工房 えらむ

木の器と手織の工房

05日

菓子木型

木を扱う仕事をしていると、古い木製の道具にはとても興味を覚えます。
使い込んだ木製品などを見ると、つい買ってしまいます。
そんなことで、いつの間にか集まってきたのが、菓子木型。とりわけコレクションをしている訳ではないのですが、その図柄の面白さと、巧みな木工細工にはとても魅力を感じます。
菓子木型は、落雁などの干菓子や練り物などの生菓子を作る際に用いられる、和菓子づくりのための型です。
お正月でもあるので、持っている菓子木型から、おめでたい図柄のものを紹介します。どちらもかなり以前に使われた古いものです。
写真の上のものは、「鯛」の型で、おめでたい場で用いられるお菓子の定番と言えるものです。
写真の下のものは、「福良雀(ふくらすずめ)」と呼ばれる図柄で、雀が丸々と太っている姿から「膨ら雀」を「福良雀」として、その年の豊作を意味し、五穀豊穣のおめでたいものとされています。
この菓子木型にデザインされた福良雀は、単純化されたデザインが愛らしいお気に入りです。
菓子木型は、桜などの材を左右、凸凹を逆に彫る高度な木工技術が必要で、今では、作る職人さんは、非常に少なくなっているとのことです。

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