小松原ケンスケ個展

知人で、画家の小松原ケンスケさんから個展の案内をいただき、開催中の工房展の終了時間を迎えるや、早々に後片付けをして見てきました。
小松原さんが還暦を迎えるにあたり、過去から現在までの主作品を一挙に展示され、「アートで世の中おもしろく」と言うタイトルで、自身の活動を検証される、とても熱のこもった個展です。
小松原さんの作品は、過去から一貫して、ご自身の秘められたエネルギーやメッセージを、エネルギッシュに抽象表現により描かれた絵と言う印象です。
そして氏のユニークな交友関係の方々による各種パフオーマンスによるオープニングセレモニーが、会場を盛り上げていました。人形回し、詩の朗読、三線の演奏、バイオリンの演奏などとても楽しいパフォーマンスが繰り広げられ、絵とともに楽しい時間を過ごすことができました。

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2015年4月27日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

アトリエ破方館

昨日、久しぶりに私の工房から車で5分のところにある、ご近所のアトリエ破方館に行って来ました。
画家でアーティストの中島 勉さんが創作活動されている、私の好きなアトリエ。
アトリエは、かなり個性的な、建物全体がキャンバスでアート作品のような感じ。
中島さんの作品は、私には上手く説明することはでませんが、いろいろな素材が、いろいろな表現方法で用いられて、しみじみとその味わいが伝わってくるところに、とても魅力を感じます。
私の製作活動で新しい刺激が欲しくなったり、気分転換したくなったとき、ちょっと訪ねて行って、中島さんと少し話をして、作品を見て帰って来ると、また新たな気分で仕事にかかれるそんな場所です。

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2015年3月9日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

木工三人 展

7月に展示会をさせていただいた、兵庫県西脇市にある国登録有形文化財 旧来住家住宅にて、親しくしていただいている木工家3名による、展示会「木工三人 手考足思〜私は木のなかにいる〜」展が、今日から始まりましたので見てきました。
3名の木工家の方は、私の工房から30〜40分のところに工房を持っておられる、小林秀晴さん、児玉正和さん、石井康彦さん、親しくしていただいている木工家の方。
なかでも小林秀晴さんは、私が木の器を作りはじめた20年数年前、なんとか木の器に関する技法や情報を知りたいと思っていたのですが、木の器を作られている人も知らず、インターネット環境もほとんどないころに、初めて出会った方でした。工房から車で30分ほどのところに工房を持っておられる方で、香川県の木工家 有岡有益 氏のもとで修業され独立して工房を開かれておられるのを知って、何度も訪ねて行きました。将来的に木の器作りを職業にしたいと、自分の作品を見ていただいたりもしました。
3名の木工家の方の作品は、銘木の真髄を極めた旧家の住宅の雰囲気とマッチして、どれもすばらしいものでした。
なかでも児玉正和さんの作られた、乾漆の抹茶茶碗は、乾漆の技法を駆使して表現された独特の味わいがあり、これまで見たことのない奥の深さを感じさせてくれるものでした。
(作品の写真は、作者の了解を得て撮影・公開しております)

会場 国登録有形文化財 旧来住家住宅 兵庫県西脇市西脇394-1  入場無料・駐車場有

会期 2014年12月3日(水)〜12月11日(木)  8日(月)休館日 10:00〜17:00 (最終日は16:00まで)

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2014年12月3日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

星野 尚 タラセアの世界展 と 三木金物まつり

工房の隣町の三木市で今日、明日開催の三木金物まつり2014に行ってきました。
木工をしている者にとって、良い道具に出会うことは、いい作品作りをして行く上で、とても重要なことです。
そう言った意味では、三木金物まつりは、三木市の大工・木工道具のほとんどのメーカー、鍛冶屋さんが勢ぞろいして、素晴らしい道具を見つけることのできるイベントです。
素晴らしい道具は美しく、いつまで見ていても見飽きないものです。

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三木市の兵庫県立三木山森林公園内にある森の風美術館で開催されている「星野 尚  タラセアの世界展 無着色自然木・象嵌絵画 34年の歩み」を見てきました。
タラセアとは、チーク、桜、ケアキ、縞黒檀など80種類ほどの木々を1cm位の厚みに切り、着色しない自然の木の質感や色彩を組み合わせて埋め込み象嵌の手法で描かれた木の絵画のスペインの呼び名です。
星野尚氏は、スペインのコルドバ国立美術専門学校でタラセア技法を学び、以来34年間この技法により絵画を制作してきました。
2013年1月より3か月間、スペイン・ルセナ市主催により、サン・アナ宮殿で個展を開催し好評を博しました。世界でも数少ないタラセア作家として日本とスペインで活躍しています。(以上パンフレットより)
これまで木の象嵌による絵画作品を見たことはありますが、初めて見た星野氏の作品は、木の個性を生かした、独特の表現、用い方、そして絵の奥深さに感動しました。

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インクペンシルの世界 上原由起子展

親しくしていただいている、画家の上原由起子さんの個展が神戸で開催されていましたので、見てきました。
上原さんの絵は、インクペンシルという水に溶ける鉛筆のようなペンを使って、単色で深い世界を表現しています。
今回の作品の多くは、静物をモチーフにされていますが、どこか心象風景のような奥深さを感じさせてくれる絵でした。
個展会場で上原さんと久しぶりに再会したのはよいのですが、知り合いの方が来場される度に、私(木の器)の紹介ばかりしていただいて、とても恐縮するやら、感謝するやらでした。
上原さんの個展は、10月31日(金)までです。(水曜日は休み)
ぜひご覧いただければと思います。

ギャラリー歩歩林堂(ぶぶりんどう) 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3F
TEL 078-321-1154
12:00〜19:30 (最終日は17時まで)

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2014年10月28日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

ささやま くもべ 里山picnic

ささやま くもべ 里山picnic に行ってきました。
兵庫県篠山市西本荘西ノ山2-1 にある旧雲部小学校を会場に、クラフト作家の方の合同展。
4年前に廃校になった旧雲部小学校を会場に15名のクラフト作家の方が展示販売されています。
今回初めての展示会とのことですが、使い込まれた教室の机や備品は、ブロカントな雰囲気があって、ギャラリーでは味わえない、とても素敵な空間を創っていました。
親しくしている作家の方、久しぶりにお会いした作家の方、皆さんといろいろ話をしながら、楽しいひと時を過ごすことができました。

里山picnic は、明日10月26日 11:00〜16:00まで開催されています。

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2014年10月25日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ

井上涼さんの びじゅチューン

先日のブログで紹介させていただいた、兵庫県小野市のご近所の彫刻家 井上直さんの息子さん、井上涼さんがとても素敵なアーティストとして活躍されているので、ご紹介します。
井上直さんから昨年秋に、最近息子が、NHKのEテレの番組に出るようになった。とお聞きしていたので、見せていただいたら、これがものすごく面白くて、すっかりはまってしまいました。
NHKのEテレの「びじゅチューン」という短い番組ですが、有名な絵画や建築物、工芸品などをテーマに、井上涼さん自身が、アニメーションを作成し、自ら作詞作曲した歌を自身で歌いながら演出されたアニメーション番組。その面白さと非凡さに驚かされます。
内容は、子供から大人までが楽しめるもので、井上涼さん作詞作曲の歌で展開されるストーリーは、涼さん独自の解釈でとらえたテーマの表現が、他に類をみない面白さ、ほのぼのしていて、そしてちょっと深いメッセージが込められていてシュール。見終わった後も、流れるメロディーがつい、口をついて出てしまうという番組。
井上涼さんは、現在アーティストとして、美術館などで個展やインスタレーションをされたり、AKB48のメンバーのプロモーションビデオを作成したりと、クロスジャンルに活躍されています。
機会がありましたら、ぜひHNKのEテレの「びじゅチューン」をご覧ください。(毎週 日曜日17:55〜18:00)
番組ホームページからも見ることができます。→Click    作品の「委員長はヴィーナス」は私のお気に入り!

現在、神奈川県の横須賀美術館の「子どもと美術を楽しみたい キラキラ ざわざわ ハラハラ 展」に参加されています。

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加東市 ステラパーク

工房から車で20分ほどのところの、兵庫県加東市社町に、ステラパークと言う公園があります。
円形の芝生の公園には、12星座をモチーフにした石彫刻作品が、12基設置されています。
これらの石彫作品は、1993年に兵庫県 旧加東郡社町が、「やしろ星の彫刻国際シンポジウム」を開催し、公開製作により設置されたものです。
海外からの作家を含め、12名の彫刻家の方が、加東郡社町に滞在し、それぞれ12の星座をモチーフに石彫作品を製作するもので、製作現場は公開され、自由に見学することができました。
まだ私たちが、小野市に移り住んで間もないころ、新聞で、この彫刻国際シンポジウムのことを知り、記事を読んでいると、製作されている彫刻家のおひとりは、私たちのすぐご近所にお住まいの方のようなので、すぐに現場を訪問しました。
そのとき初めてお会いしたのが、彫刻家の井上 直さんでした。井上直さんは、てんびん座をモチーフに花崗岩で彫刻作品を製作しておられました。訪問をとても喜んでくださり、以来親しくお付き合いをさせていただくことになりました。ご近所なので、お会いする度に、いろいろアートな話を聞かせていただいてり、個展会場を訪問したり、また、私たちの展示会に足を運んでいただいたりと、アートなご近所さんに出会えたことを、とても嬉しく思っています。
ステラパークは、見晴らしのよいシンプルな公園です。設置されている石彫は、ベンチとして座ることもできるものもあり、彫刻を身近に感じることができます。夏場は、木陰が少ないので、ちょっと暑いですが、とてもいいところです。

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夏はレゲエ

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レゲエは、ジャマイカ生まれの音楽ですが、暑さの中で聴くと、なぜか心地よく、暑さもすっきりと過ごせる。私にとっては、風鈴のようなもの。
レゲエを始めて聞いたのは、確か1970年の終わりごろ、NHKのラジオ番組で「若いこだま」と言うのがあって、上田正樹さんがDJをしていた時に、ジャマイカで流行っている音楽と言うことで、レゲエを紹介していたのが最初でした。最近のようにCMでも頻繁に流れるような時代ではなかったので、その後は、私はあまり意識することなく過ごしていたのですが、1990年にひとりでインドネシアのジャワ島を旅していた時に、タクシーの中で出会うことになりました。ジャワ島は南緯5度、ほぼ赤道直下にあって、日中は猛烈な暑さでしたが、たまたま乗ったタクシーから流れている音楽が、その暑さの中で、なんて心地よい音楽なのだろうと、タクシー運転手に何の音楽?と聞いたところ、レゲエだと言う。その日から暑い日、夏にはレゲエと言うパターンが出来上がってしまいました。かと言ってレゲエに詳しくて、ラスターカラーのファッションが好きと言う訳でのないのですが、夏は風鈴のようにレゲエを聴き流して、暑さを快適に過ごしています。

兵庫県小野市、私たちの住まいの、すぐご近所出身のレゲエアーティストJING  TENGさんは、素敵な数少ない日本人レゲエアーティスト。朗々と伸びやかな声で歌う日本語のレゲエは、とっても心地いい。

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島本契司 木のしごと土のしごと展

作品の納品の帰りに、親しくしていただいている作家の島本契司さんの「木のしごと 土のしごと 展」を見てきました。
7月29日〜8月3日まで、神戸市中央区の「ギャラリーあじさい」で開催されています。
島本さんも私も、以前から、木工作品を日本クラフト展や朝日現代クラフト展に何度か応募していて、お互い兵庫県在住者として、名前と作品を目にする機会が度々ありました。
島本さんの作られる作品は、とてもユニークでストーリー性があっておもしろいものが多く、どんな方だろうかととても気になっていたのですが、昨年、私が所属している公益社団法人 日本クラフトデザイン協会に島本さんが入会され、お会いする機会を得ることができました。
島本さんも私のことが気になっていたそうで、お互いにお会いできたことで、親しくさせてもらっています。ただお互いに描いていた作家イメージとは全く違っていたのが、笑えます。
今回の島本さんの作品は、木と陶の器を中心に展示されていますが、特にフリーハンドで手彫りされた木の器は、フリーハンドのおおらかなラインが自然で、木の表情にも味わいがあって、とても素晴らしい作品に感じました。
機会がありましたら是非ご覧いただければと思います。

会場 ギャラリーあじさい  兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ東館2F
期間 7月29日(火)〜8月3日(日) 11:00〜18:00 (最終日は17:00まで)

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2014年7月29日 | カテゴリー : 作家の方々 | 投稿者 : えらむ