豆皿を想う

2023年が明けて、工房えらむもゆっくり始動しています。
昨年12月は、体調管理に重点を置いて、ほとんどスローペースで過ごしていたこともあって、新年もペースが上がらず、なかなか本稼働とならない日々です。
まだ今日までお正月、松の内と言うこともあって、これまで作ってきた吉祥柄の豆皿について考えています。
昨年、少しバリエーションを増やしたいと、鯛やオシドリ、千鳥などを新しく作ってみました。
とりわけ、おめでたい鯛の豆皿が作りたくて、いろいろ考えた結果の豆皿なのですが、あまりにオーソドックスなデザインで、その後ほとんど作らず仕舞いとなっています。
工房にやって来た美術専攻の女子大生に鯛の豆皿を批評してもらったら、もう少しデフォルメした方がいいんじゃないかと思うと、率直に言われ、その通りと思うのですが、なかなかデザインが浮かばず、そのままになっています。
これまで作ってきた豆皿は、古くから意匠的にほとんど確立されたデザインを、そのまま豆皿に写し取ったようなものなので、恥ずかしながら、そのデザイン性に依拠しているものと言えると思います。
小さな豆皿ですが、シルエットだけで存在感が伝わるような、シンプルで面白いオリジナルの豆皿が出来ないだろうかと思う日々です。

2023年1月7日 | カテゴリー : 作品づくり | 投稿者 : えらむ