夏めくクラフト展終了のご報告

ギャラリーふく蔵での「夏めくクラフト展」は、昨日をもちまして、無事終了いたしました。
お出でいただいたお客様、ご購入いただいた皆様、お店の皆様、ご一緒いただいた作家の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
最終日にお出でいただいたお客様が、私の器をご購入いただき、レジでお支払い際の抽選会で、特賞を引き当てると言うサプライズがあり、お客様と一緒に大喜びすると言う楽しい出来事もありました。
工房敷地にある枇杷の実が、熟し始めました。ほとんどカラスに食べられてしまうのですが、せっかくなので、わずかに残った枇杷の実を器に入れて記念撮影しました。
器は、栗の木を彫って、中央に麻布を漆で貼った、30センチのお皿です。

グミと片口

工房の敷地に自生しているグミの実もほぼ終わりとなり、熟するほどに野鳥に食べられていきます。
わずかに残ったグミの実を、栃の木を彫って拭き漆塗りで仕上げた、浅い片口に入れてみました。
片口は、気ままにフリーハンドで描いたラインに沿って彫り上げたものです。
堅苦しくなく、自由な雰囲気が気に入っています。
浅い片口なので、ちょっとした小鉢として使っても楽しいと思います。

 

グミの実と舟形盛器

工房の片隅に自生するグミの実が熟し始めました。
ちょうど田植えの時期に実るので、田植えグミや苗代グミと呼ばれたりするものもあるのですが、最近は、温暖化のせいか、熟するのが早くなっているように思います。
実が赤く熟するまでの、グラデーションがきれいなので、栗の木で作った舟形の盛器に入れてみました。
幅7センチ、長さ72センチの、拭き漆塗りのロングサイズで、ほとんどオブジェのような器。
いくつか作ってみましたが、こんなのは売れるのかなと思っていましたが、一番最初に購入いただいたのはヨーロッパの方でした。

木の角鉢とイチゴ

工房の畑で採れたイチゴを、栗の木を彫って、拭き漆塗りで仕上げた角鉢に入れてみました。
工房の隣の畑に植えたイチゴが、良い出来とはいえないもいのの、まあまあ収穫出来て、今年は沢山いただきました。
市販のイチゴは、とても甘くて、ほとんど酸味がないものが多いのですが、我が家のイチゴは、酸味があって、ほどよい甘さで、とても好みの味です。
ほとんど小さなものばかりですが、稀にできる、ちょっと大きくてかたちのいいものを、自家製の木の鉢に入れてみました。
漆塗りの器に、果物も合うような気がします。

2023年工房のミツバツツジの満開

2023年工房のミツバツツジが満開です。
年々、開花の時期が早まっているような気がします。
昨年は、桜とミツバツツジの満開が同時だったような気がします。
工房の土地に最初から自生しているもので、工房に贈られた花束のようでとても気に入っています。
最近は、作品製作の投稿が少なくなって、季節の花の投稿ばかりになっているようですが、季節ごとに工房の木々の表情が変わりますが、こんなささやかな出来事が何とも嬉しく感じます。
作品製作は、ほとんど休まずやっているのですが、年々仕事のスピードが落ち、納品までお待たせする時間が長くなり申し訳なく思う日々です。
2023年4月9日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

アセビの花

工房の建物のすぐそばに自生している、アセビの木の花が満開になりました。
まだ、肌寒い早春の時期に、いち早く可憐な花をたくさん咲せるアセビの花は、なんとも華やかです。
可憐な花とは裏腹に、アセビは馬酔木と書き、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という所から付いた名前であるとされているそうです。
有毒成分を含む木ですが、白いスズランのような花をたくさん付けて、花の少ない季節に、目を楽しませてくれます。
3月に入って、工房の周りでは、ウグイスの鳴き声も聞かれるようになりました。
寒さの苦手な私にとって、暖かい春が待ち遠しい限りです。

2023年3月4日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2023年の雪の日

2023年1月、10年に一度と言われる寒波の到来とかで、昨夜から工房のある辺りも雪が降り始めました。
今朝のSNSの投稿は、だれもが降雪の写真の投稿で持ちきり状態。
40センチ積もったとか、80センチ積もったとか、雪かきに追われる投稿に目を奪われます。
私の工房に来られる人の多くの方が、冬は雪で大変でしょうねと言われますが、実際はほとんど雪が降らない地域で、年に2~3度、5センチぐらい積る程度です。
それでも大寒波の降雪後の今朝の工房仕事は、ちょっと無理と判断してお昼に工房へ。
みなさんの投稿にあるような雪景色の工房を想像していたのですが、お昼には雪は、ほとんど解けてしまって、期待していた雪景色と言えるような風景はありませんでした。
大量の降雪で、困っておられる地域の方からすると、こんな投稿は失礼かと思いますが、ささやかな工房の季節の風景としてお許しください。

 

2023年1月25日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2023年 明けましておめでとうございます。

2023年 新年明けましておめでとうございます。
昨年は、多くの方のお世話になりありがとうございました。
これまで続けてこられたのは、皆様の方のおかげと感謝しています。
まだコロナ禍の脅威は続いていますが、私たちの作るものや工房活動を通じて、少しでも暮らしに潤いを感じていただければと思います。
今年も小さな林の工房で、自然と寄り添いながら、気負わずじっくりと作品作りに取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(写真は、私のコレクションの古い菓子木型です。)

2023年1月1日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2022年の大晦日

工房えらむも2022年の大晦日を迎えました。
相変わらずの製作スピードの遅さ、技術の無さ故、納品に時間がかかるなど、順調な作品作りには程遠い一年でした。
とりわけ今年は、仕事の疲れの蓄積なのか、歳のせいなのか、肩こり、首こりに悩まされ、思うように作品作りの出来なかった1年でもありました。
来年は体を労わりながら、皆さんに楽しんでいただける質の高い作品作りに重点を置いて、活動して行きたいと思います。
工房での大晦日の締めくくりは、新年への思いを込めて、自分で作ったしめ縄を飾りました。
藁は実家の田んぼから、ウラジロや松やナンテン、マンリョウ、竹など、すべて近くの雑木林などからの頂きもの。
自然からの頂き物で仕事をさせていただいていることに感謝して、その思いをしめ縄に込めて、新年を迎えたいと思います。
この一年本当に沢山の方のお世話になりました。
皆様に心より感謝申し上げます。

 

2022年12月31日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ

2022年薪ストーブの季節

2022年、今年も工房では、薪ストーブの季節を迎えました。
ローコストで、廃材を使って手作りした工房の建物なので、荒壁だけで、断熱材の入っていない建物は、冬の寒さがとても堪えます。
冬を乗り切るには、薪ストーブは必需品です。
今年はいろいろあって、薪作りをさぼっていたため、ほとんど薪の貯えが出来ないまま、冬を迎えてしまいました。工房の仕事で出でる端材でしのいでいますが、それもすぐ尽きてしまいそうな感じです。
日頃から、こまめに薪づくりをしておけば良かったのですが、毎年この反省は生かされず、さてどうしたものかと思う日々です。
しばらくは、工房から出た端材と、稲作をやっている友達に持って来てもらった、使わなくなった稲木が同頼みの綱です。

2022年12月6日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ