工房の片隅に、ストーブの薪にしようとして、二股になっていたり、太かったりして割るのが大変なので、2、3年ほっておいたコナラの木数本にキノコが生えてきました。
どう見ても椎茸に見えるので、とても気になっていたのですが、食べる勇気がなくそのままにしていました。
工房を時々訪ねて来る、植物に詳しい知り合いの女性に見てもらったら、「こりゃ 椎茸だよ」と言って、すぐに焼いて食べてみて、間違いないと、「ほら 食べてごらん」と勧められ、恐る恐る食べてみると、まさしくしいたけの味と香り。
その後、腹痛をおこすこともなく、椎茸であることを確信しました。
特に近くに椎茸栽培をされているところもないことから、自然に椎茸の菌が繁殖したようです。
以来、有難く、市販のものより味濃く、香り高いと感じる天然の椎茸を頂く日々です。
決して山深いところでもない、平凡な田園地帯なのですが、野生の力が残っているのが、嬉しく感じます。