隅切りの器を彫る 厚さ3センチの栗の木で、7寸角(約21センチ)の隅切りの器を彫っています。 彫りに使う鑿は、3分の平鑿と、あとはほとんど1寸の丸鑿が中心。 巾の広い丸鑿を多用し、そして細かい線引きはぜず、ほとんど見た目の感覚でだけで彫っていますので、彫りは全体的にざっくりとしたものです。なので同じものを彫っても少々不揃い感はあります。 栗の木のまったりとした杢目を生かしながら、黒いつや消しの漆で仕上げます。 色々な場面で、気軽に使っていただける器になれば良いのですが。