木の器づくり

サラリーマンをしていたころは、社会人山岳会に所属し休日のほとんどを山で過ごす日々を送っていました。そんな日々を過ごす中で、いつも山の見えるところで生活したい、木や森に囲まれて暮らしたいと思うようになり、いつかそんな生活ができないかと考えるようになりました。
山の本ばかり読んでいた時に、工業デザイナーの秋岡芳夫氏やオークビレッジの稲本正氏の本と出会い、木の道具の素晴らしさや木と暮らすことの良さを知り、私が漠然と考えていたことがここにあるような気がしました。何か自分でも木で何かできないかと言う思いから、機械や場所がなくても木を手で彫って器をつくることならできるのではないかと言う思いからスタートしたのが、木を手で彫る刳りものの器づくりでした。
それから多くの方の作品に触れ、多くの方のアドバイスや指導を受けながら、ひたすら試行錯誤をくりかえし木の器づくりを続けてきました。とても遠回りをしましたが、昨年サラリーマンを退職し、刳りものの木の器づくりを職業として生活することをスタートしました。

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