工房 えらむ

木の器と手織の工房

2014年

工房の大晦日

2014年の大晦日。
今日は、漆塗り中の作品の、漆研ぎを少しして、工房の掃除をして終わりました。
そして、毎年恒例の、付近の野山で集めた材料で手作りした、しめ縄を飾りました。
藁は、実家の田んぼでもらってきたものですが、あとのウラジロ、ナンテン、松、竹は、付近の山からのいただきもの。
自然とともに生活するスタイルのなかで、作品を製作し、今年もいろいろな場で、作品を見ていただき、触れていただきました。
多くの方に支えられて、今年も活動してこれたことに感謝したいと思います。
この一年ありがとうございました。

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テーブルウェア・フェスティバル2015

2015年2月1日から東京ドームで開催される、テーブルウェアフェスティバル2015の公募展、第23回テーブルウェア大賞「テーブルウェア・オリジナルデザイン部門」に芦田俊一さんと共同製作した、木の器が一次審査を通過し、期間中会場に展示いただけることになりました。
共同製作者の芦田俊一さんとは、ちょうど1年前に知り合いました。
話をすると誰よりも木が好きで、研究熱心で、木への強い思いが素直に、ストレートに伝わってくる人でした。とりわけ木の器に、強い思い入れを持っておられました。
そんな芦田さんから、木の個性や自然美を生かした木の器を製作して、テーブルウェアフェスティバルで、現在のクリエイティブな使い手の方たちに、どのような評価や反応をいただけるか、提案してみようという話をいただき、二人で製作に入りました。
芦田さんの製作した企画書には、・木はきと言う字のごとく、気との親和性の高い素材。・気は流動的で一定でないたゆたうもの。・その気(持ち)を、木の器にこめる。とありました。
製作は、音楽で例えれば(音楽の心得はまったくありませんが)芦田さんが作詞担当で、私が作曲担当といった感じで進められました。
そしてこの度、沢山の応募の中から、展示の機会を頂けたことに感謝したいと思います。
テーブルウェアフェスティバル2015は、2015年2月1日(日)から2月9日(月)まで、東京ドームを会場に開催されます。

詳細は、テーブルウェアフェスティバル2015のホームページにて

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第54回 日本クラフト展

2015年1月10日〜18日まで、東京ミッドタウン・デザインハブにて第54回 日本クラフト展が開催されます。
私(木の器)は、クラフトデザイン協会会員として作品を出品いたします。
東京六本木のアートトライアングルの一角に位置する、大変すばらしい場所での、一般公募を含めた展示会です。機会がございましたらご覧いただければと思います。

日本クラフト展に初めて応募したのは、2001年。その頃の思い出として、当時は、会場が東京銀座の百貨店、松屋銀座で展示販売されていました。初めての入選は、「手のひら椀」というタイトルの刳り物のお椀でした。それから数年後、松屋銀座の方から「手のひら椀」を購入された方から漆の塗り直しが出来ないか、とお問い合わせをいただいた、との連絡がありました。快く塗り直しをさせていただくこととし、送られてきた2個のお椀を見ると、まさに使い込んだ、と言う表情になっていました。銀座で料理店をされておられる方が、プライベートで使っておられたようで、本当に日々使っていただいていたのだなと感激しました。
そして、使い手の方に長く愛されるものづくりをしなければと、つくづく思いました。

詳細は、公益社団法人日本クラフトデザイン協会のホームページにて

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コナラの器

最近、近所の方からコナラの板を頂きました。
コナラは、工房の周辺地域にたくさん自生している木で、ずっと以前に伐採したコナラの木を製材して、納屋に保管しておられたようですが、もう使うこともないので、ということで頂きました。
2メートル少々の板ですが、厚さが6〜7センチもあると一人では持ち上げられないほど重量があります。
これまでほとんど使ったことのない木ですが、十分乾燥しているとは言え、緻密で堅く、とても重たい木です。
27センチ径の器を作ってみましたが、彫るのも堅く、なかなか一苦労でした。工房周辺の雑木林に多く自生している木の、野生の逞しさのようなものをひしひしと感じます。
仕事場の正面にあり、毎日ながめている、工房最大の木もコナラです。出来上がった器と工房のコナラを、無理やり重ねて写真を撮ってみました。
最初に作ったこの器は、木を頂いたご近所さんにプレゼントしようかと思っています。

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12月の綿の収穫

寒さの厳しい12月に入っても、綿の収穫が続いています。
綿の木はすべて、寒さで立ち枯れていますが、今年は、この時期になっても沢山の綿を収穫しています。
今年は、綿の成長は順調でしたが、夏が比較的涼しかったせいか、開花の期間が長くなっているようで、晩秋になっても花が咲き、綿の実ができていました。
なかには、写真のように遅咲きの花が、霜や寒風でドライフラワー状態になっているものもありました。
枯れた綿の木の実も、寒風の下で次々と弾け、コットンボールをつくっています。
真冬の綿の収穫もまた楽しいものです。

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飾台をつくる

日頃は、木の器を中心に作っていますが、お正月の時期が近付くと、いろいろな置物や花瓶などを飾る台を製作しています。
特に定番化して製作している訳ではなく、工房の中にある材料の中から気に入ったものを選び出してつくる、一点物がほとんどです。
この時の材料選びがなかなか楽しいもので、個性的な木の方がいろいろ創作意欲をかきたてられます。ひびや節のある材も器には向かなくても、飾台にはそれなりに味のある景色を創ってくれるので、どう表現するか、そこが面白いところです。
あくまで飾るものをひきたてるものであるので、シンプルにうるさくないように作るようにしています。
写真の作品は、楕円のものは栗材を使って、長方形のものは欅を使って漆塗りで仕上げています。

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小野ハーフマラソン2014に参加

昨日12月7日に開催された、「小野はハーフマラソン2014」に参加しました。
今年初めて、小野市で規模の大きなマラソン大会が開催されるというので、日頃、工房に座り込んで木を削ってばかりいる日々の、運動不足の解消にと、エントリーしました。
ハーフマラソンとは言え、甘くはないので、最近2ヵ月ほどは付け焼刃的に、仕事の合間にランニングをしながら備えてきました。
マラソン当日は、約5700人のエントリーがあり、スタート前にトイレに行こうと思い、仮設トイレに行ったところ、長蛇の行列で、なんとかスタート時間に間に合ったものの、スタートラインのほぼ最後尾あたりに並ぶことになりました。
スタートを待っていると、同じ小野市内で木工をしている、ふじい製作所の藤井健一さんが、私に気が付いて声をかけてくれました。お互いに、マラソンに参加することは知らなかったので、大勢の中から見つけてくれて、一緒に参加していることが、何かとても嬉しく感じました。
市役所に近い小野市の中心地をスタートして、私の工房にほど近い山間の「こだまの森」を折り返すコースで、前半は登り中心のコースに苦労し、後半の下りが堪えて、完走がやっとのレースでした。
ゴールタイムは、2時間14分となんとも言いようのないタイム。まあ無事完走できて良かったと言うところでしょうか。
今日は、激しい筋肉痛と全身疲労に耐えながらの仕事で、運動不足の解消と言うより、難行のようなハーフマラソンでした。

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木工三人 展

7月に展示会をさせていただいた、兵庫県西脇市にある国登録有形文化財 旧来住家住宅にて、親しくしていただいている木工家3名による、展示会「木工三人 手考足思〜私は木のなかにいる〜」展が、今日から始まりましたので見てきました。
3名の木工家の方は、私の工房から30〜40分のところに工房を持っておられる、小林秀晴さん、児玉正和さん、石井康彦さん、親しくしていただいている木工家の方。
なかでも小林秀晴さんは、私が木の器を作りはじめた20年数年前、なんとか木の器に関する技法や情報を知りたいと思っていたのですが、木の器を作られている人も知らず、インターネット環境もほとんどないころに、初めて出会った方でした。工房から車で30分ほどのところに工房を持っておられる方で、香川県の木工家 有岡有益 氏のもとで修業され独立して工房を開かれておられるのを知って、何度も訪ねて行きました。将来的に木の器作りを職業にしたいと、自分の作品を見ていただいたりもしました。
3名の木工家の方の作品は、銘木の真髄を極めた旧家の住宅の雰囲気とマッチして、どれもすばらしいものでした。
なかでも児玉正和さんの作られた、乾漆の抹茶茶碗は、乾漆の技法を駆使して表現された独特の味わいがあり、これまで見たことのない奥の深さを感じさせてくれるものでした。
(作品の写真は、作者の了解を得て撮影・公開しております)

会場 国登録有形文化財 旧来住家住宅 兵庫県西脇市西脇394-1  入場無料・駐車場有

会期 2014年12月3日(水)〜12月11日(木)  8日(月)休館日 10:00〜17:00 (最終日は16:00まで)

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薪ストーブに火を入れる

今日から12月。今年初めて、工房の薪ストーブに火を入れました。
荒壁だけで、隙間だらけの工房の冬の必需品となっている、薪ストーブ。ヨーロッパ製の鋳物のストーブは、値段も高く、重くて一人で設置するのは無理なので、設置しているのは、鋼板製のリーズナブルなストーブ。それでもシンプルなデザインが気に入っています。
もうそろそろ薪ストーブの出番と思い、煙突掃除、ストーブのメンテナンスを済ませて準備していたのですが、意外と寒くない11月下旬に出番のないまま12月を迎えました。
今日も、天気は良くないもののそれほど寒くはなかったのですが、明日から本格的に寒くなるとの予報で、ストーブの試運転となりました。
長く使っていない時は、使い始めは、あまり温度を上げ過ぎない方が良いとのことなので、今日はこの時期としては、気温も高めで、慣らし運転には、ちょうど良い日でした。
薪ストーブには、お気に入りの南部鉄のケトルをのせて、お茶をいただくのが、これからのささやかな楽しみです。

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まいまい堂展示会終了とサムホール展

今日は、京都府福知山市のカフェギャラリーまいまい堂での展示会の最終日となり、在廊と展示会終了の撤収に行ってきました。
会場までの途中にある、西脇市立岡之山美術館で開催中の、第10回西脇市サムホール大賞展を見てきました。
サムホールとは、絵のサイズのことで、22.7×15.8センチの一般的に用いられる画材の最小のも。厚みを10センチまでとする規定の中で、表現されるアート作品の公募展。
審査には、画家の横尾忠則氏などがあたられ、選ばれる作品はどれも見入ってしまう作品ばかり。
私もかつて応募したことがありますが、それにしても世の中には、かくもいろいろなことを考えて生きている人がたくさんいて、いろいろな表現があるものだと感じます。
22.7×15.8センチに表現されるシュールな世界?に引き込まれる、すごくおもしろい公募展です。

まいまい堂での「木の器と織のある暮らし 展」には、沢山の方に足を運んでいただきまして、本当にありがとうございました。
無事最終日を迎え、有意義な展示会を終えることができました。

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