世界一周ヨットレース・ヴァンデ・グローブ2020ゴールへ

昨年11月のブログに投稿して、応援していた世界最難度のヨットレースが最終章を迎えました。
2020年11月8日に、フランスの港をスタートして、単独無寄港無補給世界一周ヨットレースVendée Globe 2020(ヴァンデ・グローブ)は、80日目にトップのセーラーがゴールしました。個人的に多少の縁あって、我がことのように応援していた、DMG MORI SAILIN TEAMの白石康次郎さんは、レース序盤にメインマストが嵐で破れるなどのアクシデントを乗り越えて、2月11日に、16位/出場全33チーム(内途中棄権8艇)、記録:94日21時間32分56秒で無事ゴールされました。
コロナ禍で、世界中を自由に行き来することがままならない状況下で、地球一周を舞台に展開されるレースのなんと爽快な事よとばかりに、3ヶ月間、ほぼ毎日ヴァンデ・グローブ2020のホームページを見ていました。各ヨットから送られてくる、リアルな映像にコロナ禍での閉塞感を癒してもらいました。
レースは、まだ続いていますが、33艇中8艇が、故障や破損、転覆でリタイヤするなど、スポーツとは言え、命を懸けた冒険にほかなりません。順位にかかわらず、厳しい航海を乗り越えて、ゴールの港に帰還したヨットを迎え入れるシーンは、とても感動的でした。
地球の風、潮流、気象条件を頼りに、世界一周をすると言う至って原始的な行為と、いかに航海を上手くコントロールするかと言う、頭脳的戦略に魅せられた3ヶ月でした。