栗の木で彫った4寸茶托(約12センチ径)の漆塗りが終わり、出来上がりました。
高台のない薄い作りで、ざっくり手彫りして、朴訥とした雰囲気の茶托をつや消しの黒い漆で仕上げました。
陶器にもグラスにもそれなりに馴染むようです。
手彫りした彫り跡が表面に残って凸凹しているので、冷たいグラスを置いた時に、結露のしずくで茶托とグラスがくっつかないのが、ささやかな手彫りのメリットといえるかもしれません。
もちろん、置いた器がぐらぐらしないように、茶托の見込みは、安定するように作っています。
小さな、銘々皿として使っていただくこともできます。