工房 えらむ

木の器と手織の工房

11日

シロバナタンポポ

工房の敷地の片隅に、白い花のタンポポが今年も咲きました。
元々敷地に生えていたタンポポではなく、植えたもの。
そして飛んだ種から、わずかにその株を増やしています。
「シロバナタンポポ」と呼ばれる数少なくなった、日本の在来種のタンポポ。
数年前、京都府綾部市の山間いの古民家で、吹きガラス工房をされている作家さんを訪ねた時、田んぼのあぜ道や河原に、見慣れない白い花の大きなタンポポが咲いているのに感激して、河原に生えていた株を少し持ち帰って、工房の敷地に植えたもの。
今、野原でみられる黄色い花のタンポポは、ほとんどが外来種のセイヨウタンポポで、日本の在来種は、ごく僅かしか残っていないとのことです。
外来種のセイヨウタンポポは、乾燥に強く、アルカリ性の土壌を好むなどの性質により、日本の国土が都市化したことで、その勢力を拡大し、在来種を追いやってしまったようです。
そんなタンポポの世界で、白い花を咲かせながら、種を守り続けている姿が、とても気に入っています。

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