栗の大椀

栗の木で大きなお椀を作りました。
直径13センチ、高さ7.5センチで、一般的なお椀にすると少し大きく、丼鉢にすると少し小ぶり。
お椀と丼鉢の中間ぐらいの大きさ。
最近なぜか、このサイズのお椀を欲しいとおっしゃる女性の方が多くなったような気がします。
お椀と丼鉢の兼用として、お汁もの、丼もの、麺類など、少なめの程よい量を食べるのにいいようです。
丼鉢だと大きくて、ちょっと重くて、がっつり感がありますが、このサイズのお椀だと、気軽に使えるようです。
木製なので、陶製に比べると軽くて、熱さも伝わりにくい点も好まれるところです。
木工ろくろは使用せず、ゆるやかにフリーハンドで彫り上げて、拭き漆塗りで仕上げています。
この作品は、9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮しの工芸にて開催の、丹波焼のコウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による、「陶と木のある食卓」展で展示販売の予定です。
期間中は、終日在廊予定にしています。(不在の場合もありますので、その際はご了承ください)
機会がありましたらお立ち寄りください。

栗の木の丸盆を彫る

栗の木で丸盆を彫りました。
直径35センチで、私が彫るお盆の中では、一番大きなサイズ。
厚さ2センチの栗の板目の板で、軽くて板目の杢目がきれいなお盆ができたかなと思っています。
どうしても薄くて広いお盆にすると反りが気になるところですが、この木は長く養生していても、なぜかほとんど反らない優秀な木。
木工ろくろは使用せず、バンドソーで丸くカットして、手で彫っています。端正なきれいな丸ではありませんが、私はこの少しゆるい感じが好き。
薄いお盆は、持ちにくくなるので、縁に少し丸く段差を付けています。
塗装は、ウレタン含有の植物性オイル(オリオ2)を塗布しています。食品衛生法をクリアーした安全な塗料で、ほとんど色移り、匂い移りがないので、食品を直接盛り付けることもできます。
塗装しても浸透性が高いので、塗膜を作らず自然な木の質感が良い感じです。
9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮しの工芸にて開催の、丹波焼のコウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による、「陶と木のある食卓」展で展示販売の予定です。
期間中は、終日在廊予定にしています。(不在の場合もありますので、その際はご了承ください)
機会がありましたらお立ち寄りください。

 

栃の板皿

きれいな杢目の栃の木があったので、板皿を作りました。
全体的に、ひび割れや、入皮のある板でしたが、落ちついたテキスタイル模様のような雰囲気があったので、板皿として表現してみました。
裏表、どちらも捨てがたい表情があったので、裏表どちらでも使えるようにしています。
きれいな杢目模様を少し落ち着いた表情に見せるために、漆に少し煤を混ぜて、モノトーンの表情にしました。
何とか意図した雰囲気になったと思います。
銘々皿や料理皿、飾り台などとして、いろいろな場面で使っていただければと思います。
9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮しの工芸にて開催の、丹波焼のコウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による、「陶と木のある食卓」展で展示販売の予定です。
期間中は、終日在廊予定にしています。(不在の場合もありますので、その際はご了承ください)
機会がありましたらお立ち寄りください。

東京 日本橋高島屋 暮しの工芸での展示会

来月、9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮しの工芸にて、丹波焼のコウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による「陶と木のある食卓」展をさせていただくことになりました。
この度ご縁をいただいて、同じ兵庫県内の陶芸家コウホ窯の市野吉記さんと展示会をさせていただくことになりました。
市野吉記さんの陶芸作品は、とても人気が高く、日本橋高島屋さんでも何度か展示会の経験のある方なので、市野吉記さんの仕事場が、私の工房から車で45分ぐらいのところということもあって、直接お会いして、展示会ことを教えていただいたり、打ち合わせをさせていただいたりしています。
私は、東京の百貨店での初めての展示会ということもあり、定番の作品に加えて、一点ものの作品などもできるだけ作っていきたいと思っています。
展示会の期間中は、終日在廊予定なので、関東方面の方と直接お会いできることを楽しみにしております。
だた、新型コロナウイルスの感染状況により、在廊の変更もありますのであらかじめご了承ください。

コウホ窯 市野吉記・工房えらむ田中陽三「陶と木のある食卓」展
9月7日(水)~13日(火)(営業時間につきましては、日本橋高島屋S.C.のホームページをご覧ください)
東京 日本橋高島屋 7F暮しの工芸

2022年8月3日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

タモの木の皿仕上がり

先日作っていた、タモの木の皿の漆塗りが終わりました。
美しい杢目のタモの板があったので、木工ろくろは使わず、かんなで削り出してざっくり仕上げています。
美しい杢目のお皿ですが、あまり杢目が強すぎると食器として使いにくいところもあるので、拭き漆塗りの色合いを調整して、落ち着いた雰囲気に仕上げることにしました。
このタモの木の力のある杢目の美しさを残しつつ、料理が映える皿として、杢目が目立ちすぎないように、漆に煤などを調整しながら混ぜ、拭き漆塗りを重ねていきました。
果たして意図した通りになっているかと言うと、評価が分かれるところかもしれませんが、自分なりに表現したいお皿になったかと思っています。
このお皿は、9月7日~13日に東京 日本橋高島屋7F 暮らしの工芸で開催予定の、コウホ窯 市野吉記さんと工房えらむ田中陽三の二人による「陶と木のある食卓」展に出品予定です。

 

工房えらむ 木の器と織の自由時間 展終了しました

2022年6月21日より26日まで、兵庫県芦屋市にあります、ギャラリーPawにて「工房えらむ 木の器と織の自由時間」展を開催しておりました、展示会が終了しました。
「工房えらむ 木の器と織の自由時間」と題して、木の器製作の田中陽三と手織りの田中雅子の夫婦での展示会として開催し、日頃製作している木の器や手織り作品の定番的なものから、いろいろな切り口と自由な発想で製作した、ちょっと遊び心のある立体や平面作品なども展示販売させていただきました。
期間中は暑い中、沢山の方に会場にお出でいただき、本当にありがとうございました。
今回は、アートギャラリーでの展示会と言うことで、少しアート的なことを意識して展示作品を作ったりしましたが、日頃作りなれないものを作るというのは、なかなか難しいく、付け焼き刃的な作品は、お恥ずかしい限りです。そんな作品でも見ていただいて、面白いと興味を持っていただけた作品もあって、日頃の制作の幅を広げるきっかけになったかなとも思います。
アートギャラリーならではのお客様や、いろいろな出会いもあり、とても充実した時間をすごすことができました。
この度の展示会に際しまして、私たちの作品を見に来ていただいたお客様、ギャラリーにご推薦いただいた作家の方、親切丁寧にに対応していただいたギャラリーオーナーの方、に心よりお礼申し上げます。

2022年6月29日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

工房えらむ 木の器と織の自由時間展開催中

2022年6月21日より26日まで、兵庫県芦屋市にあります、ギャラリーPawにて「工房えらむ 木の器と織の自由時間」展を開催しています。
「工房えらむ 木の器と織の自由時間」と題して、木の器製作の田中陽三と手織りの田中雅子の夫婦での展示会です。
日頃製作している木の器や手織り作品の定番的なものから、いろいろな切り口と自由な発想で製作した、ちょっと遊び心のある立体や平面作品なども展示販売しています。
木のものは、器、皿、お盆、スプーン、カトラリーレスト、フラワーベース、木のオブジェ、ボタン、キーホルダー、端材のコラージュ作品、漆絵など。
布ものは、マフラー、タペストリー、コースター、テーブルクロス、バッグ、ウェア、ブローチ、アクセサリーなど。
最終日6月26日(日)は、夫婦で在廊しています。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。
会場 ギャラリーPaw 兵庫県芦屋市精道町2-15
期間 2022年6月21日(火)~26日(日) 12:00~18:00 (最終日は17:00まで)

2022年6月24日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

ギャラリーPawでの展示会搬入

2022年6月21日より26日まで、兵庫県芦屋市にあります、ギャラリーPawにて「工房えらむ 木の器と織の自由時間」展を開催いたします。
本日は、ギャラリーへの作品の搬入と展示を行いました。
「工房えらむ 木の器と織の自由時間」と題して、木の器製作の田中陽三と手織りの田中雅子の夫婦での展示会です。
日頃製作している木の器や手織り作品の定番的なものから、いろいろな切り口と自由な発想で製作した、ちょっと遊び心のある立体や平面作品なども展示販売します。
会場のギャラリーは、阪神芦屋駅、JR芦屋駅から徒歩10分ほどの芦屋市内の瀟洒な住宅街にあります。
6月21日(火)、23日(木)、26日(日)は、夫婦で在廊しています。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。

会場 ギャラリーPaw 兵庫県芦屋市精道町2-15
期間 2022年6月21日(火)~26日(日) 12:00~18:00 (最終日は17:00まで)

 

2022年6月20日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

工房えらむ 木の器と織の自由時間展

2022年6月21日より26日まで、兵庫県芦屋市にあります、ギャラリーPawにて「工房えらむ 木の器と織の自由時間」展を開催いたします。
工房えらむは、木の器製作の田中陽三と手織りの田中雅子の夫婦のユニットですが、久しぶりに夫婦での展示会です。
今回は、アートギャラリーを会場に「工房えらむ 木の器と織の自由時間」と題して、木の器や手織り作品の定番的なものから、いろいろな切り口で自由な発想で製作した、ちょっと遊び心のある立体や平面作品なども展示販売します。
工房えらむの自由時間をお楽しみください。
会場のギャラリーは、阪神芦屋駅、JR芦屋駅から徒歩10分ほどです。
どうぞお気軽にお立ち寄りください。

会場 ギャラリーPaw 兵庫県芦屋市精道町2-15
期間 2022年6月21日(火)~26日(日) 12:00~18:00 (最終日は17:00まで)

在廊日 6月21日(火)、23日(木)、26日(日)

2022年6月12日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ

工房えらむ10周年工房展終了しました

2022年、工房えらむ10周年工房展が終了しました。
期間中は、連日沢山の方に工房にお出でいただき、本当にありがとうございました。
10周年とは言え、特別なことは何もできていない展示会でしたが、木の器や織物に興味を持たれた沢山の方に、足をお運びいただいて感謝の思いでいっぱいです。
工房のご近所さん、私たちの展示会には、ほぼ必ず来てくださる方、新聞の案内を見ていただいた方、SNSつながりの方、またそのお出でいただいた方の投稿を見て来ていただいた方、生まれ故郷の幼馴染、道に迷って困っていたところを、親切に案内してくださったご近所の牧場の方の案内で来られたお客様、その親切な牧場の方が良かったと聞いて、牧場と工房の両方を訪ねてこられた方など、いろいろな出会いがありました。
10年なんとか続けてこられたのは、本当に皆さんのおかげと、思いを新たにする機会となりました。
お出でいただいたのに、ゆっくりお話もできず、充分な対応ができなかった方には、本当に申し訳ございませんでした。
この度の工房展では、いろいろ激励や期待の言葉をいただき、なんとかこれからも頑張って行こうと言う思いを新たにしました。
工房展の最後に、幼馴染が連名で送ってくれたお花と工房で記念撮影をして終了としました。
工房えらむ10周年工房展にお出でいただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。

2022年5月3日 | カテゴリー : 展示会 | 投稿者 : えらむ