工房はジョウビタキの縄張り

小さな小さな雑木林のある工房ですが、いろんな野鳥がやって来ます。
仕事場の傍らには、いつも双眼鏡を置いておいて、めずらしい鳥が飛んで来ると、バードウォッチングを楽しんでいます。
工房の二階東側は、全面ガラス張りにしていますので、時間によりガラスに外の景色が映り込んで、雑木林の延長と勘違いして野鳥が時々ぶつかります。いわゆるバードストライクという野鳥の事故で、気絶する程度なら良いのですが、時として絶命していることもあり、なんともつらい気分になります。最近バードストライク防止用のシールを、日本野鳥の会から購入してガラスに張っているので、事故はかなり少なくなりました。
ところが最近、ガラス窓にしきりにぶつかる鳥が現れました。バードストライク防止用のシールをものともせず、小さな鳥が体当たりを繰り返しています。野鳥に詳しくないので間違っているかもしれませんが、その鳥を図鑑で調べたところ、縄張り意識の強いジョウビタキが、ガラスに映った自分の姿を敵と思い、攻撃しているようです。
そんな光景を見ている私は楽しいのですが、ジョウビタキは、縄張りを守るため必死なのでしょう。
命がけで守ろうと頑張っている縄張りが、私の工房の小さな雑木林であることが、なんとなく嬉しいことに感じます。

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2013年12月16日 | カテゴリー : 工房の四季 | 投稿者 : えらむ