彫りました。
縦50㎝、横17㎝、高さ6㎝と言う大振りなもの。
かたちは、私の好きな舟のような形。
テーブルの上に置いて、料理を盛るには少し工夫がいりますが、その分斬新な盛り付けや演出ができそうです。
料理を入れなくても、季節の果物や野菜、ドライフラワーなどを入れて、テーブルコーディネートを楽しむのも良いかなと思います。
陶器でこの大きさは、重さが気になりますが、木で作るととても軽量で気軽にお使いいただけます。

2025年6月25日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

キャッシュトレイを作る

ご注文をいただいて、お店で使用するキャッシュトレイを作らせていただきました。
お客様からのご要望で、細身でスリムなだ円のキャッシュトレイを、栗の木を彫って作りました。
キャッシュトレイと言えば、一般的な長方形の形をイメージしがちですが、細身のだ円のトレイもかっこいいものだなと、作りながら感じました。
私の提案で栗の木を使用して、あえて塗装せず仕上げています。
このキャッシュトレイがお店の繁栄とともに、味わい深く変化していくことを願いたいと思います。

2025年6月19日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

真木香さんの「夏帯と茶箱」展

テキスタイル作家の真木香さんが、東京南青山のギャラリー「Itonosaki」にて6月11日から15日まで開催中の真木香「夏帯と茶箱」展に出品されている茶箱の組みに、工房えらむの私が製作した茶箱もご使用いただいています。
この度、ご縁をいただいて私が栗の木を刳り抜いて作った茶箱を、いくつか組まれている茶箱のひとつとしてご使用いただきました。
真木さんが、お道具それぞれの美しい作品から閃いた布を仕覆に手掛けられた茶箱です。
私の茶箱をご使用いただいた組みは、
『茶箱・伍』  仲秋(藍の花)・藍のかわり織り 一式
⁡茶箱アイテム一式:
茶箱、茶碗、茶入れ、振り出し、茶筅筒、茶布筒、茶杓、仕覆布、仕覆仕立て
⁡◎茶箱   ・田中 陽三(木工・栗)
◎茶碗   ・菱田 賢治(陶器)
◎茶入れ  ・谷 恭子(木工・茶筒:ウォールナット)
◎振り出し ・森下 真吾(陶器・器) FUTAMONOーYA
・清水 泰(木工・蓋) FUTAMONOーYA
◎茶筅筒  ・藤井 慎介(漆器)
◎茶布筒  ・藤井 慎介(漆器)
◎茶杓   ・谷 恭子(木工・ウォールナット)
◎仕覆   ・真木 香(布・染め布&織り布)
◎仕覆   ・新田 好(おしふく仕立て)
・ギャラリーとーく(おしふく仕立て)

ケヤキの小鉢とグミ

ケヤキの木を彫って、拭き漆塗りで仕上げた小鉢に、赤く熟したグミの実を入れてみました。
ケヤキの小鉢は手で彫って作っています。
丸い鉢ですが、手で彫った微妙な歪みやいびつさが、私には自然なものとの相性が良いように感じています。
工房の敷地に自生する大きなグミの木の実が、しっかり熟して真っ赤になりました。
この赤い色も自然が作り出した、なんとも言えない美しい赤色に感じます。
野生のグミですが、田植えグミとも呼ばれるとおり真っ赤に熟すと、工房周辺の水田は一斉に田植えが始まりました。
この自然の営みを静かに感じながら、作品づくりをしていきたいと思います。

スープカップを作る

ご注文をいただいて、栗の木でスープカップを作りました。
日々、具沢山のスープを召し上がられるそうで、容量大き目のスープカップをオーダーいただきました。
栗の木を彫って、口径12.5㎝、高さ7㎝の少し大きめのものを作りました。
陶器製ですとこのサイズになると少し重くなりますが、木製ですとほとんど気にならない重さです。
それでも具だくさんのスープをたっぷり入れると少し重くなりますので、取っ手は指2本が入ってしっかり持てるものにしました。
ご要望で、ナチュラル塗装で、一つは少し色を付けて欲しいとのことでしたので、栗の木を重曹(食用タンサン)で衛生的に軽くこげ茶色に染めて塗装しました。
木製のスープカップは軽く、熱さも気にならないので、オーダーいただいて初めて私もその良さを気づかされました。

2025年5月28日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ

木の抹茶茶碗を個展で販売

5月1日から15日まで、Zakka+Sake Bar DEAR YOU 表参道店(東京都渋谷区神宮前4丁目9−1)にて開催しております個展に出品中の木の抹茶茶碗です。
栗の木を彫って作って、杢目を生かしながら拭き漆塗りで仕上げています。
見込みの部分は、手彫りの跡に抹茶が残らないようにするためと、茶筅で漆が剥げやすくなるので、溜め漆塗りで仕上げています。
時節柄、野点をされたり、アウトドアでお茶を楽しんだりされる時に、木の抹茶茶碗は軽くて壊れにくいことから、気軽にお使いいただけると思います。
よろしければ会場で手に取ってご覧ください。

期間 2025年5月1日(木)~15日(木)11:00~19:00
会場 Zakka+Sake Bar DEARYOU 表参道店 東京都渋谷区神宮前4丁目9−1
https://dearyou.jp/

東京での個展開催

2025年5月1日から15日まで、東京表参道にあります、Zakka+Sake Bar DEARYOU 表参道店(東京都渋谷区神宮前4丁目9−1)にて個展をさせていただきます。
会場となるお店は、選び抜かれた日本茶やコーヒーと日本酒を楽しんでいただける、雑貨店併設の洗練されたお店で、外国人観光客の方が多く利用されています。
昨年訪問させていただきましたが、日本の繊細な工芸品や生活用品を展示・販売され、リラックスできる環境で飲み物などを味わっていただくことができる素敵なところです。
オープンなお店ですので、気軽に展示会のみの見学、購入していただけます。
写真の作品は、栗の木と栃の木を彫って漆塗りで仕上げた箱です。
私は、5月1日(木)に在廊予定です。
よろしければ会場へお立ち寄りください。

期間 2025年5月1日(木)~15日(木)11:00~19:00
会場 Zakka+Sake Bar DEARYOU 表参道店 東京都渋谷区神宮前4丁目9−1

 

丸い箱

栗の木と栃の木で円形の箱を作りました。
箱は、直径12㎝の円形で、深さは4㎝です。
箱の器の部分は、栗の木を刳り抜いて、蓋の部分は、栃の木の杢目の美しいところを使っています。
丸い箱ですが、木工ろくろは使用せず、手で彫って作っています。
手で彫った微妙なゆがみや、ゆらぎに緩やかな気分を感じてもらえるといいなと思います。
漆塗りで仕上げています。
料理を入れても、ちょっとした小物入れとしても、使い方は自由です。
いくつかの種類を作っています。
5月1日から15日まで、Zakka+Sake Bar DEARYOU 表参道店(東京都渋谷区神宮前4丁目9−1)にて開催予定の個展に出品予定です。
よろしければ手に取ってご覧ください。

八角形の箱を彫る

栗の木を彫って八角形の箱を作りました。
縦12㎝、横12㎝、箱の深さは4㎝。
蓋の部分は、栗の木の杢目の面白いところを使っています。
漆塗りで仕上げています。
料理を入れても、小物入れとしても、使い方は自由です。
いくつかの種類を作っています。
5月1日から15日まで、Zakka+Sake Bar DEARYOU 表参道店@dearyou_omotesando(東京都渋谷区神宮前4丁目9−1)にて開催の個展に出品予定です。

木の抹茶茶碗

栗の木を彫って作った、木の抹茶茶碗の漆塗りが終わり、出来上がりました。
栗の木の杢目を生かしながら、渋い雰囲気を出すために、少し黒めに拭き漆塗りで仕上げました。
見込みの部分は、手彫りの跡に抹茶が残らないようにするためと、茶筅で漆が剥げやすくなるので、溜め漆塗りで仕上げています。
溜め漆塗りで透けて見える、見込みの杢目も味わいがあって良い雰囲気になったと思います。
これから季節は暖かくなり、野点をされたり、アウトドアでお茶を楽しんだりされる方も多くなるのではないかと思います。
木の抹茶茶碗は軽くて壊れにくいことから、持ち運びがしやすいので、気軽にお使いいただければと思います。
いくつかのお茶碗は、5月1日から15日まで、Zakka+Sake Bar DEAR YOU 表参道店(東京都渋谷区神宮前4丁目9−1)にて開催予定の個展に出品予定です。
よろしければ手に取ってご覧ください。