栃の木で、直径28センチの深皿を彫りました。
最近は、大きめのお皿にいろいろな料理を盛りつけていただくための、ワンプレート用のお皿の需要が多くなりました。
今回製作したのは、直径28センチ、深さ3センチの少し広めで、深いワンプレートなので、いろいろな種類の料理を余裕を持って、自由に盛りつけて楽しむことができます。
同じ器を複数作る時は、一応型紙に添って作るのですが、彫るのは、かなり大雑把な彫り方なので、みんな微妙に不揃い。
なので、シンメトリックな緊張感のある器とは程遠く、ふわりとした雰囲気の、どちらかと言えば家庭料理の似合う器と言ったところです。
これから拭き漆塗りで仕上げます。
栃の木のおもしろい杢目も浮かび上がって、少し彩を添えてくれそうです。