工房の建物のすぐそばに自生している、アセビの木の花が満開です。
アセビは、馬酔木と書き、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という所から付いた名前であるとされているそうです。
有毒成分を含む木ですが、花はとても可憐で、白いすずらんのような花をたくさん付けて、早春の寒空のもと、花の少ない季節に、目を楽しませてくれます。
昨年は、あまり咲かなかった印象があり、話題にすることもなかったのですが、今年はたくさん元気に咲いてくれました。
野生の木々は人間以上に敏感に、気候の変動などを感じ取っているのだろうかと思います。
小さな小さな工房の雑木林ですが、いろいろな種類の木が自生していて、アセビの花から始まって、四季折々咲く木々の花を愛でるのが、工房でのささやかな楽しみです。