ケヤキの大皿の拭き漆塗りを終えて仕上がったものです。
丸いお皿ですが、木工ろくろは使用せず、手で彫って、仕上げは四方反りの豆鉋を使用して仕上げています。
この真円ではない丸い皿、手彫りと鉋仕上げの手の跡のテクスチャーを生かすため、拭き漆塗りの色を微妙に調整しながら仕上げました。
なんとか、意図した雰囲気に仕上がったと思います。
お皿の端に、節のような小さな欠けがありますが、これも自然の表情を付け加えてくれているように思います。
この作品も、2024年11月21日(木)~26日(火)まで神戸三宮駅地下街のさんちかホールにて開催の「第16回 くらしの工芸展」に出品予定です。
機会がござましたらご覧ください。

