工房 えらむ

木の器と手織の工房

06月

梅雨の晴れ間

うっとうしい梅雨の日々が続いていますが、今日は、日差しぶりに青空が広がる、梅雨の晴れ間でした。
今年の梅雨は、雨の多い梅雨そのもので、久しぶりの青空の下で見る、工房の周りの植物は、たくさんの雨を吸収して、しっかりと成長している様子がうかがえます。
栗の木も、5月下旬に強いにおいを放って咲いていた花もすべて落ち、今では4センチほどの小さな、マリモのような緑の実をつけています。
工房横の畑ので育てている、夏野菜も順調に育ってきています。
最近は特に、キュウリをたくさん収穫、そしてピーマン、ナスビ、カボチャ、トマト、ウリ、ズッキーニなどが、間もなく夏野菜の本番を迎えます。
梅雨の晴れ間に見る野菜も、なかなかきれいなものです。

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入れ子の角鉢を彫る

栗材で入れ子の角鉢を彫りました。
コンパクトに収納できる、入れ子の器は、個人的に好きな器のスタイルです。
栗材の端材を集めて、大きさ、厚みの異なる3個一組の入れ子にしました。
いろいろな大きさの端材の有効活用も兼ねて、作っていますが、杢目も木味も異なる材が組み合わさって、一つの器になるのも面白く感じます。
今回は、厚みを調整しながら、収まりを考えて作りました。入れ子は、収納した時の美しさみたいなものが、ひとつのポイントになるかと思いますが、なかなか難しいです。
そして、入れ子の器にすると、一作品作るのに、たくさん彫らなければならないのが大変です。
拭き漆塗りで仕上げる予定です。

入れ子 木の器

 

 

 

 

 

 

 

5寸鉢の塗り上がり

先月彫り上がった、栗材の5寸鉢(約15センチ径)の漆塗りが終わりました。
栗材の杢目を生かしつつも、目立ちすぎないよう、少し黒くして、拭き漆塗りで仕上げました。
この梅雨の時期は、漆の乾きが非常に良く、早いペースで塗り上がり、じっくり乾かすことができました。
一般的に漆が乾く条件として、湿度は70〜80%、温度は24〜28度位が最適と言われていますが、この時期は、ほとんどこの条件に近いので、温度、湿度管理をしなくても、しっかり直ぐ乾きます。
私の使っている漆室の扉は開けっ放しで、なにもすることがないので、一番楽な季節です。漆室といっても、古い洋服ダンスを改造しただけのものなので、特別なものではありませんが。

木の器

 

 

 

 

 

 

 

工房へのアクセスについて

今月6月より工房ギャラリーを月1回定期Openさせていただくことにしました。
毎月第3土曜日から、日曜、月曜の3日間10:00〜16:00 Openいたします(※休みの月もありますので、あらかじめホームページをご確認ください)。
今月は、6月20日(土)、21日(日)、22日(月)の3日間Openです。

工房に行きたいのだけれど、場所がよく判らないというお問い合わせを、よくいただきますので、ご案内させていただきます。
工房の周辺には、公共交通機関がありませんので、お車でお越しいただくことになります。
最寄りの高速道路は、山陽自動車道の三木小野インターが最寄です。インターを出たところが国道175号線になります。北へ3キロほど行ったところにある、天神町交差点を東へ県道353号線を忠実に6キロほど進んだ県道沿いに工房の小さな看板があります。途中、お蕎麦屋さんの向かいにあるお寺まで来るとあと1キロ弱で、その後ため池が出てくると、あと100メートルのところです。工房の看板横の狭い急坂を上がったところに駐車場があります。入口が狭い急坂になっていますのでゆっくりと気をつけて上がってください。
カーナビで来られると、工房の住所入力では、かなり外れたところに案内されますので、住所入力はしないでください。ナビには、工房の最寄りのある「蓬莱運送(ほうらいうんそう)」さんを入力して来て下さい。工房はそこから、県道沿いの100メートル東になります。「蓬莱運送」さんは、今のところ全国に1社だけのようですので、小野市万勝寺町と表示されれば、間違いありません。
最近Googleマップにも、工房が表示されるようになりました。ストリートビューでは、工房の看板も確認できますので、おおよその位置関係を確認していただくと判り易いと思います。
不便なところですが、気をつけてお越しください。

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しずくの片口

最近つくり始めたのが、しずくのかたちをした片口。
木の片口は好きで、以前からよく作っていたのですが、ほとんど厚い木を深く彫り込んだものでした。
今回は、厚さ3センチ位の板を彫った、浅いものです。
板の個性を少し生かしながら、フリーハンドで木取りします。注ぎ口が左右に少し傾いているのも、しずくらしくて面白いかなと思っています。
用途は、もちろんソースや出汁を注ぐのに使えますが、浅いので、小鉢として使うのもおもしろいのではないかと思います。
写真の片口は、栃の木の杢目の面白いところを使って、拭き漆塗りで仕上げています。

木の片口

 

 

 

 

 

 

 

 

第5回 一脚展を見てきました

現在、神戸市の竹中大工道具館で開催されている「第5回一脚展 座れる兵庫の新作椅子展+木の工房家具展」を、親しくしていただいている木工家の方が運営され、案内をいただいたので見てきました。
会場は、1984年に神戸市中山手に設立された、日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」が、2014年秋、新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地に移転して新たに開館されている施設の1階ホールですが、都心とは思えない、素晴らしい庭園に囲まれた、落ち着いた佇まいの会場です。
会場には、14名の木工作家が製作された新作の椅子一脚と家具が並べられ、椅子は、すべて座ることができ、アンケートにより、デザインや坐り心地を投票できるようになっています。
いずれの椅子も、日々の仕事の中から生まれてくる、座り心地と機能性を満たした椅子で、シンプルなものが多いと感じました
ちょうど会場には、著名な木工作家の方も沢山来場されておられ、展示会への関心の高さも感じました。
新しくなった竹中大工道具館の展示品も見てきました。
収集された古い時代の優れた道具は、とても見ごたえがあり、「道具」を使いこなす「人」の技と知恵や心、そこから生まれる「建築」とそれを取り巻く木の文化について、紹介されており、木工好きにはとても興味深い施設となっています。

一脚展は2015年6月14日までです。 詳細はホームページにて

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工房ギャラリー定期Openのお知らせ

工房えらむの2階に開設しております、工房ギャラリーを月1回定期Openさせていただくことにいたしました。
これまで、工房ギャラリーの一般Openは、年に一度、ゴールデンウィークの頃に、工房展として行っておりましたが、最近では、いろいろな機会に工房えらむを知っていただいたことで、工房展の会期にかかわらず、お客様にお出でいただく機会が増えました。
随時お出でいただきますと、十分な対応が出来なかったり、訪問のご連絡をいただいていない際には、留守であったりと、ご迷惑をおかけすることがありましたので、この度、月1回、第3の〔土曜日、日曜、月曜〕の3日間、10:00〜16:00 工房ギャラリーを定期Openさせていただくことにいたしました。
日頃製作しております、木の器や木製品、手織り作品と、あると楽しいちょっと古いもの雑貨(古物商許可済み)を展示販売いたします。
兵庫県小野市の郊外に廃材で、建築家と手作りした小さな工房ですが、どうぞお気軽にお越しください。

6月のOPENは、20日(土)、21日(日)、22日(月) 10:00〜16:00

※なお、月1回の定期Openの予定ですが、イベント参加等によりお休みをいただく場合がありますので、随時ホームページのトップページ「お知らせ」をご確認いただきますようお願いいたします。

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隅切りの器を彫る

厚さ3センチの栗の木で、7寸角(約21センチ)の隅切りの器を彫っています。
彫りに使う鑿は、3分の平鑿と、あとはほとんど1寸の丸鑿が中心。
巾の広い丸鑿を多用し、そして細かい線引きはぜず、ほとんど見た目の感覚でだけで彫っていますので、彫りは全体的にざっくりとしたものです。なので同じものを彫っても少々不揃い感はあります。
栗の木のまったりとした杢目を生かしながら、黒いつや消しの漆で仕上げます。
色々な場面で、気軽に使っていただける器になれば良いのですが。

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6月の実と花

今日から6月になり、工房のあるこの辺りでは、あと1週間から10日で田植えの時期となります。
そして、毎年この時期に実をつけるのがグミの木、花が咲くのが栗の木。
どちらも工房の敷地内に自生している木ですが、野生の木らしく、逞しく大きくなっています。
グミの木には、今年は沢山の実が生りました。緑色の実が次第に、黄色くなり、オレンジ色になり、真っ赤になる様は、なかなか美しいものです。原色に近い色のコントラストは、まるでゼリービーンズのようで、真っ赤に熟した実は、サクランボ以上に食指をそそられ、食べて見らずにはおられません。実際食べてみると、酸っぱさと渋みのなかに、わずかに甘味を感じる野性味たっぷりの味で、これが美味しければと毎年同じことを思ってしまいます。鳥たちには、絶好の食糧のようで、毎日たくさんの野鳥で賑わっています。
そして、工房の前に自生している、大きなシバ栗の木の花が満開です。
今だ成長を続け、毎年大きくなっているシバ栗の木は、工房の建物を覆い隠すほどになり、工房は、強い花の匂いのベールで包まれています。この匂いは慣れない方には、ちょっと辛いかもしれませんね。

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