栗の木で面取りだ円箱を作りました。
蓋物の箱としては、小さなものです。
縦13.5×横8.5×高さ7.5センチで、深さは4.7センチの手のひらサイズ。
以前から作りかけて途中になって、他の仕事をしてそのままになっている作品がいくつもあります。
久しぶりに、制作途中の作品を完成させました。
口径の小さな蓋ものは、ドリルで下穴を開けて、ノミで彫るのですが、深くなるとなかなか作業がしにくくなります。何故かこんなのが好きで、以前は気まぐれに良く作っていました。
木工ろくろで、茶筒のようなものを手際よく作られる方が多いので、私は手彫りでしかできない、だ円にしています。
面取りをして、つや消しの黒漆で仕上げると、少しシックな、民芸基調の雰囲気の蓋物になったかなと思います。
さて、用途はと言うと、おまかせしますとしか言えない作品です。