工房 えらむ

木の器と手織の工房

人間国宝 村山 明 木工芸の世界 展

人間国宝 村山 明 木工芸の世界 展

昨日は、尼崎市総合文化センターで開催されている「木に活きる50年 人間国宝 村山明 木工芸の世界」展を見てきました。
私が、ほとんど独学で刳りものによる器作りを始めたころ、もう30年ほど前の話ですが、どうしても作った木の器に拭き漆塗りがしてみたかったのですが、漆塗りを習う場所がなかなかありませんでした。
そんな時、当時、村山 明さんが講師を務めておられた、大阪のカルチャー教室に長く通っておられた方と知り会って、拭き漆塗りのごく基本的なことなら教えてあげましょうと、その方の手ほどきで、拭き漆塗りを始めたのが、漆を扱う出発点でした。
その方は、村山先生は、拭き漆塗りは、いかに研ぎを丁寧に根気よくするかが、大切な事だとおしゃっておられたと言うのが、今でも頭に残っています。
村山 明さんから直接手ほどきを受けた訳ではまったくありませんが、そのエッセンスのようなものは、私の漆塗りにほんの少しは残っていると思います。
そして確か1991年に初めて、うめだの阪急百貨店で開催された村山 明さんの個展を見に行って、その作品の美しさとすごさに圧倒されました。
ちょうど在廊されていた村山さんに直接、漆塗りの技法について質問させていただいて、丁寧に対応していていただいた記憶があります。
正直、それ以来、沢山の作品を見る機会がなかったのですが、村山さんが人間国宝となり、尼崎市の出身ということで、尼崎市での作品展の機会が持たれたようです。
凛とした造形美と、木の美しさを最大限に引き出した漆塗りの作品はどれも素晴らしいものばかりでした。
会場で上映されていた、文化庁制作の「村山 明のわざ」と言う30分ほどの、ひとつの作品の木取りから出来上がりまでのビデオを食い入るように見て帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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