コロナ禍で、自由に海外を行き来できない日々が続いていますが、こう言う状況になると無性に海外に行ってみたくなります。
ちょうど5年前の11月、ベトナムの手仕事を訪ねることをメインに海外旅行に行ったことが思い出されます。
旅の詳細は、当時のブログに投稿しましたが、ちょっと思い出深かったのが、ハノイから山岳地帯の村に行くのに始めて乗った、ベトナムの寝台夜行バス。
一般的な観光バスの中がすべて二段ベッド構造で、座席は、ほぼフラットに近い傾斜のシートが並んでいて、前の人のシートの下に足を潜り込ませるような状態で、寝るようになっています。柔らかいシートで毛布のようなものもついていて、足を延ばして楽な姿勢で寝ることができます。シートベルトのようなものは無かったように思いますが、トイレはついていました。
二段ベッド寝台バスは満席で、初めて経験する雰囲気に圧倒されましたが、私は、上段に乗車しましたが、とても寝心地が良く、爆睡状態で目的地に着きました。
乗車後に、隣で寝ていた若いイタリア人夫婦に、私たちは、揺れて眠れなかったけど、あなたは爆睡状態だったな!と言われて、乗り心地が悪いと不評だったようですが、私は前日に、予約していた安宿がオーバーブッキングで寝るところが無く、物置のようなところにマットを敷いて寝たので、睡眠不足だったことが幸いしたのかもしれません。
それを差し引いても、この日本にはない寝台バスは、私には快適そのもでした。
いつか日本でも、こんな寝台バスが走るようになればいいのになと思うのですが、日本の交通法規上では、無理でしょうか。
それにしても、早く世界を行き来できる日が来ることを願ってやみません。