コロナ禍で、海外はもとより、国内も自由に行き来することが困難な昨今ですが、とても旅に出たくなります。
ずっと以前に読んだ旅の本ですが、本で少し旅心地を味わってみてはと、私の個人的お勧めの本を紹介します。本は、「ごめんねパパ 泣き虫アコの冒険旅行」著者:三保 明子(トラベルジャーナル社、1992年発行)
イギリスの旅行会社の企画する、ほぼ世界最長のバスツアーに参加する女性の体験談。
トラックの荷台を改造したバスに、世界中から集まった参加者とともに、イギリスからアフリカ経由でネパールを目指してテント泊と自炊をしながらのバス旅。
イギリス・ロンドンを出発しヨーロッパを南下、地中海を渡ってアフリカ・モロッコへ、アフリカ大陸を南下し、サハラ砂漠を超えてニジェールから中央アフリカへ、ザイールからアフリカを横断し、タンザニア、ケニアを経由してアフリカを北上、エジプト、ヨルダン、イスラエルからアジアへ、トルコ、イラン、パキスタン、インドそして終着のネパール・カトマンズと言う超長旅。
キャンプも経験のない筆者が、途中脱落者も出る長旅を、しなやかに旅する姿が印象的。
それにしても、コロナ禍で、海外との行き来は、ほとんど不可能となり、今では、政治不安や民族紛争で往来の難しい国々を颯爽とバスが走り抜ける、過去の良い時代もうらやましい。